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写真はすべて2011/10/27-10/1 北秋田を巡る旅。<o:p></o:p>
写真:グリーンがかっている沸壺の池<o:p></o:p>
すると次の朝、深浦観光ホテルの朝食にお米の漬物が出ました! ややこうじっぽいお米に甘酸っぱい小さなぶどう(山ぶどう?)…、不思議なお漬物ですが、かなり美味しかったです。東北地方の漬物文化が多彩なことは有名ですが、お茶漬けにお米の漬物の場合、重なって重複しているような…。考えてみると魚とお米(こうじ)の漬物がいわゆる寿司の始まりでもあり、漬物とお寿司って親戚ですね。
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深浦近辺を走る五能線列車を撮ってみたい、とポイントを探していると深浦漁港がありました。
「え~っ、これはカモメ?ねこ?」と思うくらい小太りのカモメたちが、警戒感もなくまったりとくつろいだ風情です。そういえばウミネコというカモメがいますけど、これ?
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写真:もし「うみねこ」なら、「なるほど!」と納得ですが…<o:p></o:p>
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こちらものんびりと見ていたら、朝の2本の列車が通り過ぎてしまいました。ギャオー! 仕方がないので線路を撮りました。
写真:五能線の線路
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東北の日本海側は至るところがサンセットポイントで、なかでも「夕陽が近い町」深浦町の80kmの海岸線は「夕陽海岸」とも呼ばれています。弁財天を祀る「弁天島」も有名なビューポイント。道路脇から海中の大岩へと通じる道が伸びています。
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ここは海上の安全と豊漁を祈る古くからの聖地です。海岸線は荒波による奇岩・巨岩の名所でもあり、海側にまわると2時間サスペンスドラマのラストシーンのような険しい岩場に身がすくみます。
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写真左:「弁天島」の険しい断崖<o:p></o:p>
真下に広がる海は深くて蒼く、水面が朝日にきらきらと輝いています。すぐ近くに浮かぶ小船では男性が海を覗き込んでなにか、おそらくあわび漁なのでしょう、獲っているようです。
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つぎにR101を南に上っていくと五能線「十二湖駅」があり、その先を左折して十二湖に入ります。 ところで関西人のあいよっこは通常「南下・北上」ということばを使いますが、当地では「南上」というのかな?
写真:小船で漁
さて十二湖は江戸時代の1704年に起きた山崩れによって、谷口が堰きとめられてできたもので、実際には33の湖沼群がありますが、萌山から見えたのが12だったのが名前の由来となりました。
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白神山系のブナの森から流れ出る水は透明度が高く、それぞれに特徴を持つ湖を作っています。特に青池は最も奥にあり、差し込む陽光や季節、見る角度によって微妙に色合いが変化するため、観光客はもちろんカメラマンにも魅力のロケーションです。
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それでも透明度の高さでは沸壺(わきつぼ)の池が上といわれます。池のほとりには平成の名水に選ばれた「沸壺池の清水」の源泉があり、こちらは青というより緑に見えるのがまた不思議ですね。
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周辺には稀少植物が多く、さらに約158種の野鳥も生息していて、人里近くなのに多くの自然が奇跡的に残っているのです。整備されたトレッキングコースは1-2時間でまわれます。
続く・・・
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写真:青池は陽光が入る10-11時頃がおすすめ
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