写真撮影日は2012/5/20~23、佐渡ヶ島です<o:p></o:p>
写真:海岸線に迫る棚田
佐渡ヶ島4日目、最後の日です。夕方の小木港発フェリーに合わせて、霊場として名高い「岩屋洞窟」や、江戸時代の金山時代に栄えた「千石船と船大工の里:宿根木(しゅくねぎ)」などを巡りました。
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岩屋洞窟は土地の人たちから「いわやさん」と呼ばれる祈りの場所です。ちょっと恐ろしげな洞窟の前には巨木が立ち、周囲には四国八十八ヶ所を模した八十八体の石仏が並びます。内部の奥に観音像が安置され、壁面に彫ってある八体の磨崖仏(まがいぶつ)の、うち三体は弘法大師の作と伝わります。
写真右:岩屋洞窟の巨木と石仏。
写真左:洞窟内にもたくさんの磨崖仏や石仏が並ぶ
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標高100mの海蝕洞窟ということは、海底に沈んでいた場所が隆起したということですね。案内板には「奥はどうなっているのか不明。伝説には外海府の岩屋口洞窟まで続いているといわれる」とあります。
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佐渡ヶ島の日本海側、外海府には平根崎を中心とした「波蝕甌穴群(はしょくおうけつぐん:国天然)」があります。
これは海岸岩盤が千万年にわたる海水侵食を受けて、大小無数の穴ができているのです。さらに海岸線には海蝕洞窟や奇岩・怪岩が多く、道路を走っていると次々と素晴らしい光景が立ち現れてきて、まるで大パノラマのよう!
写真:平根崎の甌穴群。侵食による穴の多さは世界有数
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さてこの岩屋洞窟が続いていると言われる「岩屋口洞窟」は島の北東の先にあり、あいよっこは偶然ここにも立ち寄り写真を撮っていました。岩屋口洞窟の中には「竜眼の池」があり、「盲の子竜を持つ母竜が、子の眼玉を洗おうとして落とし、人の気配にあわてて逃げ、置き忘れた竜眼が青白い光を放ちながら泳いでいる」という伝説があるのです。中に入るのが本当に怖くて、池までイケませんでした。
写真右:岩屋口洞窟の入り口
写真左:洞窟の外側は、波の音が上から聞こえる、天然の反射板。
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両洞窟が続いているとすると、佐渡ヶ島の中心を貫き、まるで串刺しにしている形になります。現実的には洞窟が通じているとは考えにくいですが、確かにふたつの雰囲気は良く似ていて、伝説が作られやすいかもしれません。どちらも周囲や内部には強い霊気があるようで、入るのは相当ためらいがあります。
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いすれにしてもミステリーですね~。なにしろ神聖なる霊場だから、探検というわけにはいかないのかな?<o:p></o:p>
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写真:「賽の河原」にはおびただしい数の小さな石仏や水子像。