あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

「千と千尋の神隠し」の雰囲気?洞川の町で

2008-09-25 13:34:00 | 山は地球の見晴らし台

 

 

      写真:お茶屋の「遥拝所」から大峯山を遠望。真ん中の急に切り込んだ

         ところが「西ののぞき」です。灰色の雲が広がっていますが、

         ちょっと不思議なことに大峯山の上あたりだけ白く明るくなって

         います。偶然でしょうが・・・。

 

 

 洞川(どろがわ)の町に入るとあたりの光景が一変しました。雲行きのため薄暗くなってはいてもまだ昼下がりの時刻。なのに町全体を赤い光がこうこうと照らしています。道の両側には、提灯を釣り歴史を感じる旅籠が立ち並び、その前には呼び込みの人らしい男たちが立っています。多くの宿泊者や観光客たちが行き交い、たいへん賑わっているのです。

 

 

 あまりにもこれまでの風景と異なる雰囲気に、なんだか異次元の世界に迷い込んだ気分さえします。車で通り過ぎた一瞬ですが、「なんだか花街のような雰囲気だなあ」と感じました。なんとなく「性的」なにおいがするのです。後でこの道路が「女人結界(禁制と同じ意味)」である「大峯山系山上ヶ岳」への登山口だとわかりました。この先の「母公堂(ははこどう)」が結界門となっているようです。

 

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      写真:お茶屋でおでんを三つ食べました。濃い味付けでした。

 

ウィキペディアの「洞川温泉」の項には、<o:p></o:p>

「全国的に女人禁制の山岳への登山口にはよくみられたことであるが、戦前まで旅館街の一部地域に遊郭の機能を有していた」<o:p></o:p>

とあり、なるほどと納得しました。<o:p></o:p>

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そのときのあいよっこは、なにしろ道に迷うことを恐れていたので、再び宿の前にいる男性に聞きました。「<st1:MSNCTYST Address="川上村" AddressList="20:川上村;" w:st="on">川上村</st1:MSNCTYST>の杉の湯への道はこの先にありますか?」「まだ他にもありますよ、行者還トンネルとか」「そこが通行止めなのです」「それでは、まっすぐ行くと赤い母公堂があるので、そこから少し行った○○○(忘れた)の二叉路を左折してください。必ずそこで左折ですよ」と(後で思えば、しかたないかという感じで)教えてくれました。

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 実はその前にもう一度、道を聞いています。土地の人らしい若い男性は「ああ、それだと<st1:MSNCTYST Address="大淀町" AddressList="29:大淀町;" w:st="on">大淀町</st1:MSNCTYST>まで引き返さないと・・・」「え~っ!困ったなぁ。でも洞川から行けると聞きましたが・・・」(何度かやりとりのあと、これもしかたないかという感じで)「ストアの手前を右折したら、急に上がっていく道ですよ」と、最後は親切でした。

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<o:p>        写真:あまり写真がないので、再びまんじゅしゃげの写真です。</o:p>

<o:p>           下北山村で。</o:p>

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これまでのいきさつのなかで誰一人として「女人結界だから・・・」ということばは聞かれません。

 

※かんじんの洞川の写真を撮っていません。目的が下北山村だったこともあり、そしてはやる気持ちもあったせいでしょう。ざんね~~ん!!