あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

見えない敵との戦い 勝つか、負けるか? ③

2020-03-23 21:22:42 | 新型コロナウイルス 

写真:2020/2/29~3/5 早春の茨城県から栃木県を巡る

那賀川町(なかがわちょう)ふるさとの森公園:かやぶき屋根と梅はベストマッチ

 

 

  3/1(日)にNHKサイエンスZERO「極小スケールの“ものづくり大革命”DNAオリガミ」が放映されました。「うう~む、バイオテクノロジー世界はもうこんなところに来ている!人間の好奇心や能力ってすご~い!」と感嘆します。

 

  簡単に言うと、大腸菌に感染する、人体には一応無害なウイルスから取り出したDNAが基本モデルとなります。それを多種多様に変異させ、医療用の技術やナノロボットなどを作りだす微細なものづくりです。

 

  たとえば米カリフォルニア大学のショーン・ダグラス博士は、人体に入ってがん細胞だけを攻撃する極小サイズのナノロボットを研究中で、そのロボットを使った治療は身体に副作用が少なく効率的になるのです。もちろん素晴らしい技術ですが、「体内に入ったナノロボットさん、他の器官などは攻撃しないでね」とお祈りする気持ちにもなりました。

 

  文明の功罪は今に始まったことではないですが、最新技術が民生用として医療などで有効な反面、軍事用では戦争・攻撃に使われる危険性は当然あるわけで、難しい両面がありますね~。どうかできるだけ早くしかるべき対応を行い、倫理面などの規制を整えて欲しいと願うばかりです。

 

  番組の最後に関西大学・葛谷(くずたに)教授が「…中国ではこの分野が盛んで、一昨年には『マウスに注射して腫瘍の成長を抑えることができた』という報告がされている」と説明されました。ふ~ん、ネットニュースで「ウイルスが流出した」と騒がれている研究所などもこんなDNA研究をしているのかな?とフト考えました。

 

  実際に大豆やトウモロコシなどの「遺伝子組み換え食品」はすでに一般的になっているし、医療での「DNA治療」ということばも最近よく聞きます。だとすると新型ウイルスを人工的に作ること自体も意外と可能かもしれないな~と思っていたところでした。

 

  3/22(日)読売テレビ「そこまで言って委員会NP」で感染症学専門の中原英臣・医学博士が、「人類と病原体の戦い」について話をされました。「病原体を変異させたり、突然変異を起こさせるような技術はあるのですか?」という司会の辛坊治郎さんの問いに「ありますよ。たとえばO157(※腸管出血性大腸菌)を作れ、といわれたらぼくは3日間で作ります」といった返答があり、一同びっくり!。

 

  どうやら前回の3つのポイントである、1:ウイルスが自然界にあったものか、あるいは人工的に作られたものかについては「人工的に変異させて作られたモノ」の可能性はあるということですね~。新型コロナウイルスのこれまでにないような性質、たとえば症状が出ていないのに、他人に感染させるとか、ヒトへの致死率は比較的低いのに、なかなか完治しにくい、再陽性化するなどの性質もDNA操作で作ることができるのかな?

 

   *** 続く ***

 お天気と満開の梅もベストマッチ

 青い空と白い飛行機雲もいいよね~

 

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見えない敵との戦い 勝つか、負けるか? ②

2020-03-17 22:17:01 | 新型コロナウイルス 

写真:2020/2/29~3/5 早春の茨城県から栃木県を巡る

弘道館:水戸藩の藩校、今でいう江戸時代の総合大学

写真上:正庁は戦火をのがれ「国の重要文化財」に指定されている

 

 

  昨日は新型コロナウイルス(COVID-19)の不思議について書くのはやめようか、だけど事実(まあそれに近いもの)を知らないと「正しく恐れること」だって難しいはず、と気持ちが大きく揺れました。メインのメディアが取り上げないのも、さらに大きな不安や恐怖をあおることになる、とタブーになっているのでしょう。

 以下の話は、主としてネット検索から得た情報、そこからあいよっこが推測、想像、妄想したことをご了承ください。

 

 

  思い起こせば当初、中国当局は武漢市での発生に関して「武漢華南海鮮卸売市場の野生動物(コウモリ、センザンコウなど)を介して市場関係者や客に感染した」と発表しました。しかしその後アメリカ人学者スティーブン・モシャー氏は、2/22付けニューヨークポスト紙に「異様拡散したコロナウイルスは中国のウイルス実験所(※「国立生物安全実験室」のほうです)から流出した公算が強い」と題する論文を掲載しました。

 

  それらをきっかけにネットでは、武漢市内にある『中国科学院武漢ウイルス研究所』(武漢華南海鮮卸売市場から約30km)あるいはその付属機関である「国立生物安全実験室」(同海鮮市場から約12km)が製造した人工ウイルスでなんらかの理由で流出した「生物兵器」らしい、といった未確認話が溢れました。日本でも保守系有名2誌が「武漢の生物兵器研究所から流出」といったタイトルで大きく取り上げました。

  さてここで問題となるポイントは大きく次の3点ではないでしょうか。

  • ウイルスが自然界にあったものか、あるいは人工的に作られたものか 
  • 感染が自然なものか事故なのか、あるいは人為的・故意に行われたものか
  • もし自然的でない場合、どこの誰が何の目的で拡散したのか

 

  中国当局の最初の発表は「ウイルスは自然界にあるもので、感染はなにかの手落ち、偶発的であった」と説明しているようです。ただ2/24に中国科学院西双版熱帯植物園は公式サイトで「新型コロナウイルスは武漢華南海鮮卸売市場以外で発生した」と発表しました。それではどこなのか、その他の事実はどうなのか、などは触れていないもようです。

 

  1の「自然か人工か」に関して、中国科学院武漢ウイルス研究所の女性研究員・石正麗氏は「研究所で人工的に製造することは不可能」と否定しました。

 

  しかし3/8に緊急来日した米コロラド州立大学名誉教授杜祖健(アンソニー・トゥー・89)氏は作家・川添恵子氏との対談(YouTube「林原チャンネル」)で「世界の専門家の間では、人工的なウイルスだという意見が多い。…武漢の研究所から漏れたというのが最も適当な説明だろう。たとえば焼却されるはずの実験動物を裏で転売して漏れた、ということもあり得る」と話しました。

 

  また「1つの説として『SARSのウイルスに手を加えたのではないか』という論文も出た。『新型コロナウイルスはSARSと近いウイルスだが、分子に4つの違いがあり、自然に起きる違いではない』と報告されており、人工的に改良された可能性がある」と指摘しています。

 

     *** 続く ***

青い空から滝のように流れ落ちるしだれ白梅

周囲の弘道館公園には約60品種800本の梅林

学生警鐘 藩主徳川斉昭公が自鋳した鐘(複製)が下がる鐘楼

園内を歩いている鳥 

写真下:偕楽園の夕焼け

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見えない敵との戦い 勝つか、負けるか? ⓵

2020-03-15 21:00:46 | 新型コロナウイルス 

 

写真:2020/2/29~3/5  早春の茨城県から栃木県を巡る

写真上:水戸・偕楽園 初めての梅鑑賞 しかし平年に比べ人出も少なかったもよう

 

 

  新型コロナウイルスの感染拡大で、選抜高校野球大会の中止が決まりました。出場予定だった長崎県諫早市・創成館の監督が「残念ながら中止や。見えない敵に負けた」と選手たちに伝えているニュースが印象に残ります。彼らの涙に「見える敵と力の限り戦いたかっただろうに…」と思わずもらい泣きしました。

 

  甲子園野球だけでなく、他のスポーツやイベントなどなど、悲しく、悔しい思いをした人も多いでしょうし、見えない敵との戦いに不安と恐怖と先の見えないいらだちで世界中が震撼・委縮しているようです。

 

  先日市内を車で走っている時、おりからの寒い雨ではありましたが、平日にもかかわらず周囲に車も人影も全く見当たらず、ホラーとかパニック映画の1シーンみたいでした。「これってリアルにサイレント・スプリング!」というフレーズが脳裏をよぎりました。 

 

  ご承知のように「サイレント・スプリング」は1962年にレイチェル・カーソンが著した本で、「農薬はじめとした化学物質の影響で鳥の鳴き声も聞こえない春」を象徴していますが、化学物質に加えて「ウイルス」も見えない敵に仲間入りしたようす。ものみな動き始め、梅・菜の花・桜が咲き誇るこの弥生3月に、こどもたちの声さえ聞こえなくなった街・・・。私たちが戦う術はあるのかな、と途方に暮れてしまいます。

 

  また「高齢者や持病があるほど死亡率が高い」と聞くと緊張しますが、まあ当然といえば当然、ウイルスや細菌といった病原体はいつもどこにでもいるし、人類は古来、見えない敵と戦った結果生き残ってきたわけでもあるし・・・。結局のところ人混みを避けつつ、身体の代謝を良くして免疫力を強化することが基本なんだなあ、と再認識します。

 

  それぞれ独自の健康法があるでしょうが、みなさまはどんなものですか?あいよっこのシンプルな体験的健康法は「入浴と寝る時の状態」かな~。そもそも入浴は大好きなのでぬるめのお湯でゆっくりバスタイムを楽しみます。そして寝る時はできるだけ薄着、薄布団、冷暖房は無しで、というもの。エアコン冷房は猛暑の一週間程度、西日の余熱を冷めるために数時間使うこともあります。寒い冬が大事なところで、ソックスなども脱いで丸まって入ると、暖かくなるに従ってぐっすり眠れるようです。

 

  旅に出ると時に急激な暑さ・寒さが襲ったり、ホテル状況や天候などでいつもと同じ状態をキープできないことも多くあり、外国ではなおさらです。そんなときでも気温に左右されない睡眠や乾燥防止睡眠で、おそらく環境への適応能力や柔軟性が鍛えられるのではないかと思うのです。

 

  だけど急に実行するのは難しいし、夏は熱中症、冬はかえって体調を崩すなどの危険性もあるので、普段からゆっくり習慣にすることが大事でしょうね。そのおかげさまなのか、バカのために風邪をひかないのか、余分な脂肪が布団代わりなのか、案外と元気です。

 

※「見えない敵との戦い 勝つか、負けるか? ②」は明日、

 「天才と博士と数式と ⑭」はあさってアップする 予定(つもり) 

 

写真上下:さすが三大名園のひとつ、珍しい品種や名木、原種など多種の梅が咲きそろう

 

 

偕楽園の東側に「千波湖(せんばこ)」の周囲を巡るコースは毎日多くの人が走る

エサを取られて泣き出した女の子 白鳥の首ってすっごい伸びるんだ~!

「千波湖(せんばこ)」は水戸・千波湖ジオサイトで、生物多様性などが守られている

どうやら黒鳥らしいけど、どう畳んであるの? 伸ばすと下のようになるらしい

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