あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

日韓関係、日本も大きな度量を持って・・

2013-10-15 11:15:59 | 「慰安婦問題」を超えて

                        写真は春に行った韓国旅行。「韓国桜紀行4日間・2013/4/69<o:p></o:p>

                        写真上:統一新羅時代、特異な形の「仏国寺 多宝塔」。<o:p></o:p>

 

「性の商品化」については、相対的に女性性と幼児・小児の性が気になります。犯罪の増加やマニア的・猟奇的な性につながる傾向も強いからです。

 

 

だけど国会議員でさえ「『児童ポルノ禁止法』、マンガ・ニメは規制対象から外すべきだ」といった意見もあるのです。「しずかちゃんの入浴シーンもだめなのか」といった枝葉末節的な理由をあげて、結局現在の「男性性にとって都合の良い性産業・性的環境を変えたくない」のかな、と感じてしまいます。

  

写真:レストランに旧仏国寺の貴重な写真が。<o:p></o:p>

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はっきり言ってあいよっこは「現代の性的欲望には、禁止やタブーが必要。なんでもありにすると、自分もしていいんだと感じる」と思うからです。漠然とした言い方ですが、自由気まま、欲望のおもむくままにしていたら、結局自分自身や社会自体につけがまわってくるでしょう。すでに男性自身ダブル、トリプルスタンダードな分裂的状態なのですから。

 

 

 

<o:p>   写真:復興後。下のほうが「青雲橋」、上のほうが「白雲橋」<o:p></o:p></o:p>

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こうした、「男性の性的エネルギーの解消には女性性をお金で買うのは当然」という日本社会の常識・認識が、橋下氏の「慰安婦や風俗業への問題発言」になり、アメリカから顰蹙を買うことに至ったのでは?

 

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ところが韓国にしても同じ状況があるようです。春の韓国桜旅行のとき、ガイドさんは「私はもう40年年以上ガイドの仕事を続け、子どもを4人産み育てて、産後はすぐに仕事に復帰するなどとても大変だった。それでも家庭では亭主中心で、男を立て、女の地位は低い。さらに嫁と姑では未だに姑の立場が強い」と話していました。

 

 

写真:日本語堪能なガイドの李さん<o:p></o:p>

 

 

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また木村幹氏は「女性団体はキーセン観光を否定する運動をした」と論じていますが、世界的に見ても韓国は性的産業が盛況である現状があります。そして先日「韓国新婚女性に『人権なしが9年間続く』意味することばあり」といった記事も見ました。

 

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以前書いたようにどうも「目くそ鼻くそを嗤う」感じですが、それにもかかわらず「慰安婦問題の追及をやめない」のは、日本の対応が本質を突いていなくて、弱みを見せているからではないでしょうか? 

 

 

 

写真:釜山のにぎやかな露天。食事としては「のりまき・冷麺・トッポギ」がほとんどみたい。<o:p></o:p>

 

 

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まるで兄弟のように出生率の低さや女性人権指数の低さを競っている両国の、50年後100年後を考えたとき、若い年代が急激に減少して労働力、経済力が低下し、しいては国力が悪化し貧しい国になるのは当然の結果でしょう。今相手の悪いことをあげつらって、無駄に争っている場合ではないのです。

 

 

写真:揚げ物などの露天も行列大繁盛<o:p></o:p>

 

 

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韓国も日本を真似する一方で、「お前が加害者でこっちが被害者だ」「自分たちは可哀想なんだから謝れ、補償が必要なんだ」などと、批難したり対抗したり、常に被害者の姿勢だけでは、いつまでも自らの民族に誇りを持てないし、新しい創造的社会の建設は難しくないですか?

 

 

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ここは日本のほうも大きな度量を持って、「私たちの社会は女性の権利をさらに高め、性にまつわる人権をこのように改善して行きます。韓国の方も一緒にがんばりましょう」と提案して欲しいものです。それが韓国はもちろん?世界各国が納得し評価できる姿勢だと思うのです。

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写真:長く地面にすれすれの鐘。どんな音?

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まあ、ホント偉そうなことを言ってしまいましたが、大変きついことでもありましたよ。みなさま長くおつきあいくださってありがとう。終了。

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Man’s situation is not under control!?

2013-10-12 12:01:59 | 「慰安婦問題」を超えて

           写真は春に行った韓国旅行。「韓国桜紀行4日間・2013/4/69<o:p></o:p>

           写真上:満開の桜のなか、「廃駅となった慶和駅」(たぶん)を通過する列車<o:p></o:p>

 

 「慰安婦問題を超えて」もやっと最終章になりました。最後に、とても言いにくい、だけど反面「これを言わないと終われない」というしんどい問題を書きます。(それはそうと「しんどい」って近畿地方の方言なんですね~)

 

 

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 以前紹介した「ガラパゴス化」する慰安婦論争―なぜに日本の議論は受け入れられないのか(木村幹氏:比較政治学) では、「慰安婦問題には二つの顔、つまり『女性の人権問題』と『歴史認識問題』があり、主たる顔は前者のほうなのに、日本の議論では見落とされている」。「反対に従たる顔の『歴史認識問題』にのみ注目しているために、(2国間で)ずれた展開となっている」と述べています。

 

 

写真:偶然にも開催中の「軍港祭」に参加。

   公開されていた海軍の軍艦<o:p></o:p>

 

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1970年代から始まったジェンダー学では、以後「女性も経済的自立のために労働者になろう、そして国を助ける納税者に」「そのために子育て環境の整備を」「また男性を含めた働き方の改善を(いわゆるワーク・ライフ・バランス)」「性の商品化を規制しよう」などを唱えてきました。

 

 

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しかし国の政治を決定し、動かす中心的勢力は常に中高年の男性であり、「おんな・こども対策」はどうしても後回しになっています。その結果が今日の少子化・超高齢化社会につながっていることは否定できないでしょう。

 

 

 

写真:亀甲船の内部<o:p></o:p>

 

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安倍首相は2013/9/27国連において「シリア問題」「積極的平和主義」「北朝鮮問題」「国連改革」「女性の活躍」の5項目に関する演説を行いました。安倍氏が現在の女性問題背景と韓・中からのプレッシャーにより、特に「女性の活躍」に半分を費やし最優先の課題としたことに、国連女性機関などから歓迎されたことには「時宜を得たもの」と大きな拍手をします。

 

 

写真:復元された木製船「亀甲船」<o:p></o:p>

豊臣秀吉軍を迎撃したと伝わるが史実は不明<o:p></o:p>

 

 

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ただ残念なのは「慰安婦問題」とも関わる「女性性の商品化」への直接的アピールがなかったことです。日本社会にはアメリカ社会でのイエス様のような強大な神様がいないうえに、それに代わっていた「倫理道徳からの性に関するタブー」、それらもほとんどなくなってしまいました。

 

 

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「日本ほど街頭や店頭にヌード写真が氾濫している国はない」、とか「ネット世界では幼児・児童ポルノが横行している」ことなどが、「表現の自由」「発言・発行の自由」「知る権利」を大義名分にまかり通っている現状は、本当にこれで良いのでしょうか? <o:p></o:p>

 

 

 

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写真:亀甲船をバックに「は~い、ポーズ」

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話は少し横道にそれますが、929()の「たかじんのそこまで言って委員会」では「悪いのはどっち?」のテーマで8人の委員が議論しました。「浮気VS風俗」では「それでは自分の妻だったら、どっちが悪い?」に対して、男性委員6人ははっきりとした意見が言いにくいようす。それぞれの立場や性差、また心と身体の間で微妙なダブルスタンダードがあるみたいです。

 

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最後に大物俳優Tさんが「結論は、男にこういう性(さが)を与えた神様が悪い」と発言し笑いの中で終了しました。Tさんはこれまで何度か同様のセリフを発言されています。

 

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写真:普段は見れない海軍内部が公開されるとあって、多くの人出でにぎわっていました

 

 

 

人類は遺伝子保存法則により長い歴史を重ねて来たので、性的衝動・欲望が強くなっているのは理解できます。そして女性にも当然ながら同じ遺伝子があるはずですが、一般に女性は性ホルモンや出産・育児体験で違ってくるし、社会的な性差であるジェンダーも厳然と存在します。

 

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Tさんのことばは日本社会の特に男性の認識を代表するものでもあり、つまりは安倍首相流に言えば「Man’s situation is not  undercontrol」(男性の状況はコントロール下にない)ということなのかな? 

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だけどこんなときだけ都合良く神様のせいにするなんて! だからこそ、神様は「愛のないセックスを禁止」しているのでは?

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***どうやらまた長くなってしまったので、明日に続く***

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