あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

どうなる近未来? ヒトガタロボットの進化⑫

2014-11-07 18:28:32 | どうなる近未来? ヒトガタロボットの進化

 

           写真撮影日:2014/8/27~28 滋賀県琵琶湖巡り

           写真上:琵琶湖 野鳥センター近く 群れをなす白い鳥 シラサギ?

 

 読売新聞小説「消滅」のなかでベンジャミン・リー・スコットが「言葉の壁を消滅して、意思疎通が画期的に可能になる」方法として、「・・・イメージを介してコミュニケーションを取れるのではないか? 概念を共有し~~いわば、言語脳を介してコミュニケーションを取れるのではないか、そう考えた」と話しているのも注目です。

 

 作家の方については全く存じ上げないのですが、『言語脳』には興味を惹かれます。もし「PC遠隔操作事件の自称真犯人が人間遠隔操作も可能」ならば、あるいはこんなイメージで言語脳にアクセスするのかな? ※なお「消滅」は10月末で終了しました。

 

 以前「どうなる近未来 ヒトガタロボットの進化⑤」では、「・・・ロボットを大きく2タイプに分類すると

(1)生体の身体を違う部品で作り、生体の脳を人工知能で置き換える方向

(2)生体(人間や動物)の身体および、生体のリアル脳をロボット的にする方向

なお、ここでいう『ロボット的にする』は『他人が操作したり、命令を出したりして、従わせることが可能』という意味です。・・・」と書きました。

 

 (1)については人間に役立つロボットがどんどん実用化され、とても期待されています。問題は技術さえあれば(2)のほうが身体を造る必要もなく、ある意味とても簡単・便利にロボットが造れる、と思えることなのです。科学の発展・進歩が人間にとって良いことばかりではない、と考える一番の理由もこのあたりにあるのです。

 

 それではどうすればよいのでしょう? もちろん人工知能・IT技術・ネット世界の広がりを阻むことはできません。結局のところ人間の倫理・道徳として幼少の頃より教育できちんと押さえていくことが重要、としか思いつきません。さらに一般的にはPCリテラシーやネット・リテラシーを充分に行って、被害者にならないような教育も必要です。 

 

 日本人や日本社会が「性善説を基本にしているので、ネット対策、サイバー対策などに遅れている」と言われますが、あいよっこはある意味それが「誇り」とも感じます。そのために「人間自体をロボットにする」抵抗感は他の先進国よりかなり強くなっているのでしょうから。

 簡単に他を「騙したり・暴いたり・操作したり」、他から「盗んだり・引き出したり・真似したり」などができても、いつか限界はくるでしょう。そうであって欲しいものです。

 

***この項を終ります。おつきあいくださってありがとう***

 

写真:同じく 野鳥センター近く

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真左:毒々しい赤い茸

写真右:これが有名な「玉虫」色

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どうなる近未来? ヒトガタロボットの進化⑪

2014-11-05 22:16:05 | どうなる近未来? ヒトガタロボットの進化

                 写真撮影日:2014/8/27 滋賀県琵琶湖巡り

                 写真上:日吉神社 横に伸びた枝の生命力!             

   またまたブログアップが遅くなってしまったよ~。なにしろ紅葉の時期ですし、などと言っている間に「PC遠隔操作事件」の第18回公判が終わり、11/21に論告求刑の後、11/27に結審となるようです。

 

 江川詔子氏の【PC遠隔操作事件】弁護団は「鑑定人と十分なコミュニケーションがとれていない」!? などによると、どうやら土壇場になって弁護側も混乱しているそうです。精神鑑定の結果が期待したとおりではない、ということは片山被告の精神状態が正常に近い、ということなのでしょうか?

 

 なにしろあいよっこの「独断的プロファイリング」によると、片山被告を無罪にするには、「PC遠隔操作犯人は人間遠隔操作もできる」ことを証明する必要が出てしまいます。

 

 そうなると「自称真犯人」を「証言台に立たせて、それが可能であることを証明してもらう」しかなくなってくるのです。でもまあ、するとお次は「被告席に座ってもらう」ことになるでしょう。今気がつきましたが「証言台」には立ち、「被告席」には座るのね~。しかしいずれにしても難しいことです。

 

 そんなことを考えているとまたまた読売新聞の小説「消滅」にひらめくものがありました。() 重要なキーマンであり、言語の翻訳ソフトウェア研究者であるベンジャミン・リー・スコットの自己紹介のことばです。(※なにげに米元CIA職員のエドワード・スノーデンを彷彿させる人物) 

 

 半分日本人でもあるスコットは、「・・・私はアメリカの政府機関で自動翻訳技術の研究を行ってきました。・・・一般に公表されている文書を分析して、執筆者を特定するというプログラムを開発し、私が運営するサイトで、特に悪質と思われる誹謗中傷の発信者を実際に特定してみせたところ、機密漏洩罪に当たるとされ、現在アメリカ政府より逮捕状が出ている・・・」

 

 おお実際にこんなプログラムがあれば、「PC遠隔操作事件」におけるメールが同一人物であるのか?あるいは実際に誰が発信したのか、までわかるではないの? 少なくとも片山被告自身の文書との違いはわかるはず。

 

 そのプログラムが実際にはないとしても、「メールと片山被告の文書とか文章を比較してみる」、くらいのことは現実に可能ではないのかな? 

 

***明日に続く***

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真左:発見!「雌雄両性具有」の樹 誰も気がつかないのかな?

写真右:美しい曲線と軒下の飾り

写真:稲穂を並んでついばむハトたち。こんな光景は初めて!

写真右:花とお地蔵さん

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どうなる近未来? ヒトガタロボットの進化⑩

2014-10-21 10:51:38 | どうなる近未来? ヒトガタロボットの進化

          写真撮影日:2014/9/15~20。明日香地域を中心に撮影

           写真上:鮮やかな花の色には水流が似合う。橘寺で。

   これまでの流れでは、あいよっこの「独断と偏見を交えた面白半分プロファイリング」によると「PC遠隔操作事件の真犯人は片山裕輔被告ではなく、『自称真犯人』である」ということになっています。

 

 一番の決め手は「自称真犯人からの最後のメール」を誰が発信したのか?というところです。・片山被告が「自作自演メールと同様、時限的なメールを仕込んでいた」とか・ほかの『不愉快犯人(愉快犯というのはやめましょう!)』が出した、という指摘がありますが、いずれも妥当性が低いと思われます。(詳細は省略)

 

 しかしそうすると裁判(取調べもでしょうが)において、しどろもどろ?にせよ、なんとかつじつまを合わせているところの、つじつまが合わなくなってしまいます。なぜ被告は詳細にわたり犯行を説明できるのか?という疑問が出てくる、ということです。

 

 そこで注目すべきなのは「2014/6/1 に送付された「PC遠隔操作事件の『真犯人』を名乗るメール」※矢野さとる氏 の内容です。

 

 まず「今回片山さんに自作自演を指示し無実を一転させるよう仕向けたのはこの私です」と始まり、PCの遠隔操作だけではなく、「人間の遠隔操作も行った」と顕示しています。

 

 次の「あらかじめ片山さんのプライバシー情報をゲットしていたので、従わなければ今まで入手したプライバシー情報を全て拡散するなどと言って脅しました。連絡先や行動パターン等々も把握するのは容易いことでした。」というのはPC遠隔で得た情報をもとに、代行者を通じて片山被告に伝えた、ということなのでしょう。だけど相当細かいことまでとか、さらに未来の進行を見据えた指示は難しいでしょう。

 

 またあいよっこの推理が正しいと仮定すると、片山氏にとってこのプライバシー情報は大変意味があるということになります。メールでは「弱みを握られているので従わざるを得ないだろう」と書いています。しかし誰でも秘密の1個2個はありますよね。

 

 最も気になるのは 「■その他」の部分にある「記念すべき5人目ということで人間遠隔操作の特別サプライズです。楽しんでいただけましたか?」という表現です。

 

 以前にもこのブログに書いた「人工知能は人間の知能と同じ仕組みなので、PCが遠隔操作できることは人間脳もその可能性がある」という事実です。もちろん普通の誰でもが出来るわけではないのでしょうが、仕組みを理解し、テクノロジーを会得しているならば「リアルな人間脳の遠隔操作も可能」である可能性がある、ということになります。

 

 読者のみなさまには「なんでヒトガタロボットのテーマで、PC遠隔事件を長々と書いているのだ?」という疑問もあったでしょうが、やっと本テーマが見えてきました。でしょう?

***続く***

 

 

 ☆稲淵で毎年開催する「かかしコンテスト」

写真左:のんびりかたつむり家族、かわいい!

写真下:遠くに小さく見えるかかしたち

 

 

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どうなる近未来? ヒトガタロボットの進化⑨

2014-10-16 17:23:09 | どうなる近未来? ヒトガタロボットの進化

                      写真撮影日:2014/9/15 明日香稲淵の棚田。

 

  相変わらず天災や事件・事故、また世界的な政変や脅威の感染症などが続発し、ニュースを見たり聞いたりするのも辛い日が続いています。そのなかでとっても嬉しいことはもちろん、赤崎勇・天野浩・中村修二各氏が「青色発光ダイオードの研究」でノーベル物理学賞を受賞されたことです。

 

 受賞のあいさつではみなさま、偶然なのか?必然なのか?「自分の好きなことをしただけ」「自分だけの力ではない」「可能性を信じて続けること」といった意味のお話をされました。

 

 特に40年もLEDの研究を続けていらっしゃる85歳の赤崎教授は「青色LEDは20世紀中にはできないだろうと言われていたので、どんどんやめていく人がいましたが、私はちっともそういったことは考えていなかった。成否は考えず、ただやりたいことをやっていた。・・・本当に自分がやりたいことだったら、なかなか結果がでなくてもやり続けることができると思います」と淡々と話されました。

 

 なんというか、少し前の時代の「効率一辺倒ではない社会の価値観」や、「期待される理想の日本人像」ということばを思い出しました。時代の流れを止めることはできないですが、「失われてしまったもの」が確実にあるようですね~。ちょっと涙が出そうになりました。お三方にあらためて祝福と感謝を申し上げます。

                                              

 さてさて表題のテーマに関しては、間延びしすぎて自分でも忘れてしまっています!!(ホンに ダメよ、ダメダメ~) そうそう「PC遠隔操作事件」で起訴されている「片山裕輔被告」に対する「ほんとうに真犯人なのか?3つの疑問」の③番目でしたね。

 

 ①と②の疑問点から、片山被告の無罪は「C♯(シー・シャープ)言語を書けない」「不正プログラムに関する知識も関心もなかった」「能力的にも環境的にも不可能だった」ことを証明するしかありません。

 

だけど「無いことを証明する」のは、「スタップ細胞がないことを証明する」のと同様に難しいことでしょう。しかも本人は自供しているし・・・。それにしても保釈前まであれほど「無罪」を訴え続けていた片山被告が、いったん逮捕されたら、「自分が確かに犯人だから、早く有罪にして~!」と訴えているのも不思議ですね~。なんで?少しでも軽いほうがいいでしょ?と思ってしまいます。

 

 江川詔子さんの【PC遠隔操作事件】C#でのプログラム作成能力を巡って(第6回公判メモ) では「(片山被告にC♯能力があったとする)証人の記憶は実に曖昧で、・・・今日の証人尋問はいったいなんだったのだろう?」と書いています。

どうやら「片山被告に能力がある」と証言されたとも言えず、もちろん「ない」とも言えず、PCプログラミングに関する専門的言語・方法を理解するのは裁判官でも難しく、判断にも迷うのが実情のようです。

 

 結局のところ態度が一変した片山被告、それに合わせて難しい立場でサポートする弁護団、決定的な証拠はないけれど、本人の自供もありメンツも保ったので「片山被告有罪」へと向かう検察側、専門性が高くて理解・判断にも迷う裁判官サイド、と事件の周辺はわからないことや複雑な立場が交錯しているようです。

***明日に続く***

 

 

 

 

 

 

 

 

写真左:いがぐりの話し合い

写真右:黄色いヒガンバナに黒アゲハ

 

 

 

写真左:秋の七草、目立たないけど葛の花もいいね

 

写真右:白い彼岸花も

 

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どうなる近未来? ヒトガタロボットの進化 ⑧

2014-10-02 12:42:14 | どうなる近未来? ヒトガタロボットの進化

      写真撮影日:2014/9/15~26。明日香地域では「棚田と彼岸花」が名コンビ。

      写真:奥明日香の稲淵には「雄綱・女綱」が。写真は女綱。

   「PC遠隔操作事件」の経過を「Piyolog:なりすまし(遠隔操作)ウイルスによる犯行予告事件をまとめてみました」というサイトで読んでみました。がっ、CPやネット関連の専門的な言語や説明は全く理解不可能なのであります。また現在進行中の裁判の経過も知らないため、かなり無責任で想像たくましいお話になってもご勘弁を。

 

 片山裕輔被告に関しては、逮捕されたのが2013/2/10、保釈となった2014/3/5まで1年以上拘留され、保釈中の5/16に送ったスマホからの「自作自演メール(小保方銃蔵メール)」が見つかって姿を消し、2014/5/19に「自分が犯人です」と弁護士に告白しました。

 

 つまり事件発覚からの「犯行予告メール」「脅迫メール」はじめ、「自称・真犯人からのラストメッセージメール」「自作自演メール」などは片山被告が出したものであり、それ以後の6/1 に送付された「PC遠隔操作事件の『真犯人』を名乗るメール」※矢野さとる氏(おーぷん2ちゃんねる管理人)が公開 は彼とは全く無関係な人ということになりますね~。

 

 そこで②の疑問点です。最後の2通だけを比べても酷似していて、別人であることが納得できません。どうやら「絶対に自分は安全」という自信のもとに、饒舌な語り口、確かに相当高い知識・情報・技術のレベル、人をくったような物言いを展開しています。

 

しかも「真犯人からのラストメッセージ」※2014/8/10に江川氏が名づけ、解説。パズルを解いた先着1名に送付されたらしい。(あいよっこ注:実際にはラストにはなっていないです)では「犯人像のプロファイリングが難しくなるように工夫している」と書いてあり、警察への強烈な対抗意識はあっても、完全なる「上から目線」のようですね~。

 

 メールを読んでいると、真犯人が何度も書いている「警察・検察・裁判所へのうらみつらみ」また「日本社会、ことに天皇への対抗意識」「幼児・あるいは幼児性に対するこだわり」「オウム事件への関心」というキーワードが立ち昇ってくるようです。

 

  一方で片山被告の事件に対する動機は何? 彼には、一連のメールから感じるような強い関心やこだわりがあるのでしょうか? 確かに学習院中退からは天皇制否定がないとはいえないし、前回の「月刊精神分析」の「父親との葛藤によるのでは?」という分析もあるのでしょうが、どうも弱い感じです。結局「自分はサイコパス」という理由ですべてを説明しているとも思えてきます。

 

 ところで真犯人は他人をだましたり、欺いたりすることが得意な反面、自分自身に対しては妙に嘘がつけない、レベルを落としたりバカになったりすることができない性分だとも感じます。

 

「しょーもないことをいっぱい考えるのが得意」と書いているように、全体のシナリオの複雑さにも関わらず、ストーリーのつじつま・整合性がきちんと合っている、という印象なのです。彼自身「自分はサイコパス」と考えているかもしれません。

 

 もちろんこうしたあいよっこのプロファイリングは、真犯人のことばによれば「・・・『観測気球』という表現が半分合っていて、あとの半分は『面白半分』」なのですが・・・。

 ***続く***

                                        

    

            写真:ふつーの田園風景も素朴

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