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変人?落合

2022-02-02 14:05:25 | 本・雑誌
図書館からお借りしてきた本です。



『落合博満論』(ねじめ正一著・集英社新書・2021年6月22日刊)。

何か月か前に予約したのですが、やっと。
まだあとに10人ぐらい待っておられます。
早く読んで回さなくっちゃ。
落合博満さんのこと、嫌われ者のように思われているふしがありますが、わたしは凄い人だと思っています。
チームを優勝させて辞めさせられた(?)監督さんですからね。
「あいうえ おちあいくん」を書いた絵本作家の武田美穂さんとねじめさんとの対談の章にこんなことが書かれています。

 武田 「普通の野球人とプライドの持ち方がちょっと違うんでしょうか。俺は監督だぞ、みたいな、立場や地位へのプライドはまったくなくて、でも、野球選手としての自分に対する責任とプライドはあるから、最初は首位打者を連続して獲りたい、やがて三冠王をもう一度獲りたい、とはなる。権力や地位志向じゃなくて、とても合理的ですよね。繰り返しちゃいますが、やはり、何といっても群れないスタンスが格好良い。(略)落合さんの代名詞「変人」は、(略)群れに属して、必要ならば忖度することもよし、とする日本人気質とは相容れない、おのれにとって「真っ当なこと」を貫く態度から冠されたと思っています。」
(略)
 ねじめ 「(略)落合は東芝府中に臨時工で入ってます。彼が中日の監督になってからも財界人に挨拶せず、球団幹部を困らせていたのは、その時の社会や組織の隅っこにいた目線があったのではないかと思っている(略)」


落合さん、阪神に来てくれないかなあ。簡単に優勝するでしょう。
でも無理でしょうね。ファンが許さないし、会社も呼ばないでしょう。
阪神では、野村さんのようにつぶされてしまうでしょう。それを予測して落合さんも阪神には決して来ないでしょうね。
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