さて昼食でお腹はいっぱいでも「いちご」はもちろん大丈夫。ビニールハウスの中では、名前も可愛い「べにほっぺ」の真っ赤な大粒のいちごが呼んでいます。呼んでいるのはあいよっこの方か?
東京に行くときは用事があり、たいてい自己負担ではありません。そこでついでというかちゃっかりというか、「ブログのために」という大義名分で「はとバスツアー」を探してみました。
なんとおよそ100コースもあり実に盛りだくさん。今回は「2月5日および6日に催行される日帰りツアー」で検索し、5日は「中伊豆ワイナリーシャトーT.Sと時之栖(ときのすみか)イルミネーション」、そして6日は「ブルーライトヨコハマ」に決めました。<o:p></o:p>
写真:「まゆ玉の里」伊豆長岡では、旅館「小川家」でまゆ玉飾りを展示。
5日のツアーは、はとバス60周年記念コース。今年1年間実施され、2週間毎にコースが変わるという多彩でお得感満載のコースらしいです。
写真右:拡大するとこんな感じ。小さな「ぬえの人形」「縁起物」などで華やかな雰 囲気です。
ガイドさんによると一番人気は、朝:お寿司、昼:てんぷら、夜:うなぎ・・・と満腹になる「くいだおれツアー」だそう。「ええっ!大阪までいくの~?」とつい思いましたが、東京近辺でのくいだおれなので~す。
それではまず5日のツアーはどんなんかな~?<o:p></o:p>
??ブログのためだとか理屈をつけていますが、やはり旅に出ることが楽しいからです。知らないところに行き、初めての人々に出会い、さまざまな情報を得るのが面白く好奇心を刺激するからです。このツアー、ワインは一等好きなのでワイナリーは嬉しいし、まだまだ高価なイチゴ狩りも美味しそう、そして夜空に輝くイルミネーションは幻想的、なはず・・・。<o:p></o:p>
さあて満員の乗客を乗せてバスは9時半に浜松町を出発です。気温は温かいけれど曇りがちなので、せっかくの富士山はあまり期待できないかな??
首都高速も東名高速もうそのようにすいすいと流れています。この日のツアー全体でどこも込み合うことなく順調だったのは、あるいは不況の影なのでしょうか?ガイドさんも「これほど空いていると景気がちょっと心配」と意外みたいです。
写真:イルミネーションは東洋一と言われる約250万個の電球を使用。光のトンネルは長さ340mもあります。
昼食に立ち寄った「シャトーT.S」は、あのカラオケ・シダックスが経営するワイナリー。広大な敷地の大半がブドウ農場で、てっぺんに大きなベルがあるおしゃれなシャトーには4つのレストラン、結婚式場などがあります。<o:p></o:p>
そしてアルコール好きにとって、試飲は楽しみなもの。ここではオリジナルワインを常時12~15種類揃えているほかに、有料で貴重・高価なワインの試飲も行っています。あいよっこはワインは好きだけど、アルコールにはかなり弱いので少しでOK!<o:p></o:p>
ブドウ畑が広がるこの近辺は、また桜の季節もすばらしいとのこと。<o:p></o:p>
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「ホテルきたふくろう」の温泉はたしかにぐぅ~でした。特に露天風呂に入ると、前に広がる雪をかぶった原生林、木立の間に見える満月、と最高のロケーション。露天風呂ってそんな開放感もさることながら、ちょっとぬるめというのが自分好みなのです。ぬるめのお湯で長湯、というのが美容にも最適だしね。<o:p></o:p>
写真:摩周湖は最高のお天気。3つのうち第一展望台からのながめです。
ツアーで一緒になったひとり旅の女性は「5回も入った」と朝食の時に話しました。ヒェ~! あいよっこも「最低2回は入るぞ」と思っていたものの、一回で身体中がポカポカしてもう充分、それ以上はのぼせてしまいそう。硫黄のお湯の効果を実感しました。<o:p></o:p>
次の日は硫黄山から摩周湖に向かいます。アイヌ語でアトサヌプリと呼ぶ硫黄山は、標高512mの活火山。全体に白っぽく、名前の通り硫黄分を含んだ白煙がモクモクと立ち上っています。かつては硫黄鉱山として採掘が行われていました。もちろん臭いは強烈ですぞ!
写真:摩周湖展望台から反対側にある白い山が硫黄山。
摩周湖への山道を登っていくとき、添乗員さんはこう説明しました。「ふもとがどんなに晴れていても、登ってみないと天候はわかりません。霧の摩周湖はそれほど気まぐれなのです」。
そして「昭和天皇は3度ここにいらっしゃったけれど、いずれも天候が悪くて美しい湖を見ることができなかった」と有名なエピソードを紹介しました。<o:p></o:p>
写真:阿寒湖は人家も近くて親しみやすい表情です。
だから晴れの日、晴れた時間に見ることができたあなたは幸運ですよ、ということになるのでしょうが、他のブログによると「晴れの摩周湖を見ると出世できない、結婚できない」というジンクスもあるのだとか!う~む、いったいどっちなんだ! まっ、あいよっこにはあまり関係ないようだし、いずれにしてもくっきりとしたお天気でラッキーでした。
摩周湖は山頂の展望台から下方に、美しくひっそりとそこにありました。透明度の高い湖面は青い色に映えています。湖面のかすかな線状模様は薄く氷が張っているのでしょうか?周りの山から落ちる幾筋かの滝も凍っているようです。その後に行った阿寒湖などとは全く異なり、人里離れていて本当に神秘的なのですよ。<o:p></o:p>
写真:阿寒湖畔にある「弁慶の足湯」も後ろに白樺林が広がり、気持ち良さそう
札幌から道東までは長いバスの旅です。行きは旭川経由で、帰りは釧路の海岸線を回るので、走行距離は約850kmにも及びます。行きはなんといっても昼間なので車窓風景も楽しいですが、帰りは真っ暗闇のなか、かなりお尻の痛さもありで、ひたすら到着を願い始めます。<o:p></o:p>
ツアー参加者は50人を超え、バスのなかは満員でした。あいよっこ以外はみんな道内からの人たち。普通道外の人はこうしたツアーを利用することは少ないでしょうが、その土地の方々とご一緒するというのもまた楽しいものです。<o:p></o:p>