あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

ロシア軍のウクライナ侵攻 早く停戦に! ⑩

2022-11-09 18:09:30 | 2022/2/24 ロシア軍ウクライナに侵攻

写真撮影:2021/2/17~19 香川県小豆島~

写真上:江洞窟(こうどうくつ) 弘法大師が悪魔を洞窟に封じて弁財天を

    奉ったとされる半地下洞窟。

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 かつて旧ソ連に属したチョルノービリ原発は、1986/4レベル7の大事故を起こし、英シンクタンク「ヘンリー・ジャクソン協会研究員」タラス・クジオ博士(ウクライナ系)は「旧ソ連はこの原発事故後、なにもかもがバラバラになり始めた」とソ連崩壊・分裂につながったと見ています。

 

 そもそも世界には「原子力発電所を狙うのはテロ組織」という前提があったので、自分たちこそ「テロ組織のテロ行為」をしたわけです。プーチン政権にとってもある意味「旧ソ連崩壊原因としてのトラウマ」感覚があると想像できますが、なぜ真っ先にいまだ大事故の処理中である同原発を狙ったのか、その後もザポリージャ原発を占拠し、攻撃し、問題を起こすのか、いまだに理解できないでいます。

 

 さて露軍がチョルノービリ原発から盗み出した133個の高レベル放射性物質ですが、当時「なぜここから盗み出すの?自国の原発にもあるでしょうに…」と思ったものでした。「ロシア 原発 運転中」で検索するとロシア国内には現在全31基あるようす。

 

 するとなぜの答えをTV報道が教えてくれました。放射性物質を分析すると、どこの原発から出たのか「痕跡」があるのだそう。つまり露軍は「ウクライナ軍が作った汚い爆弾」に見せかけるために盗んだ、ってことかな?すでにこの時期にその作戦もあった、ってこと?やっぱ自分たちの作戦や~ん!その後盗んだ物質で「汚い爆弾」を造ったのか、造れたのか、不明ですが。

 

 露軍が同原発を撤退後の2021/4/1、朝日新聞は当時ウクライナ原子力企業「エネルゴアトム」トップのペトロ・コティン総裁代理を取材しています。コティン総裁代理は「露軍が原発を次々と占拠したのは、ウクライナの経済的利益の搾取が目的」と話し、一方で「当初から同原発には放射性物質以外に何もない。これらを持ち出して世界中にまき散らす『汚い爆弾』に使う以外はなんの利益もない」と露軍に主張した、ということです。

 

 ううむ~、とすると露軍はこの話からヒントを得て、今になって脅迫の手段に持ち出したのでしょうか?当時の露軍の無謀な行動からは、きちんとした現状認識や汚染知識などが欠けていたみたいだからねえ。

 

 しかもこうした失態を最高司令官であるプーチンは知らなかったらしい!幹部はその理由を「都合悪い事実・情報を伝えると、彼の機嫌が悪くなりひどく叱責されるから」って、ありえへん!

 

 プーチンは自らが長い間温め、作戦を立て、準備万端で開始した戦闘行動に、無関心でいられるのでしょうか?普通はどんな出来事も、結果も、詳細に知りたいし、次の作戦にも絶対に必要となるはず、と思うけど。たとえば対戦相手のウクライナ・ゼレンスキー大統領ならば、すべて掌握して、命令を出していると想像できるもの。

 

 「なんか変だな~」と感じた最初の出来事でした。

        

        *** 続く ***

写真下:ご本尊の弁財天さま

写真:摩尼車(まにぐるま) ネパール・チベットの寺院ではおなじみ。

   触って回すと不幸、災難を除き、水を清澄にする。

写真:住職さんのお話しを神妙なおももち。

写真:海を眺める弘法大師さま 近年はパワースポットとして有名

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ロシア軍のウクライナ侵攻 早く停戦に! ⑨

2022-11-09 17:49:53 | 2022/2/24 ロシア軍ウクライナに侵攻

写真撮影:2021/2/17~19 香川県小豆島~

写真上:「大阪城石垣石切 小瀬原丁場跡」

 小豆島には多くの石切丁場跡が残り、この山腹には矢穴のある種石や割石

 などの残石が散乱している

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 「露軍の戦争犯罪 4万件」(2022/10/15読売新聞)は「ウクライナ検察によると、侵略開始後の露軍による戦争犯罪件数が4万件に達した」と伝えています。

 

 その1週間前10/07には、露軍の戦争犯罪について検証・確定活動を続けるウクライナ人権団体「市民自由センター」がノーベル平和賞を受賞しました。その時「…戦争犯罪は1万9000件」だったので、その後急倍増したわけです。これは「現在ウクライナ軍が露軍占領地域を奪還していることで、戦争犯罪による残虐行為が相次いで発覚し、ご遺体などの特定や記録活動が進んだ」ことによります。

 

 それにしても膨大な数です。通常生活と違って「戦争時の殺人や重罪が許される」こと自体、個人的に違和感が強いですが、そんな戦争においても一定の国際ルールがあるのに、それさえ守らないロシアという国…。

 

 プーチンは2021/7に出した論文「ロシア人とウクライナ人の歴史的一体性について」で「帝政ロシア時代、旧ソ連時代の強大ロシアへの回帰を目指している」ようです。

 

 そういえば開戦当時は「強いロシア、スラブ民族の誇り、ロシア国民の一致団結…」をさかんにアピールしていました。ところが原発を占拠するテロ行為に始まり、偽旗(にせはた)作戦、全インフラ破壊作戦などからは、彼の愛読書である「ロシア歴史書」って悪行の戦略・戦術書と思ってしまいます。結局「強大思想、誇り、理想などといった精神性」は雲散霧消し、単なる低レベルな「暴力、破壊、殺戮、強盗」行動に終始しているよう。

 

 最近では10/26、露軍は「ウクライナが挑発のため、『汚い爆弾(dirty bomb:放射性物質を含む爆弾)』を使う計画も知られている」などと発言しました。なんだか子供っぽいというのか、嘘っぽいというのか、相当焦っているのかな?だけどこの発言の裏には「自分たちが使うぞ!」という、いつもの「汚い脅迫弾」があるのですよ。

 

 実のところ今回の侵略戦争における露軍の「核施設・核爆弾・核放射能」への関心は、「インフラ攻撃の一環」以上のものを感じます。2/24侵略開始とともに真っ先にチョルノービリ(チェルノブイリ)原発を占拠し、同所職員によると「原発事故による放射能汚染が激しい『赤い森』を防護服無しで行き来し、汚染土を掘り塹壕や要塞を築いていた」そうです。

 

 その結果兵士たちは大量の放射能を浴び、身体異常が起きてパニックが起こり、結局3月末に撤退しました。露軍は同原発研究所から133個の高レベル放射性物質を盗み出したと伝えられました。

 

     *** 続く ***

写真:断崖絶壁に建つ宗教建造物も多い

写真上下:宝生寺のシンパク シンパクとしては唯一の「特別天然記念物」

幹周囲:16.6m 地上1mで三方に分幹した巨樹は森のように見える

応神天皇が小豆島(あづきしま)に遊幸の時にお手植えされた、という伝説が残る

写真上下:2月でもつばきが色鮮やか

 

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