喫茶 輪

コーヒーカップの耳

双子?

2010-02-13 12:43:50 | 日記

                                                    Cimg0358

「宮水ジュニア将棋教室」今年度後期、全7回シリーズの今日は第6回目。

いろんな学校からやって来るので、初めは緊張気味だったが、回を重ねて友達も出来、楽し

そうに集まって来る。今日は、ほぼ全員出席。

そして、中にこんな二人が。

Cimg0469  「君ら、おんなじ親か?」と聞くと、

「違う違う!」

 わたしは分かっていて聞いた。

「ほんなら、友達同士?」

「違う違う!」

「ほんなら、親が友達?」

「違う違う!」

 彼らは、学校も学年も違う。全くの偶然で今日同じ服を着てきていたのだ。

90分の講座を終えて、

「次は最終回です。何か楽しいことをやります。出来るだけ出席してください。もうわたしに会

えなくなるかも知れないのですよ」と挨拶して終える。

帰り支度をしていると、一人の受講生がやって来て、

「僕、次は野球の試合があるので来れません。これまでありがとうございました」と礼儀正し

く挨拶。

わたしは「また次年度のに応募して来てな。抽選になるやろけど」と話して別れた。

 次、最終回は将棋大会をしてやる。

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宮崎修二朗氏

2010-02-12 21:08:30 | 日記

山「さあ、行こ」

「ありがとうございました」

山さん、出て行きかけて、「今、なに言うた?出て行ってくれてありがとう、て言うたやろ」

「よくお分かりで」

14日は日曜日でうちは休み。で、今日見えたお客様にチョコレートを出す。

定食のお盆に乗せられたチョコを見て、中林さん、

「俺、チョコレート定食は頼んでないで」

わたしにも今日は、うら若き女性や人妻からチョコが。

吊るし柿のように古びたマスターにも「愛の」というか「憐みの」というか、ありがたいことであ

る。

今日の神戸新聞夕刊に、大仏次郎の記事が写真とともに。

Cimg0468これは「輪」にある、大仏次郎の直筆。きっちりした字を書かれたのですね。

記事は、大仏が戦後間もないころ、GHQの検閲で削除を受けた話。

仇討の話題は不許可だったと。

兵庫県文学界の至宝、宮崎修二朗氏来店。今日も貴重な話をたくさん聞く。

出てきた名前、以下。

頴田島一二郎、小林武雄、落合重信、司馬遼太郎、須田剋太、栃折久美子、富田砕花、石

上玄一郎、藤村雅光、小出楢重、他いっぱい。

そして、修二朗氏から貴重な写真を託される。

昭和24年ごろの富田砕花氏。蔵の中の書斎でのもの。

回りは本の山。煙草を片手にどなたかに話しかけておられる姿。国際新聞の取材に応じてい

るもののようだ。直筆で署名されている。

これは安易に、ここにアップすることはできない。

「輪」は明日から二日間、休ませていただきます。

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小石

2010-02-11 14:24:55 | 日記

Cimg0066

娘の誕生日が2月7日、そしてその婿の誕生日が今日11日。ということで、孫二人を預かって

いる。

  

滉が小石を知らぬ間に表に並べている。

去年の秋、今津の浜で滉が拾って来た小石だ。

     「小石」

   今津の渚で

   石を拾う

   雲の形

   動物の形

   山の形

   大小取り混ぜ

   計七個

   両手に抱えて運んでくる

   落ちると

   また一から拾い直し

   エッチラオッチラ

   運んでくる

   大事そうに

   生き物のように

   宝物のように

   胸に抱えて

   今 玄関先に

   それらの石が

   北斗七星のようにCimg0466

   並んでいる。

これはその時作った、まだ荒削りの詩だ。

(この詩をもう少し推敲して次の同人誌に載せる)

この小石をわたしは宝物のように感じて、無くさないように店の中に置いておいた。

それを今日、滉が見つけて、知らぬ間にまた表に並べていたのだ。

なぜか涙が出る思いがする。

今津の浜は、滉にとって、かなしみをも癒す思い出多い場所なのだ。

今夜は将棋会。祭日なので参加者は多分少ない。特に子どもの参加はこれまでの例から少

ない。それでも10人ぐらいはやって来るだろう。私を待っているから、行かなくてはならない。

先ほど将棋会から帰って来た。はやはり参加者が少なかった。子どもも5人来ただけ。祭日

を休みと思ってる子も多く、しかもこんなに寒い雨の夜だから。行き帰りに事故に遭っても困

る。

中学3年の子の相手をした。平手戦。長く相手をしてやっていなかったが、やはり知らぬ間に

強くなっていた。町の道場では初段で通るだろう。しかし平手では負けてやるわけにはいかな

い。2番、済んだあと最初から並べ直して指導する。素直に聞いていた。この子は小学校3,

4年の時から来ている。素直に成長していてうれしい。

明日12日の「輪」のお勧め定食は「手作りハンバーグ」です。

粕汁もついてます。お待ちしています。

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小学校将棋クラブ

2010-02-10 19:02:56 | 日記

Cimg0066

山「ネコや。娘がひろて来たネコや。死にかけてたんをひろてきて育てたんやけど、大っき

なりよって、家の中を我が物顔で歩きまわっとる。しかも暴れんぼうや。嫁はんが困りよって、

背中にガムテープを貼りよった。そしたら、あら不思議、えらいおとなしいになりよった」

「えっ?ゴンタはあんたやろ。ほんで、あんたが頭にガムテープ貼られてるんとちゃうん。ほ

んで頭がそないになった?」

これは例によって、朝のカウンター席。

昼食時はまた別の常連さん。

中林さん「俺、昨日ここでトンカツ食うたのに、今日のお勧めがカツドンかよ。イヤガラセとち

ゃうん!?」

と言いながら「俺、カツドン!」とオーダーするのだ。

午後、近くの小学校の将棋クラブの指導に。

今日が今年度の最終回。

一学期からやって来たトーナメント戦の決着をつけなければならない。しかし時間が…。で、

準決勝と決勝を秒読みで。小学生にはかわいそうだったが、これも経験と。

優勝は、6年生のO君。「思い切り緊張した」と言ったが、良かった。

彼は部長として、この1年間よくやってくれた。賞品に、内藤国雄九段のサイン入り詰将棋の

Cimg0460 Cimg0461本をプレゼント。喜んでくれた。

最後に、わたしからちょっと挨拶。

「1年間私も楽しかったです。ありがとう。将棋は世界一素晴らしいテーブルゲームです。都合

で指せなくなったとしても、また思い出してやってください。それから、もしもプロになりたい時

がきたら、必ずわたしに相談してください。プロの師匠も中には駄目な人があります。いい師

匠を紹介しますから…」ほかいろいろと話して終了。

ほんとにみな、よくなついてくれて、楽しかった。また、来年度、新しい子との出会いが楽しみ

である。

明日、「輪」は休ませていただきます。

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咲友さま

2010-02-09 18:44:56 | 日記

Cimg0066

            

山「ゆうべから何にも食うてないんや。そやから、こんな店のこんなもんでも美味いなあ」

うちの定食を一口食べての一声である。

「食べてないて、どうしたん?奥さんまたストライキ?」

山「ちゃうわェ!胃の検査したんじゃ。ほんで、嫁はんに、異常なしやった、ゆうたら、

   ”なんや!“て、つまらんそうに言いよった」

      

Cimg0458 数年前に購入したシンビジュームです。

久しぶりに花芽が3本ついて、そのうちの1本の蕾がふくらんできました。

これを見たあるお客さんが「上手に育てはったねえ」

しかし、上手でもなんでもないのです。ただ水をやってただけの、捨て育てなのです。

このシンビジューム、名札に「愛子さま」と書かれています。

かわいい花がやがて咲きます。

わたしは名前を変えようと思っています。「咲友さま」と。

咲友(さと)は明日やってきます。Cimg0227

明日、10日(水)の「輪」のお勧め定食は「カツ丼」(880円)で

す。

よろしくお願いいたします。

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文庫本

2010-02-08 16:33:02 | 日記

Cimg0066

Cimg0454

店にある、本立ての一つである。ここから本を出して読む人はあまりない。

ところが今日、工事現場から見えた一人の職人さんが、よりにもよって文庫本を取り出され

た。

Cimg0455すぐに元に戻されるだろうと思ったが、食事中も手元に置き、食後もま

た読みふけっておられた。『町工場巡礼の旅』(小関智弘・中公文庫)という職人さんの世界を

書いた本である。小関さんは、旋盤工をしながら小説を書き、また町工場(まちこうば)からの

ルポルタージュをドラマチックに書き続けた人である。

現場を離れた今も、各地の町工場を訪ねたり、講演、執筆などに忙しくしておられる。小説を

書かれるだけに文章は読みやすい。 わたしの尊敬する作家である。

実はこの小関さんは、わたしが昔出した詩集『コーヒーカップの耳』を朝日新聞全国版の書評

欄に書いて下さった人である。杉山平一氏の紹介だった。実に誠実な人で、わたしが出す手

紙にもていねいな返事を下さる人なのだ。

その小関さんの本を夢中で読んでおられるお客様があってうれしかった。

神戸新聞夕刊随想欄、「ひとびとの跫音」と題して、詩人の季村敏夫さんが書いている。

ー(略)震災をめぐる[記憶・歴史・表現]フォーラムのメンバーのひとりである寺田匡宏は、普

遍的な映像作品を提示した。地震の時に胎内にいた子どもの震災の記憶である。生まれて

いないので、記憶などあるはずがない。ところが、地震のことを体験したかのように語りだ

す。なぜか。(略)-

 ここに出てくる寺田さんとは何年か前に2度ばかり面識がある。なかなか個性的で好感のも

てる青年であった。「輪」にも見えたことがある。やはり活躍しておられるのだ。良かった。

明日9日(火)の「輪」の日替わり定食は

「うどん・おにぎり」セット(780円)です。

よろしくおねがいいたします。

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田淵保さん

2010-02-07 13:14:08 | 日記

Cimg0451

立春も過ぎて、店の中にも一足早い春を、と絵を1枚替えました。

この絵は、1月5日にも紹介しましたが、昔、近所におられた田淵保さんのパステル画です。

生前はよく「輪」のコーヒーを飲みに見えてました。そして馴染みになったお客さんと、楽しそう

にプロ野球談議に花を咲かせておられたのでした。

最後の御病気の時は、わたしとわたしの息子とで、うちの車にお乗せして入院されたのでし

た。またお元気に帰ってこられると思っていたのですが…。

店には、いつも1枚は、この人の絵を飾っています。素人画家でしたが器用な人でした。

明日8日(月)の「輪」の日替わり定食は「豚肉しょうが焼き」で

す。

お待ちしております。

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堀口大學

2010-02-06 09:50:18 | 日記

Cimg0447

今朝の神戸新聞「正平調」にこんな文章が載っていた。

ー(略)「才ちさき生れなれども幸ひによき師父を得て長く学びぬ」詩人の堀口大学が、永井

荷風らを念頭につづった言葉だ。モンゴルから単身やってきた朝青龍関は、角界で「よき師

父」に出会えただろうか。伸びた鼻をへし折り、実るほどに頭を垂れよと諭す師父は、周囲に

いたか(略)-

朝青龍事件、責任は周囲の大人にあったことは明白である。引責引退すべきは誰か!

このページ、冒頭の写真はわたしの店、「輪」にある、堀口大學の直筆ハガキである。

     「詩は長い 一生の道」 堀口大學

もうひとつ大學の詩を、

     「わが詩法」

          言葉は浅く

          意(こころ)は深く

神戸新聞が「新・兵庫100景」を募集していたので、応募しておいた。

さて採用されるだろうか。記者にセンスがあれば必ず採用されると思うが。

但馬豊岡法花寺の剣蛇ヶ岳である。3,40分程度で登れるハイキングコースになっている。

ちょっとした広場のある頂上からの眺めが絶景。南側には「コウノトリ郷公園」。北側には小

天橋。知る人ぞ知る山である。

法花寺は「輪」の定食に使うお米の産地です。

144 148

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2010-02-05 20:29:31 | 日記

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神戸市消防局の情報誌、『雪』2月号を読む。

通巻704号。昭和24年創刊の神戸で最も歴史のある月刊誌である。

私の愛読するページは、畏敬する宮崎修二朗氏の「ことば探偵局」。

毎回、数語の言葉の解説が載っている。

Cimg0442

今号の中では、「クリカラモンモン」が面白く勉強になった。

「背中一面に彫った刺青のことですが、特に倶梨伽羅竜王(くりからりゅうおう)の図柄を彫っ

たもの。インドの古代言語サンスクリットの音写(※)で、不動明王の変化神である竜王を指

す仏教語。この写真のように火炎を背負った龍が岩の上に直立する剣に巻きつき、それを

切っ先から飲もうとしている図柄で有名です。語尾の紋々は「燃え燃え」が転じたとも、模様を

意味する「紋」を2つ重ねたものだとかの説があります。

   (※)2つの異なった言語の間で、一方の言語の語音をもう一方の言語体系の文字で書      

      き写すこと。」

何気なく知ったふりして使っている言葉をこのように解説して下さるありがたいページである。

今号では、他に、潮崎孝代さんの「みちくさKOBE」”六甲山の緑化を導いた人たちのこと“が

良かった。

六甲山に100年以上前に植林した、本多静六博士の話だが、彼女は偶然、その本田博士の

曾孫の遠山益(とおやますすむ)氏に出会い…。という感動的な話である。

潮崎さんには『ふと思った』という、いかにも人柄を表したいいエッセー集がある。(akaru)

明日6日、明後日7日は、「輪」は休業させていただきます。

また来週よろしくお願いいたします。

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有吉道夫九段

2010-02-04 22:31:27 | 日記

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「火の玉流」と呼ばれた、将棋の有吉九段(74歳)が引退との報道。棋界最年長の棋士だっ

た。淋しいことだ。

もう30年ほど昔、西宮の公民館では初めての将棋会を立上げた時、有吉九段に顧問になっ

て頂いた。その頃の将棋九段は今より余程値打ちがあった。九段位は、たしかA級に在位

し、タイトルを3回取った人のみが資格を有したと思う。大山、升田、中原、米長、加藤、二上

など、数えるほどだった。

その有吉九段に、まだ小学低学年だったわたしの息子は、指導将棋を指して頂いた。そし

て、記念にサインをして頂き息子は喜んだ。ところが、そのサインを自転車に乗せていて落と

して汚してしまい、すっかり落ち込んでしまった。わたしは、「有吉九段に事情を手紙に書いて

もう一度書いてもらうように頼んでごらん」とアドバイスしたのだった。有吉九段は、ちゃんと新

たに書いて送って来て下さった。ほんとに優しい人だった。写真の色紙がそれである。息子

の部屋に今もまだある。

今日、将棋会だった。子どもたちも、この寒い中を20人以上がやって来ていた。

将棋会から帰ってきたら、昨日から来ていた孫の滉と咲友が、いなくなっていた。

あ~あ、つまらん!

明日5日(金)の「輪」のお勧め定食は「手作りハンバーグ」(750円)です。

お待ち申しております。

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神戸っ子

2010-02-03 23:56:53 | 千村克子さん

先日、顔にケガをしてやって来た原さん、今日は絆創膏が外してあった。しかしかえって傷跡

が痛々しい。

そこへやって来た仲間の中林さん、「またやらはったんですか?そやけど、朝青竜、亀田、石

井の3人を相手にしたら、なんぼ原さんでもあきまへんで」と又からかわれている。

わたしは、なぐさめてあげる。

「これも原さんが強い人やからですよ。弱い人やったら、かわいそうにと慰められるんやけ

ど、やっぱり原さんは、どうしてもバチがあたったように思われてしまうねん」

「このマスターはまたイッチョカミしてからに。もうアッチ行っとき」

明日4日の「輪」のお勧め定食は「ラーメン」です。

お待ちしています。

Cimg0421Cimg0422

タウン誌、『kobecco』2月号が出ました。

わたしの連載「コーヒーカップの耳」(出石アカル)も知らぬ間に88回目です。

今号は前号に続いて、元タカラジェンヌ「千村克子」さんの話その2回目。

この話、書き始めてから新しい情報が入ったりで、2回、3回では終われなくなりました。少なく

とも4月号までは書きます。よろしくお付き合いください。

今号の『kobecco』には灘酒が特集されています。

その中に「日本盛・酒蔵通り煉瓦館」が出てました。

前にもどこかに書きましたが、この「酒蔵通り」というネーミングはわたしなのですよ。ちょっと

自慢。

そしてこの記事に写真で登場しておられる、支配人の植田敦士氏はうちの店のお客様でもあ

ります。

縁はどこでつながっているか分からないものですね。

 

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近江詩人

2010-02-02 20:43:24 | 日記

Cimg0419

店の前のプランターをひとつ植え替えました。

コーヒー豆の樽の上に置いてます。

明るくなりました。

詩誌『砕氷船』19号を読む。

滋賀のH氏賞詩人、森哲弥さんと、富田砕花賞、小野十三郎賞、福田正夫賞などを受けてお

られる苗村吉昭さんの二人詩誌である。お二人とも、近江詩人会の編集委員。

好感の持てる簡素な詩誌だ。

今号の森さんの「黒検閲官・赤異書 壱の巻」は私には難しすぎてお手上げだ。読み解くこと

はあきらめる。ただ、労作だな、ということは分かる。

苗村氏の「ハレ」は長編散文詩だが、教訓的でした。教訓的といっても、退屈するものではな

く、ハラハラしながらのドラマで、楽しめました(?)。

森さんの小説、「薬司の森」(三)は読ませる。豊富な知識の裏付けのもと、上質の推理小説

の趣がある。

しかしこの人の博識ぶりには舌を巻く。

「今昔物語」「醫心方薬種注解」「曝涼帳」「蓮夢子」などという言葉がバンバン出てくる。

そんな言葉を巻き込みながら話が進展してゆく。続きが楽しみである。

苗村氏の評論「民衆詩派ルネッサンス」(二)は勉強になる。

引きたいところはたくさんあって…。出来れば全文を紹介したいのだが、それはお許しを。

で、締めの部分だけ。

ー現代詩人が自分たちの足許を見つめ直すためにも、百田宗治「真の民衆の意味を明らか

にしたいと思つて書いた感想」は読まれるべきものであるだろう。ー

苗村氏はいつか、まとまったものにされるだろう。それを楽しみに。(akaru)

「輪」の、明日のお勧め定食は「カキフライ」(880円)です。

よろしくお願い致します。

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ケンカ大好き

2010-02-01 20:07:33 | 日記

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常連さんの食品会社営業部長、原さん。入ってきたその顔にわたしは驚きだ。

おデコと頬に大きな絆創膏。目の周りが青黒く腫れている。そして大きなマスク。

わたし、「誰とケンカしたん?そうか朝青竜とケンカしたんはあんたやったんか」

原さん、「ちゃうがな、こけたんや。暗いとこでけつまづいてこけたんやがな。両手、ポケットに

入れとったから、顔をブロックにぶつけたんや。ホンマ、このマスターは、ひとの不幸を笑いも

んにしてからに」

ケンカ大好きの原さん、行きつけのパチンコ屋でトラブルがあると、店から「来てくれ」と呼び

出しがある人である。

ケンカ大好きだけに、仲裁もうまい。パチンコ屋さんからは警察よりも信頼されているのだ。

だから、この人が顔をケガしていたら、誰もがケンカだと思う。

案の定、あとから来た連れの中林さんに、

「エッ!?またやったん。あんたがこんだけのケガをさせられたということは、相手は死ん

だ?少なくとも重傷やろ」

この人しかし、仕事はまじめで熱心である。これだけのケガを顔にしたら、わたしなら、会社を

休む。彼は、営業先でこれをネタに商売に生かすのだろう。逞しい人だ。

「しかし我ながら情けないワ」とぼやきながら午後の営業活動に出陣して行った。

夜9時から、いとうせいこうのネット番組をパソコンで観る。

息子がバンジョーを持って出演していた。歌いながらの演奏、4曲。渋谷からの生放送であ

る。

息子は一昨夜神戸三宮でライブ。そして今朝、この番組に出るため新幹線で東京へ戻った

のだった。

「plants+club live vol.5」で検索すれば録画が一部見れると思います。

明日2日(火)の「輪」の日替わり定食は

「うどん・おにぎりセット」(780円)です。

よろしくお願い致します。

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