あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

津波によって打ち上げられた大石

2013-04-25 22:21:39 | さすがっ!八重山諸島「西表島・黒島・石垣

 

            写真は2013/2/5「石垣島」<o:p></o:p>

            写真:推定重量1000tのサンゴ石灰岩「津波大石」<o:p></o:p>

 

石垣島川平湾から外周道路を東に進んでいると、米原ビーチ近くに賑やかな場所があります。カラフルでユーモラスな動物たちがいっぱい並び、「キムサー」などたくさんの島キャラもいる「米子焼工房」です。島の明るい太陽にぴったりマッチしていて、どこか前回紹介した展望台のオブジェと雰囲気が似ているような・・・?

 

 

写真:楽しい島キャラが並ぶ<o:p></o:p>

 

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近くの「ヤエヤマヤシ群落」(国指定天然記念物)はマングローブの一種でもあるヤエヤマヤシの群生地で、ここと西表島だけで見られます。ヤエヤマヤシは大きいものでは直径30cm、高さは25mにも達し、まっすぐ空に向かって伸び、頂上で広げた葉っぱがとても美しい! そのほかに大きな板根のサキシマスオウやギランイヌビワなども自生しています。

 

 

写真右:空にまっすぐ伸びるヤエヤマヤシ<o:p></o:p>

写真下:悲恋物語の「野底マーペー」

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黒島のオジィが歌う「つんどら節」がマーペーとカムニイの悲恋物語であることを書きましたが、その野底(ヌスク)マーペー(282)は、西側から見ると人面にも見え、人が座って泣いている姿とされています。野底岳の頂上にはマーペーが石となり、黒島の方向を見ているそうです。

 

 

 

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 八重山諸島は今では海や空の美しさ、景観のすばらしさ、珍しい文化などで多くの観光客を集めています。でもマーペーの物語からは、風土病の代表でもあるマラリアがその特効薬キニーネが発見されるまで、大変多くの人命を奪い、運命を変えてしまったのですね。この地での日々の暮らしや労働がいかに大変だったのかに思いを馳せました。

 

 

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 市街地に近くなったころ、「大浜 崎原公園」標識を見てとっさに左折しました。そこには道路に沿って45個所(どう数えるのか不明?)も御嶽(うたき)が並び、中央には八重山諸島の英雄とされる「オヤケ赤蜂之碑」、そして道路の反対側には「これはなに?」と思った大きな岩石がありました。後になって、というか今検索してわかったことに、これは珍しい「津波石」なのだそうです。

 

              写真:「オヤケ赤蜂之碑」と「御嶽群」

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 数箇所も連なった「御嶽群」は初めて見ました。新しい道路に沿ってきちんと並んでいるところから想像すると、道路整地・移転などの理由があったのでしょうか? また「赤蜂の乱」を起こしたアカハチの根拠地がここ大浜であり、妻の「古乙姥(クイツバ)之碑」が近くにあることも知りました。

 

 

 

 写真:違う種類のヤシもいいかんじ<o:p></o:p>

 

彼は「イリキヤアマリ(琉球神道・御嶽信仰・ニライカナイ信仰などとも称される)」という信仰の禁止に反旗を翻したとされ、それは「英雄」だったとも、また反対に「逆賊」だったとも議論されているようですが、いずれにしても普通とは違う何かをして、伝説が残った、ことは確かなのでしょう。

 

 

 

さらに初めて聞いた「津波石」は、名前のとおり「津波によって打ち上げられた石」です。ここの「津波大石」は長径12.8m、高さ5.9m、重さ1000tというサンゴのかたまりで、長い年月を経ていることは、木々の成長からも察することができます。

 

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研究の結果ではこの大石は約2000年前の津波で打ち上げられたもので、東海岸には、そのほかにたくさん津波石があり「石垣島東海岸の津波石群」として天然記念物になっています。偶然とはいえ、こんなに珍しいものがあるとは!気になったところには行ってみる、見てみる、登って見ることって大事ですね~。

 

写真:大浜海岸にはなめらかな岩石が多い

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2月の旅なのに、4月の桜をとっくに過ぎてしまいました。「のんびり旅とのんびりブログ」におつきあいくださってありがとうございます。

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お母さんのおっぱいが美味しそう、リスザルの赤ちゃん

2013-04-22 19:38:27 | さすがっ!八重山諸島「西表島・黒島・石垣

          写真は2013/2/5「石垣島」<o:p></o:p>

          写真:太陽が降ってキラキラ光る海、ダイビングの人たち<o:p></o:p>

 

 

 「黒島旅ログ」の追加です。黒島の杉良太郎さんが「ぜひ注意を呼びかけて欲しい」と言われたのは、近年ダイビングやシュノーケリングで水難事故が増えているからです。

 

 

 

 「大人がアルコール飲酒で水中に入るのはもちろん厳禁ですが、子どもが熱帯魚にエサをあげているときも要注意。モンガラとかカワハギなどの魚は指を噛むことが多く、びっくりしてパニックになったり、逃げようとして深みに落ちたりしています」

 

 

 

<o:p>写真上:多種類のサンゴやカラフルな熱帯魚<o:p></o:p></o:p>

<o:p>写真右:ジャガイモみたいな珍しいサンゴ<o:p></o:p></o:p>

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「事前の知識として、噛まれることもあると知ること。またそんな時にあわてないで、できれば棒を持ち、危険な魚たちを追い払うことも必要です」と話しました。

 

 

 

そういえば昔あいよっこも、エサをあげているとき魚たちに取り囲まれ恐怖を感じたこと、そして指を噛まれて、「魚が人間を食べる」ことを初めて実感したことがあったなあ。

 

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さて旅の最終日前日、レンタカーを借りて( ABCレンタカー:24時間¥3600安っ!) 石垣島をぐるっと巡りました。

 

 

 

 

写真:バンナ公園のユニークな展望台<o:p></o:p>

 

 

朝一番に行った「バンナ公園」の展望台からは市街地が眼下に見渡せます。さらに公園内の道路を進むと次の展望台に目がくぎづけに! 

 

 

 

 コンクリートの造形がどこかユーモラスで個性的です。このあと石垣島特産の「米子焼工房」のシーサーたちを見たとき、なにか共通するものがあるなあ、と感じましたが・・・さて?

 

           写真:赤瓦の古民家にはやっぱハイビスカス<o:p></o:p>

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 次は「自然と動植物があるところ」というあいよっこの希望に対して、レンタカーの人が勧めてくれた「石垣やいま村」に向かいます。以前は「八重山民俗園」という名前だったようです。

 

 

 

 村内には移築復元した赤がわらの沖縄古民家、リスザルの森などをはじめ、さまざまな体験メニューが用意されています。特にラムサール条約登録域の「名蔵アンパル」には関心を惹かれましたが、実際には珍しい動植物に出会うことはできませんでした。

 

 

写真上:お母さんのおっぱいが美味しそう、リスザルの赤ちゃん<o:p></o:p>

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写真右:野性に近い状態で育つリスザルたち

 

 

 

現在28頭のいたずらなリスザルたちはとっても可愛いよ~。知らん顔をしつつ、様子を見ながら肩に乗ってきて、バッグの中を狙ってきます。でも近くに来て、肩に乗ったり、触ったりするのがけっこう嬉しい。

 

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御神崎(うがんざき)灯台を経由して、ミシュラン・グリーンガイドで三ツ星を獲得した「川平湾(かびらわん)グラスボート」に乗船です。展望台から見ると湾全体に浅瀬であり、海の色が深さや太陽光線によって刻々と変わります。波はおだやかですが、潮流は激しくて泳ぐことはできないようです。

 

 

<o:p>写真:真っ赤なボンボンが揺れる「ゆいま村」<o:p></o:p></o:p>

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数年前に初めて川平湾のグラスボートに乗り、多種類の珍しいサンゴ、また色とりどりの熱帯魚たちに感激しました。グラスボートの魅力にはまってしまったのは、それが起源かも? だからミシュランに選ばれたことも納得です。今回、やや色が薄い感じでしたが、多彩なサンゴや熱帯魚、そしてウミヘビやウミガメなども登場してくれました。

 

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というわけで各地のグラスボートに乗っていますが、やはりここと、宮古島と橋でつながっている「池間島の巨大サンゴ」がお勧めです。池間島の海に眠る何億年もかかったはず、と言われる直径14mの大迫力サンゴ!地球の長い歴史や宇宙といった壮大な思いを抱いてしまいます。

 

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オオダコのラブラブ現場はとっても神秘的

2013-04-14 23:55:37 | さすがっ!八重山諸島「西表島・黒島・石垣

                写真は2013/2/3「黒島」<o:p></o:p>

                写真:引き潮のときはリーフが出現する宮里海岸<o:p></o:p>

 

  黒島二日目も夏日の良いお天気。「颯爽と自転車で・・・」と書いたものの、気温は上昇し、降り注ぐ太陽光に時折めまいがしそうです。とても日よけにならない帽子なので、太陽光線が気になるけど、木陰や建物など日差しを避けるものはまったくゼェロー♪ こりゃ、夏はきっと大変だわ。冬に来て良かった。

  

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 写真:全長354mもある伊古桟橋<o:p></o:p>

 

 

  外周道路にある「伊古桟橋(いこさんばし)」は、1925年に造られたかつての玄関口で、国の有形文化財に指定されています。まっすぐ長く伸びた桟橋からは、海の大パノラマを見ているような気分になります。

 

 

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 東筋集落から「黒島灯台」に向かう道もまっすぐ伸びた一本道がいい感じです。両側には人口(200人あまり)10倍いるという牛さんたちがの~んびり。近くには友達のシラサギも多くいます。

 

 

           写真:牛とサギは仲良し<o:p></o:p>

 

 

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また小さい島なのに多いのが「御嶽(おん)(※通常「うたき」と呼ぶ地域が多い)と呼ぶ聖地で、なんと12ヶ所以上あります。古来より島の暮らしが大変だったこと、そして人々の信仰と祈りの深さを感じます。

 

  

写真:小さな島の要所要所にある「御嶽(おん)<o:p></o:p>

 

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 昼過ぎにパーラーあーちゃんでかき氷を食べた後、「貝細工をしている家」に連れて行ってもらうことになりました。実は朝食の時に、(自称?)「黒島の杉良太郎」というおじさんから「家で貝細工をしているから、時間があったら寄ってみて」とお誘いを受けていたのです。

 

 

  

写真:黒島灯台の前は一面の珊瑚礁<o:p></o:p>

 

 

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 てっきり「貝細工のお店」なのかと思ったら、奥様が趣味で作っているとのこと。ご夫婦は冬の3ヵ月を奥様の実家であるこの家で過ごし、良太郎さんは釣りが大好きなので充分楽しめますが、奥様は時間つぶしのために?自己流ではじめたそうです。

 

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 貝拾いからはじまって洗ったり干したり、そして選んでデザインして製作するまで、すべて手作りのオリジナル作品です。「メルヘンの世界が大好き」と言われるように、とっても愛らしいです。あいよっこは一番簡単というペアのフクロウに挑戦しました。

 

  

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<o:p>写真:「メルヘンの世界が好き」という奥様の貝細工<o:p></o:p></o:p>

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  良太郎さんの楽しい話は、民宿オーナー・あ~ちゃんのお父さんが「この島で唯一のウミンチュ」ということに及びました。

 「ヤシガニが居る所はジメジメ・うっそうとしていて、ハブも多く危険がいっぱいだが、まったく怖がらないでどんどん行くのは彼だけ。『3度噛まれているので免疫ができているから大丈夫』と言っている」らしいです。 

 

 

             写真:あいよっこ作品「ダイエット前&後のフクロウ」

 

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 ウミンチュの主な仕事は、夜岩かげで眠っている魚を、素潜りしてヤリで突くこと。「彼はこれまでに、オオダコのラブラブ現場を2度見たらしい。2匹は互いに垂直に立ち腕や脚をからませていたらしい。命の営みがとても神々しい感じでタコのカップルを捕れなかった、らしい」と話しました。

 

 

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 そうして2時間があっというまに過ぎて、なんとか貝細工が完成! 自分では「可愛い&モダン」バージョンを作ったつもりだったけど、奥様からは「なんだか(あいよっこの)ダイエット前とダイエット後のフクロウみたいね~」と言われ、一同爆笑! ダイエット後のフクロウさんになるのはいつのことやら・・・・。<o:p></o:p>

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写真:中心部にある唯一のお店「たま商店」

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つんだら節は恋を引き裂かれたマーペの悲しい唄

2013-04-13 23:57:34 | さすがっ!八重山諸島「西表島・黒島・石垣

 

                写真は2013/2/3「黒島」<o:p></o:p>

                写真:サンゴの環礁が取り囲んでいるため、

                      美しい縞々模様の仲本海岸。<o:p></o:p>

 

 

  次の日の朝、一度石垣島に戻り、離島桟橋からこんどは「黒島」に向かいます。どこでも港は船の出入りで汚れがちですが、船が黒島港に入るとさらに海は透き通ってきました。それは島が珊瑚礁でできているからでもあり、海中サンゴや熱帯魚の美しさでシュノーケリングマニアには人気絶大なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真左:サキシマハブ 二匹が絡んでいる

写真右:ウミガメは種類も数も多い

 

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 ハート型の小さな島なので「ハートアイランド」とも呼ばれ、最高標高がわずか13()と、島全体が平坦なのでサイクリングで回るのも楽しいです。雨水は地下浸透しやすく河川がないため、原生林やマングローブ林が全くありません。八重山諸島にもたくさんの島々がありますが、それぞれ成り立ち、景観、動植物の生態系などいろんな面で個性的ですね~。

 

 

 

写真:2月の終わりの「牛まつり」は一大イベント<o:p></o:p>

 

 

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 民宿の自転車を借りて颯爽と「しゅっぱーつ!」 まずは近くの「黒島研究所」(NPO法人日本ウミガメ協議会付属)へ。ここでは島近海の生物、サンゴ・貝類・鳥類などの展示があり、飼育室ではヤシガニ・サキシマハブなどを公開しています。なんといっても中心なのがウミガメで、世界的にもアカウミガメ・アオウミガメ・タイマイなどの繁殖地として有名です。

 

 

 

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 「黒島ビジターセンター」では管理人の「おじい」から、サンシンの弾き語りを聞かせてもらいました。歌う「つんだら節」は約300年前の江戸時代に、石垣島・西表島などに強制移住させられた「マーペ」という女性の悲しい唄だそうです。

 

 

 

写真:ビジターセンターでサンシンの弾き語り<o:p></o:p>

  

 

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 当時はマラリアが蔓延して人が減ったため、人手を補い、税を増やすために移住が必要となりました。役人は一晩のうちに「ここからここまで」と縄を張り、抵抗できない島人たちは泣く泣く島を出たのです。結局やはりマラリアで亡くなる人が多く、失敗に終ったとされています。

 

  

 

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 つんだら節は黒島のカニムイ(男の名前)との恋仲を強制移住によって引き裂かれたマーペの物語で、石垣島にある「野底マーペ」(標高282)にまつわる伝説となり、最後にマーペはこの山の石になってしまうのです。偶然にも後日、石垣島の野底マーペも撮影していました。

 

 

 

写真:大きな空と海のなかで真っ赤な夕焼け<o:p></o:p>

   今が旬のアーサ採りをするウミンチュ <o:p></o:p>

 

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 夕方宮里海岸で夕焼けを待っていると、浅瀬でアーサ(ヒトエグサ)採りをしているおじさんが「(太陽が)まだ上にあるから、3040分かかるよ~」と教えてくれました。「それでは一度民宿に帰ってきます」と帰り、しばらくして出かけたところでくだんの男性が車に乗って「早く!早く!沈んでしまう」と呼びに来てくれたのです。

 

  

         写真:昔海上を見張った「プズマリ」。島で最も高い!<o:p></o:p>

 

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 大急ぎです!丁度水平線の少し上に太陽がありました。こんなに雄大な夕陽と限りなく赤い夕焼けはほんとうに久しぶり。いいなあ!すごいなあ!それから30分以上も夕焼けの中にいました。

 

 

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 「でもなんでここがわかったのかなあ?」と思ったのは民宿にひきあげてから。実はあのおじさんはこの民宿オーナー「あ~ちゃん」のお父さんで、黒島でも生粋の「ウミンチュ」だったのです。<o:p></o:p>

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 写真:なぜか動物の顔に見える面白い岩

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国の特別天然記念物 カンムリワシ発見!

2013-04-02 01:56:41 | さすがっ!八重山諸島「西表島・黒島・石垣

                   

<o:p>                           写真:樹齢200年と言われるサキシマスオウ</o:p>

<o:p>                           写真は2013/2/2西表島:</o:p><o:p>仲間川マングローブクルーズ 他</o:p>

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  西表島3日目の朝、上原地区から大原方面に向かっていました。「ええっ!?あれはもしかして・・・?」心臓がにわかに早打ちを始めました。あの電線に止まっているのはカンムリワシじゃないの?」そおおっと車を停めて、窓を下げ、カメラを構えました。いつ飛び立つかとドキドキです。

  

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 鳥って車の音は気にしないようですが、停まったり、カメラを向けたり、シャッターを押す音にはとっても敏感だと感じます。かなり遠くからレンズを向けても、飛び立つことが多く、その敏感さに驚きます。猟銃の視線に反応するようなDNAがあるのかも。

 

  

 

写真:由布島近く?の電線にカンムリワシ

   甲高い猫のような声「キーッツ」と鳴くため「マヤー(猫)」

   とも呼ばれる

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  しかし電線の鳥はじーっと反対下方向を見ていて、視線の先には耕して水を入れているような田んぼ。たしかに餌も多そうです。あっ、こちらを振り向きました。ううむ、やはり野生の鋭い目つきです。

 

 

  これって絶対に「カンムリワシ」だよね~?チョー嬉しい!なにが嬉しいって、この島でも生存するのは200頭といわれていますから。かなり遠いし、曇り空で背景が白っぽいけど、ともかくカメラに収めることができ、満足、満足、なのでした。

  

                        写真:仲間川のカンムリワシだけど・・・。 

  

 

  さて本日のメインテーマ「仲間川のマングローブクルーズ」に乗船しようと大原港ターミナルに行きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  <o:p>写真:ヒルギの赤い花(左)、と実(右)</o:p>

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 仲間川の河口流域は日本最大のマングローブ林で、マングローブを構成する7種類のヒルギ類のすべてを見ることができます。2年前の台風でたくさんの樹木が倒れていますが、天然記念物なので手入れをすることはできません。

 

 

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 マングローブは胎生なので、赤い花を持ち帰って植えると成長させることもできますが、成長が遅いため10年経っても大きくならず、あまり面白くない、らしいです。このあたりは樹齢70~100年ですが、たしかにそれほど大きくないようです。

 

 

 

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写真:とてもりっぱな板根。<o:p></o:p>

   板根はその昔、船の櫂・鍬・まないたなどに使われた

 

 

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 流暢に説明していた船長が「みなさまあの枯れてとがった木の枝にカンムリワシがいますよ!」とアナウンスすると、船内がどよめきました。全員が「どこどこ?」とカメラを向けています。

 

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写真:南風見田(はいみだ)の浜に行く道では

   とうきび狩の最中

  

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 あいよっこも急いでほぼ見当だけでシャッターを押しました。そして後で見ると確かに写っていたのです。でもクルーズで撮影した2枚を何度見ても、胸のあたりのふくらみも違和感があるし、なにより生きているオーラというものが感じられないのだけど・・・。だけどまさか?間違っていたらごめんなさい。きっとこの朝にホンマモンを見たから感じたのかもしれません。

 

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 クルーズの最終地点に樹齢400年といわれる「巨大サキシマスオウ」があります。大きな板根は3.3mもあり、圧倒されます。この巨大樹は「およそ30年前に発見されたが、樹齢は今でもそのまま」だということです。

つまり年輪もないので、わかりにくいのでしょう。

 

              ***次回は黒島に行きます***

 

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