あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

梅だより、桜だよりに気もそぞろ

2009-03-23 21:38:35 | 日記
???
?? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ?    写真:ピンクの濃淡が華やかで美しい。???
???
? なたね梅雨が続いたと思うと、暖かい、というより初夏を思わせるまぶしい日差し。きまぐれなお天気ですね。「梅だより」や「桜だより」を聞くと、わけもなく「早く行かなきゃ。あそこはどんな様子かな?」と気もそぞろなあいよっこです。

 写真:青空市はすでに売り切れ状態でした。
    名物こんにゃくおでんも4時で終了。

 でもこのところ旅に出る時間がありません。そこで先日初めて訪れた、奈良県下市町の広橋梅林を写真を中心にしてご紹介します。


? 広橋梅林は県下でも三本の指に入る名所で、3月15日は「梅の里山祭り」でした。
奈良市をお昼に出発して約1時間半で到着です。


 車のドアを開けたとたんに、あま~くてさわやかな香りが押し寄せてきました。この香り、この花いっぱいの景色、「ほんと来て良かった」と思えるから不思議です。?

 写真:山全体が花でかすんでいるみたいです。

 本来梅の実をとる「実梅」の白い花が、山の斜面一面に広がっています。シダレ梅や鮮やかな紅色の梅などは、観賞用として植えられたのでしょうか。遠くから見るとまるで花の雲の中に家があるみたいです。?


  広橋城跡を目指して一番高いところまでてくてく登っていきました。城跡はどこなのか見つからなかったけれど、すばらしい眺望が目前にありました。
(写真)

  遠く周囲を葛城山や金剛山が取り囲み、はるか下方に大和平野が見渡せます。こんなに高いところにあるなんて! 夕陽がすばらしい、というのがうなずけます。しかし見ることができないのが残念。

 
 当日はスタンプラリーや青空市などの催しも行われました。市で買ったちょーすっぱい「手作りうめジャム」(200円)美味しかったよ。ヨーグルトに入れるとすっぱいの2乗。(どうです?よだれが出たでしょう?)
   

 写真:城跡近くで「ミツバチの巣箱」を遠巻きに観察する。


  梅林は25haの広さに約5000本の梅が植栽されています。この高さなので開花は少し遅く、3月下旬まで楽しむことができます。
 
 「梅の香りに堪能した後はあたたかい温泉でのんびり」がお勧めです。日帰り温泉「下市温泉秋津荘・明水館」の入湯料は大人500円。月曜日・祝祭日の翌日は休館。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美しくて、可愛くて、ちょっと不気味!それも納得

2009-03-14 23:10:02 | 日記
 
?? ?高取・町家の雛めぐり」では、民家・商店それぞれの家に伝わる雛人形を独自の方法で飾ってあり、ひとつひとつが個性的です。また添えられている「雛ものがたり」も楽しいです。  


?? ?原田家では「・・・(中略)当時は綺麗とか楽しい、嬉しいという感情より、薄気味悪く眺めていました。そして50年以上も飾られることなく、箱の中で眠っていました。だけどこの機会にたくさんの方に見て頂き喜んでいます」というメッセージがありました。?


?? お祭りのメ~ンエベントは、「ひなの里親館」に造られたお雛さまのピラミッド、「天段の雛」。ここは旧JAの倉庫ですが、その高い天井に届かんばかりにたくさんの雛人形が並んでいて、壮観です!(写真)


?? 16段の最上段にはりっぱな「館(やかた)びな」が3軒(どう数えるのかな?)も。 でもこんなにたくさんいらっしゃったら、夜とか1人で見るときにはかなり迫力あるよ~!ちょっと怖いぞ~? このたくさんのお人形は「徳島県から来ている」とガイドさんは説明していました。  


写真:造り酒屋の「金剛力」さんのショーウインドウの中にも小さなおひなさまが!
昭和ノスタルジー満載のショーウインドウではありませんか?
 

 もうひとつのテーマは「曲水の宴」です。貴族の遊びをひな人形が実際に演じているみたいに飾り付けてあります。?


 この飾り付けをどんなテーマで、どういった構成にするか。「それが大問題で、一年がかりで完成したもの。これが終わるとすぐまた来年の構想にとりかかります」と苦労を話しました。  


 ところで桃の節句のひなまつりは、一般的に貴族の遊び「ひいな遊び」の流れを伝えるものと言われています。子どもたちの穢れや災難を「紙人形」に引き受けさせて、川に流す「流しびな」の風習も合体しているのだとか。?

 写真:二人だけのひっそりと静かな世界が広がっています。

 「ならリビング」というフリーペーパーは、それよりもっと昔からのいわれについて説明しています。


  奈良市にある法華寺は国分尼寺の総本山で、光明皇后が建立しました。4月1日から一週間行われる「ひな会式」では、善財童子の像35体を本尊の前に並べてお祀りしますが、これは1250年近く続く法要です。


  平安時代の「三宝絵詞」には「ひ々なの会」ということばがあり、これが小さくて可愛いという意味で、のちにひな人形になったということです。  


  光明皇后は「目の病気や盲目の人を治療した」ことで有名ですが、奈良では「福祉事業の創始者」としても敬愛されています。こんなところから女の子の節句、ひな祭りが始まっていたのですね。?

 
 写真:ひなDOLL IN THE BARBER
 

  4時を過ぎ(大部分の展示は終了)、お腹も空いてきたので「多かまつ」でお茶しました。コーヒーセットのおはぎがとってもおいしかったよ。あんはもちろんだけど、お米の部分がとびっきり!おまけの「はまぐりもなか」も一気に頂きました。
催しは今月末まで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

城下町で雛めぐりを

2009-03-09 23:19:06 | 日記


?? 3月弥生は桃の節句。女の子も(昔)女の子も、たいてい「ひな祭り」と「おひなさま」は大好き。奈良県高取町ではこの一ヶ月間、町中がおひなさまで華やかになります。?


?? ?高取町は橿原市と明日香村に接する人口約7700人の小さな町ですが、「山城日本一」とも呼ばれる高取城址が残る城下町であること、そして古来より薬の町として有名です。土佐街道沿いには旧い町並みや木造建築が今なお残り、風情があります。?

?? 写真:酒樽の上に並ぶ可愛いおひなさま


??「なぜ土佐街道という名前なのですか?」と聞くと、「飛鳥の都を作るとき(だから平城京より昔ですね)全国から作業員や職人が集められたけれ
ど、ふるさとには帰れなくなりここに居ついたから。他に薩摩などの名前も残っている」とねえさん(!)が教えてくださいました。


?? なお、ねえさんとはいえ、かなりおばさん、あるいはおばあさんなのですが・・・。またここで「なぜ、ねえさんなのか?」を説明する必要がうまれました。ねえさんは写真を撮っているあいよっこに「土佐通りをまっすぐ上にあがっていってくと、りっぱな白壁の『植村家長屋門』があるから、それを撮りなさいね」といいました。?


 写真:白梅とハンギングフラワーが見事にマッチんぐぅー!

 
  その家こそ「お殿様」である、高取藩二万五千石・植村家忠氏の住居です。植村氏はたくさんの名誉職を兼ねているそうですが、現在は町長として名実ともにトップの立場です。
 
 「二万五千石は少ないけれど、それは『家』の文字を徳川幕府から頂くことで、石高が少なくなったため」とねえさんは力を込めました。今でも町の女性たちとは、「お殿さん」「ねえさん」と呼び合っているのだそうです。?


写真:植村家長屋門は文政9年(1826)の建立。一重入母屋瓦葺造り。  

  たとえお城は石垣だけになっても、今でもしっかりお殿様が存在し、城下町の誇りときずなは残っているのですね。それが町を愛する気持ちにもつながっているのだなあ、と痛感しました。なお高取城址に行くには険しい山道を1時間半ほど登る距離があり、本格的に山登りの装備が必要だそうで、今回はあきらめました。?

 
  さあてやっとひなまつりのお話です。今年で3年目となった「高取・町家のひなめぐり」は飾り付けに参加する民家も80軒と増え、年毎に盛大になっています。おひなさまも 飾りつけも、それぞれの家で工夫をこらし個性的です。


 道路に面してショーウインドウのように華やかなところ、玄関先の風流な生け花お迎えしてくれるところ、カラフルな布のキルティングで満艦飾といった感じのところ、酒樽の上に並んだ 小さな木目込みが可愛いところ・・・・。とにかく見るのが楽しい。(続く)

  写真:カラフルで温かみのあるキルティングやさがり雛に囲まれて!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人生は「忍」

2009-03-03 00:42:32 | 女性のひとり旅
??
 「それではあいよっこさん、あなたは本音で何を語ったの?」と聞きたい人もいらっしゃるでしょう。だけどこんなときはたいてい聞き手にまわります。

?? 語って面白い、ドラマティックで波乱万丈の人生ではないこともあります。カメラを持ち、あちらこちらを撮影していると「なぜひとり旅なのか」はすぐ納得してもらえるみたいで、簡単な紹介だけでOKなのです。?
??
?? どちらかというとあいよっこの関心は、今目の前にいる人の人生のほうに向くのです。「人間って自分を語ることで、相手に理解して欲しい、共感して欲しい、そしてその人に映る自分の姿を確認したいのだなあ」などと感じてしまうのです。社会的な存在としての自分は、相手・他者を通じてしか、なかなかわからないのかもしれません。?


?写真:壇上寺の西向観世音から東京タワーを見上げると不思議な景色。東京に行くと、東京タワーがみんなに愛されていることを感じます。「大好きで、良く行く」とBさんも。

?? ?
 ところで相田みつをさんをご存知のかたは多いでしょう。人生の真実のことばをのびのびとした筆致で表現する書家で、「相田みつを美術館」は東京駅近くの東京国際フォーラムB1にあります。



 若いほうのBさんは「4時のバス出発まで時間があったので、初めてその美術館に行った」と話しました。 単に近いから行ったのに、期せずして大変こころに響いてきたそうです。「60歳で『にんげんだもの』が大ヒットしたのに、66歳で亡くなってしまうなんて、かわいそう」とも言っていました。?

 真:遠くから「あっ、お面を売る露天があるのかな?」と近づくと意外や意外。カラフルでちょっとキューピーに似ているお地蔵さんがたくさん!


 多くの作品から感銘を受けたのですが、1番目に付いたのは「忍」という文字でした。?


 「がまんするんだよ、
  がまんするんだよ、?
  くやしいだろうがね、?
  がまんするんだよ ?   みつを」?


 「明日帰って、彼と仲直りしてみる」とBさんは明るく言いました。おしゃべりに夢中になった三人は、とうとうヨコハマ中華街を散策する時間がなくなってしまいました。
  

 ちなみに「ブルーライトヨコハマ」ツアーは¥8500とやや割高(と感じる)ですが、定期便なので1人でも催行されることは安心です。さらに+5500の、はとバス直営の銀座キャピタルホテル(朝食付き)宿泊プランが魅力で、Bさんとあいよっこはこちらを予約していました。次の日には歩行者天国の銀ブラを楽しむことができました。

             写真左:浅草の道路の真ん中に「白波五人男」!  

 
 
 夜景であること、おしゃべりに夢中になったこともあり、よこはまツアーではあまり写真の撮影ができていません。そうなのです、仲間と一緒だと景色や旅そのものに集中できない、というのがひとり旅の大きな理由でもあります。(といいわけを) そんなわけで、東京タワー・浅草周辺の写真を載せます。


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする