あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

ウミガメの産卵、あまりに多くて順番待ちができる

2012-12-30 20:53:22 | 小笠原諸島・父島 絶景の旅

写真は2012/12/9-14「小笠原諸島・父島 絶景の旅」<o:p></o:p>

                     写真:長崎展望台から、兄島と兄島瀬戸。 

 

 

  2日目はレンタカー(10時間¥7800)で島をぐるりんとまわります。最初に情報収集と翌日のツアーについて聞きたかったので、「小笠原ビジターセンター」に寄りました。ですがツアーについては大通りのななめ先にある「B-しっぷ」(商工観光協会)というイルカのイラストの建物だということでした。

 

 

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しか~し続いて入ってきた人から貴重なお話をゲット!! 「今日11時半からこの前の大村海岸でウミガメの放流がある」ということです。これは今朝入港した「にっぽん丸クルーズ」のイベントなのだそうです。

 

 

写真:宮の浜海岸では船が。

 

 

 

「ウミガメ放流」を絶対見たくなったあいよっこは、ちゃっかりと便乗することに決めました。どこにラッキーがあるかわからないものです。

 

 

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同じ民宿の人の話だと「にっぽん丸ツアーは横浜港から出ていて、おがさわら丸より一日遅く入って一日早く出港するのに、値段はかなり高い」とのこと。だから?こんなイベントがついているのでしょうね。

                          

 

 

   写真上:ごそごそと活発に動くカメさんたち<o:p></o:p>

   写真左:合図とともに海に向かってスタート<o:p></o:p>                             

                        

 

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 さてレンタカーでまず向かったのは島の北側にある「宮の浜」、そして島の屋根にあたる夜明山・中央山などが連なる「夜明道路」です。島の東西で海の色や美しさが違うように見え、最初の長崎展望台から見た海、これがまさしくボニンブルーなのかもしれません。

 

  

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鏡のように滑らかな海面の向こうは兄島で、ここは「兄島瀬戸」と呼ばれ潮の流れがまるで川のように流れている場所だそうです。 

 

 

 

おがさわら丸が二見湾に入るルートでもあり、多くの観光船も通ります。展望台が「初日の出」「お月見」の名所というのもうなずけます。眼下にはおそらくダイビングかホエール・ウォッチングをしている観光船が泊っていました。

  

 

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 次の旭平展望台を見た後、中央山に心を残しつつ、カメの放流地大村海岸に向かいました。小笠原諸島は日本最大のアオウミガメの繁殖地ですが、大村海岸はなかでも産卵が多く、放流はたいていこの場所で行われています。

 

 

<o:p>                   写真:「必ず帰って来いよ~!」一生懸命海をめざす</o:p>

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 今回はそれぞれ別の水族館などで大きくなった2歳ほどのカメ4匹が用意されていました。絶食状態なので噛まれる恐れがあり、「手を出さないで!」と注意していました。また「絶対にカメの前に出ないように」とのことで、おそらく海にまっすぐ向かう事ができなくなるのでしょう。

 

 

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 合図とともにいよいよスタート! カメさんたちは最初ゆっくりと、次第に歩みを速めてまっすぐ海に進みます。ここで海に入るまでに「この場所を覚える!」そうで、順調に育てばメスはおよそ30年後にまた戻って卵を産みます。

 

 

<o:p>写真:道路脇に残る戦時中の遺跡</o:p>

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でもほんの4-5mの間に覚えられるってすごい! 生き物の本能って不思議ですね~。

無事海に入ったカメさんに「戻って来いよ~!」「元気でね~!」「また来てね~!」という声があがり、あいよっこもなぜか感激で胸がいっぱいになりました。<o:p></o:p>

 

 

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 民宿のご主人にこの話をすると「この境浦海岸もたくさんのカメが産卵にあがってくる。初夏の6月ごろ日が暮れるのを待って産卵が始まるけど、あまりに多くて順番待ちができるほどの時もあり、また日が暮れるのを待てないで産卵が始まるカメもいる」ということです。ああ、絶対にまたその時期に来たいなあ。<o:p></o:p>

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写真:「シマシャリンバイ」長崎展望台で<o:p></o:p>

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小笠原の海は、ボニンブルーの深い青色

2012-12-26 19:06:50 | 小笠原諸島・父島 絶景の旅

              写真は2012/12/9-14「小笠原諸島・父島 絶景の旅」<o:p></o:p>

              写真小笠原水産センター 魚さんにも性格や表情があるのね!

 

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  今朝、鏡を見ると鼻の頭を中心に皮がボロボロとむけています!「なんで?」思い当たるのは12/12父島周辺での一日マリンツアー。でも二週間前なのに、忘れた頃にやって来るとは! 皮膚の新陳代謝サイクルも相当遅くなっているわ~ん。

 

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 さてさて今回の「小笠原ツアー56日の旅程」はこんなかんじでした。

 

 

 

<o:p>写真左右とも「小笠原水産センター」</o:p>

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12/9:東京竹芝桟橋出港→<o:p></o:p>

12/10:小笠原・父島二見港到着→水産センター→境浦海岸→歓迎の「郷土芸能披露」<o:p></o:p>

12/11:終日レンタカーで島巡り 宮の浜→長崎展望台→旭日平展望台→大村海岸で「アオウミガメの放流」→小港海岸・コペペ海岸→小笠原亜熱帯農業センター<o:p></o:p>

12/12:「ドルフィンスイム・ホエールウォッチング一日ツアー」<o:p></o:p>

12/13:レンタルバイクで午前中3時間島めぐり 宮の浜→扇浦海岸→小港・中山峠展望台→午後2時出港<o:p></o:p>

12/14:午後3時半竹芝に到着

 

 

 

 

  今回はお天気が心配だったこともあり事前予約はしないで、「だめだったらバイクで回ろう」という心づもりでした。でもレンタカーもツアーも前日予約でOK!でした。そしてラッキーにも曇りから晴れ、快晴、真夜中に豪雨、そしてまた晴れ、とお天気にも恵まれました。やっぱ旅はお天気しだいですものね~。

 

 

<o:p>写真:「タコノキ」の果実はオガサワラオオコウモリの餌</o:p>

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 小笠原は海底火山活動で隆起したあと珊瑚礁が発達してできた島で、一度も大陸とつながったことがないため、固有の動植物生態系ができています。島の別名「ボニン・アイランズ」は、江戸時代に無人島(ぶにんじま)と呼ばれていたのが由来で、島は江戸時代ころに発見されたようです。現在でも一般の住民が住んでいるのは父島と母島だけで、無人島がたくさん散在しています。

 

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特に海の色はボニンブルーと表現され、ほんとうに「深い青色」です。下が珊瑚礁だと透明度がわかりやすいですが、少し深くなると青というより次第に群青色から黒くなってきます。また島の植物にも「ムニンヒメツバキ」「ムニンツツジ」など、「無人」由来の「ムニン○○○」という名前が大変多いのです。

 

 

 

<o:p>写真:境浦海岸でシュノーケリングする人</o:p>

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 まずはボニンブルーを見るために民宿近くの境浦海岸に行きました。なああんと男性が1人、シュノーケリングをしています。「寒くないですか?」「海の中のほうが温かいです」、「船の(残骸)あたりは魚が多いのですか?」「表面はきれいな色だけど、中はかなり濁っていて見えにくいです」「海が荒れているからね~」などと話しました。

 

 

 

<o:p>写真:海岸にはたくさんのサンゴや貝のかけら</o:p>

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 なああんと、帰りにまたお会いしました。「毎日潜っていて、水中カメラで撮影していた」そうです。そして右の方は同じ民宿だった人で、定年後に旅を楽しんでいる物知りです。孫くらい年が違うお二人ですが、行きの船で友達になったのだそうです。旅ってこんな偶然がうまれるのですね~!

 

 

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 偶然とはいえ、年齢の差を越えて「話が合う」「気持ちが通じ合う」って、やはり子どもの頃、どんな遊びをしたか、どのくらい遊んだか、という要素も大きいのかもしれません。

 

(続く)

 

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写真:帰りの船内レストランで。シュノーケリングの彼と同じ民宿だった方。

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小笠原諸島は遠いよ~!

2012-12-17 23:09:59 | 小笠原諸島・父島 絶景の旅

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         写真撮影は2012/12/9-14「小笠原諸島・父島 絶景の旅」<o:p></o:p>

         写真:父島・境浦湾には大戦時に座礁した船の残骸が

 

 

 129日午前10時に定期船「おがさわら丸」は東京竹芝桟橋をドラの音とともに出航。でも海上はこの冬最強の低気圧で荒れに荒れていました。この低気圧で次の日、日本列島全体が初雪、大雪、この冬最低気温となりましたね。

 

 

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船内放送では何度も「この先、船は大きく動揺(こう表現するのだなあ)するおそれがあります・・・」と言っていますが、期待で胸がワクワクのあいよっこには「それがどうした」状態だったのです。

 

 <o:p>写真:東京竹島桟橋―父島を結ぶ定期船「おがさわら丸」</o:p>

 

 

写真:レインボーブリッジを下から見る

 

 

世界遺産になる前から「小笠原諸島にいつか行きたい」と願い、時々小笠原海運のHPをチェックしていたところ、「第13回謝恩ツアー小笠原56(通常より20OFF)」を発見し、さっそく申し込みました。ツアー料金はBプラン36食付¥49,5001人参加料¥6,000 です。特に観光客が減る12月のこの便だけ割引があるようです。

 

  

 

 さて東京湾を出るのに2時間以上もかかるとは驚きましたが、その頃から波はさらに大きくなり船の横揺れも激しくなり始めました。立って歩こうとすると頭はグラグラ、気分はフラフラで、手すりが絶対必要です。

 

 

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でも横になったらなったで、あっちにズリッ、こちらにゴロン・・・で身の置き所がありません。そのうち上半身と下半身の動きが一律でないためか、ちょうど腰のあたりが痛くなってきました。

 

 

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写真:レインボーブリッジを反対側からも見る

 

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 乗り物酔いにはかなり自信があったのですが、今回ばかりは負けました。うう~~ん、あと20時間以上この状態が続くのかなあ? 実際は次第に慣れてはきたものの、やはり気分はスッキリとはいかなかったです。ツアーは基本二等客室ですが、幸いあいよっこはレディースルームに入りかなりゆったり過ごす事ができました。

 

 

 

写真:スティールパンは打楽器だけど独特の音階を奏でる<o:p></o:p>

  

 

 

 荒れのために1時間ほど遅れたおがさわら丸は、次の日正午過ぎに父島二見桟橋に到着しました。ついに来たよ~!自然が残る亜熱帯の島々。しかし遠いなあ! 

 去年行った八丈島も遠いと思いましたが、その3倍以上の距離があり、しかも飛行機がありません。

 

 

 

<o:p>写真:フラダンスは恋の踊り</o:p>

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 その夜歓迎の「郷土芸能の披露」が行われました。まずスティールパン(ドラム缶から作った音階のある打楽器)の賑やかな演奏に始まり、次には島の唄に合わせて、当地で盛んなフラダンスが披露されました。

 

  

 最後は古くから伝わり東京都無形民俗文化財にも指定されている「南洋踊り」と、それの伴奏をする「KAKA(カカ)」の演奏です。KAKAはタマナという木をくりぬいて作ったパーカッションで、太平洋の島々で演奏されているそうです。南洋踊りを裸で踊る人たちは、近年にないこの日の寒さで震えていました。

 

  

写真:南洋踊りとカカの演奏もエキゾティック

 

 

 八丈島では大太鼓や黄八丈やゆかたを着ての盆踊りなど、日本文化に近いですが、ここはさすが南洋の島、ミクロネシアやハワイなどの文化そのものなのですね~。こうした文化保存や演奏活動は島の観光関係者や村役場の職員さん、教職員さんなどが練習や披露を行っているのです。

 

(続く)

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『脱原発・続原発』で議論して欲しい事1

2012-12-06 14:01:51 | 日記

                      写真:天野山金剛寺、紅葉の色も濃い「散紅葉」。撮影日は2012/11/25<o:p></o:p>

 

  この夏に関電は「大飯原発以外の原発が稼動していないから」と「10%削減目標」の節電を呼びかけました。「関電HPの『はぴeみる電』に登録して、7.8.93ヶ月間に昨年同期と比べた削減率に応じてクオカードを差し上げます」という「節電トライアル」キャンペーンも行われました。

 

 

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 基本原発反対、のあいよっこは俄然「ようしがんばるぞ!」と、エコ家電に買い換えたり、真夏の昼下がりは公共施設やファミレスで仕事や用事をこなしたりと涙ぐましい努力をしたのです。

 

 

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<o:p>写真:「摩尼院(まにいん)」は南朝の後村上天皇の行宮(仮の皇居)<o:p></o:p></o:p>

 

 

 

 

結果は約12%の節電となり、関電からは1500円分のクオカードをいただきました。やった~!とひとり達成感! 同じ思いで節電に協力して人が多かったのでしょう、関電全体としても目標を上回る「前年比11%節電を達成した」と報道されました。

 

  

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<o:p><o:p>写真:奥にある「北朝行在所と庭園」<o:p></o:p></o:p></o:p>

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 しかしその喜びもつかの間、先日11/26には「来年4月から家庭用電気料金を平均11.88%値上げする申請を行う」という発表です。があああ~ん、やはり? あいよっこが節電して安くなった電気料金がそのまま値上げだってぇ!? あの努力はどこに行ってしまうんだっ。

 

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 実は節電しながらも疑問は感じていました。みんなが節電して電気料金が減る、ってことは関電の収入が減るってことだよね。つまり節電すればするほど、関電は一方で困る事になるのでは? 

 

 

 

 料金の値上げの理由としていつも「火力発電用燃料の高騰」を挙げているが、実際は「節電で収入が落ちた」ってことでしょう? 都合の悪い事は絶対に言わない、といういつもながらの体質が見え隠れです。

 

 

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<o:p>写真:庭園は室町時代の枯山水様式</o:p>

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 なぜこれほど電力会社に疑問を抱くのか? やはりあれほどの事故があっても時間の流れと共に、またまた「原発再稼動」の流れもうまれつつあるからです。原発関連権利の強さや依存する勢力の強さをあらためて実感しています。

 

 

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 今回の選挙でも「脱原発」は大きな争点となっていますが、そこで議論してほしい問題に重要なことが欠けている、と感じるのです。簡単にいえば次のようなことです。

 

 

 

     写真:うううむ、自然とデジタルの傑作!?

 

 

 

 

①原子力発電所の制御システムなどの基幹部に対するサイバーテロ、遠隔操作による侵入攻撃に対する防御力。(他の発電との決定的な違いは「取り返しがつかない」、ということなのです)

 

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②原発を持続することで、「核爆弾」などの技術を維持でき、それが国の防衛力につながる、という思想。(前東京都知事石原氏の発言「日本は核武装すべき」はこのたぐいだと思います)

 

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<o:p>写真:北朝の光厳、光明、崇光の三上皇が京都を南朝が奪還した際、連れ去られてしまい4年間御座所となった。3人の天皇が住んでいたとしては、狭い室内です。</o:p>

 

 

 

③原発を持続することで、他国に対して優越でき、技術・システムの輸出につながる、という経済的理由。(「原発を廃炉にするためにも維持が必要」、というのは終わりの見えない理論です)<o:p></o:p>

 こうした問題を真剣に議論して欲しいのです。

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 (選挙が終わるまでに次回アップできたら、続く)<o:p></o:p>

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