写真:2020/2/29~3/5 早春の茨城県から栃木県を巡る
那賀川町(なかがわちょう)ふるさとの森公園:かやぶき屋根と梅はベストマッチ
3/1(日)にNHKサイエンスZERO「極小スケールの“ものづくり大革命”DNAオリガミ」が放映されました。「うう~む、バイオテクノロジー世界はもうこんなところに来ている!人間の好奇心や能力ってすご~い!」と感嘆します。
簡単に言うと、大腸菌に感染する、人体には一応無害なウイルスから取り出したDNAが基本モデルとなります。それを多種多様に変異させ、医療用の技術やナノロボットなどを作りだす微細なものづくりです。
たとえば米カリフォルニア大学のショーン・ダグラス博士は、人体に入ってがん細胞だけを攻撃する極小サイズのナノロボットを研究中で、そのロボットを使った治療は身体に副作用が少なく効率的になるのです。もちろん素晴らしい技術ですが、「体内に入ったナノロボットさん、他の器官などは攻撃しないでね」とお祈りする気持ちにもなりました。
文明の功罪は今に始まったことではないですが、最新技術が民生用として医療などで有効な反面、軍事用では戦争・攻撃に使われる危険性は当然あるわけで、難しい両面がありますね~。どうかできるだけ早くしかるべき対応を行い、倫理面などの規制を整えて欲しいと願うばかりです。
番組の最後に関西大学・葛谷(くずたに)教授が「…中国ではこの分野が盛んで、一昨年には『マウスに注射して腫瘍の成長を抑えることができた』という報告がされている」と説明されました。ふ~ん、ネットニュースで「ウイルスが流出した」と騒がれている研究所などもこんなDNA研究をしているのかな?とフト考えました。
実際に大豆やトウモロコシなどの「遺伝子組み換え食品」はすでに一般的になっているし、医療での「DNA治療」ということばも最近よく聞きます。だとすると新型ウイルスを人工的に作ること自体も意外と可能かもしれないな~と思っていたところでした。
3/22(日)読売テレビ「そこまで言って委員会NP」で感染症学専門の中原英臣・医学博士が、「人類と病原体の戦い」について話をされました。「病原体を変異させたり、突然変異を起こさせるような技術はあるのですか?」という司会の辛坊治郎さんの問いに「ありますよ。たとえばO157(※腸管出血性大腸菌)を作れ、といわれたらぼくは3日間で作ります」といった返答があり、一同びっくり!。
どうやら前回の3つのポイントである、1:ウイルスが自然界にあったものか、あるいは人工的に作られたものかについては「人工的に変異させて作られたモノ」の可能性はあるということですね~。新型コロナウイルスのこれまでにないような性質、たとえば症状が出ていないのに、他人に感染させるとか、ヒトへの致死率は比較的低いのに、なかなか完治しにくい、再陽性化するなどの性質もDNA操作で作ることができるのかな?
*** 続く ***
お天気と満開の梅もベストマッチ
青い空と白い飛行機雲もいいよね~