あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

おてんとうさまの味方で黒部ダムに感激!!!

2011-10-24 00:05:25 | 北信州の旅

                               写真はすべて2011/9/4-7 北信州

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                               写真:世紀の事業と言われる黒部ダム<o:p></o:p>

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  次の朝、北アルプスの山々がすっきりと姿を見せました。素晴らし~い!嬉し~い!<o:p></o:p>

お姿が見えるだけでこんなに感激するなんて、「大町・安曇野あたりに住みたい」という友の話に納得です。

 

 

 

うきうき気分でアルペンルートの長野県側起点・扇沢に向い、10時ごろ到着しました。すでに無料駐車場は遠くまで満車、なのでそうはいっても駅に近くて便利な有料(1000)に駐車します。

 

 

 

写真:トンネル内ですれ違うバス

 

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 窓口で「室堂までの往復お願いします(8800)」というと、「5-6時間かかりますけど、大丈夫ですか?」と確認されます。各種の乗り物を乗り継ぐこと、途中の観光時間も必要なために、混雑がひどいと思いのほか時間がかかってしまうようです。約束の時間に遅れたり、最終便に乗り遅れたりするケースも多いのでしょう。

 

 

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 最初の関電トロリーバス乗り場で待っていると、乗務員からルートの説明があり、説明の最後に同じ調子で「お弁当はいかがですかぁ」と言ったので、全員爆笑。お弁当が売れたのはいうまでもありません。

 

 

 

写真:観光放水は毎秒10t以上<o:p></o:p>

 

 

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 トロリーバスの正式名は「無軌条電車」で、パンタグラフから電気を取り入れる電車の仲間です。黒部ダム建設の難工事現場の説明などを聞きながらトンネルと抜けると、黒部ダム駅に到着。はやる心をおさえつつ、息も絶え絶えに階段を登っていくと眼下にダムと観光放水による二重の虹がくっきりと見えてきました!!!

 

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 放水の白いしぶきの具合で虹も現れたり、消えたり、部分的だったり、薄くなったりして、いつまでも見飽きることがありません。虹だけではなく、ダムの水面も、周りにそびえる山々も、光も空気もぜんぶ素敵です。

 

 

 

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写真下:大観峰からは後立山連峰が見渡せる

 

 

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実はあいよっこ、なにを隠そう、ダムは原則好きではありません。水は清流ではなくなり、水生動植物の生態系は崩れてしまいます。話はちょっとそれますが、奈良県南部を巡っていても、大掛かりなダム建設で村は一時的に潤ったものの「今ではコンクリートのダムを叩き壊したい」と言う村人の声を聞きます。

 

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また先日の12号台風で起きた紀伊半島の洪水被害ではダムの放水とか決壊が問題となっていますが、「治水ダムなのか調整ダムなのかで放水量とかやりかたとか違う」などの言い訳を聞くに及んでは、もともとは洪水を防ぐダムなのに、いったいどれほど役に立っているのだろうと思ってしまうのです。

 

 

 

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写真:大観峰の後ろを振り返ると、そこも素晴らしい

 

 

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それはともかく黒部ダムに感激したのは、おてんとうさまの味方がありました。ダムの堤防を歩いて次の黒部湖駅まで行くと、次は黒部ケーブルカーです。全線がトンネルなのはここだけだそう。黒部平からは、こんどは立山ロープウェイに乗って眺めを楽しみながら大観峰へ。

 

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この大観峰の景観も素晴らしいです。ちょうど今紅葉している頃でしょうね。どんな景色になっているのかなあ? アルペンルートは各駅で標高が異なり、新緑・紅葉・新雪などが日数差で見られるようです。いずれにしても1年の半分以上が深い雪で覆われるために、季節のうつろいはすばやく、めまぐるしくなるのでしょう。

 

 

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写真:トロリーバス乗り場で、楽しい乗務員さん<o:p></o:p>

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青紫の美しい花―トリカブトの群落は幻想的

2011-10-13 15:18:18 | 北信州の旅

 

                       写真はすべて2011/9/4-7 北信州<o:p></o:p>

                       写真:トリカブトの美しい花が満開<o:p></o:p>

 

 「栂池自然園と八方尾根自然研究路はどちらがお勧めですか?」宿泊したホテルで聞きました。栂池はゴンドラとロープウェイを乗り継いで往復3300(入園料込)2950円、八方尾根はゴンドラとリフトを乗り継いで往復2600円が2340円になる割引チケットをホテルや道の駅などで入手できます。

 

  

写真:ゴンドラリフトは急勾配を登る<o:p></o:p>

 

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 フロントの女性は「お天気が良ければ絶景が楽しめる八方ですが、今日は次第に良くなるとはいえまだ曇っているので、高山植物が多い栂池かな?」というアドバイス。迷った末に栂池を選びました。

 

 

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  なぜ「栂池・つがいけ」かというと、多く見られるオオシラビソを地元ではツガの木、と呼んでいるからといわれます。園内には一周およそ5.5km3-4時間のコースがあり、ミズバショウをはじめ多種の高原植物が咲いています。

 

 

 

                                                  写真:高層湿原に咲く花。名前?

 

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 標高19002020mのこの地で、植物が自生しているのは「高層湿原」と呼ばれる湿地で、これは分解されず堆積した泥炭や枯れ草などが高くなり、雨水だけで維持されるようになったものです。わずか1m堆積するのに、なんと約1万年要するといわれます。

 

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 初めて見ることができて、ある種の感慨があったのが「ヤチトリカブト・谷地鳥兜」です。相当昔、トリカブト殺人という事件があり、いったいどんな花なのだろう?と思っていたのです。青紫の美しい花の群落は目立つし、幻想的ですらあります。 

 

 

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写真:美しいトリカブトの花にはご注意!<o:p></o:p>

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特に根に劇毒があると事件報道していましたが、これに似た食用花と間違えて食中毒になる事件もあるようです。見ていると花にはハチかアブみたいな昆虫がいますが、チョウや幼虫毛虫は全くいないです。

 

 

 

写真右:風穴の底に万年雪<o:p></o:p>

写真下:風穴の近く、9月でも残るミズバショウの苞<o:p></o:p>

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冬の積雪は6mにもなり、太古の火山活動の名残といわれる「風穴」からは、夏でも涼しい風が吹き出しています。ミズバショウの花が最後まで残るのもこの穴の周囲で、穴の底には万年雪が残っていました。ミズバショウは普通は初夏の花ですが、ときおり苞(ほう)がまだ残っているものもありました。

 

 

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台風の影響のためなのか?部分的に通行止めで、一番高い展望台に行くことができませんでしたが、たいへん歩きやすくすがすがしい空気が楽しめるコースでした。急な山肌を登っていくゴンドラリフトとロープウェイもスリル満点。

 

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ところで信州長野県と奈良県は同じように海がなく山ばかりで、地図を見ていて気がついたのは、県の形も良く似ています! ですが奈良県では、特に山がちな中南部では、これといった観光ポイントが少なく、利用客を意識した整備という点では大きく異なっていることを痛感します。観光資源がないわけではなく、工夫次第で魅力的になる要素はあるのです。

 

 

写真:オオシラビソはマツ科でまつぼっくりは紫色

 

 

奈良県では高齢化で自治体の運営もままならない地域も増えていますが、若年層の就業先は無く危機感が募っています。

 

 

 

 

 

表向きは振興策が叫ばれますが、観光対策は進まず、どうも本音はあまり来て欲しくないのかなあ??などと感じてしまうのですが・・・。

 

 

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いつの時代もどこにおいても、旧いものを守ることと、新しいものを受け入れること、創って行くことのジレンマはあるのでしょうね。

 

 

写真:白馬を降りたところでも絵になる光景が<o:p></o:p>

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天照大御神が天の岩戸の扉を投げた=戸隠神社

2011-10-05 23:20:39 | 北信州の旅

 

                       写真:手前にモンシロチョウがいるよ 

                    

   次の日95は曇りながらどこか清々しい、まさに台風一過の朝です。市内からループ橋を経て、信州一のパワースポットと言われる戸隠高原・神社に向いました。

 

 

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 「おーっ、そば畑発見!」 そばの花が白く霞んでじゅうたんのように広がっているのが見えます。戸隠といえばもちろん「戸隠そば」ですが、まずは食べるより撮るが先。夢中になって撮影していると、近くで農作業をしているご夫婦が目に入りました。

 

 

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写真:そば畑の近くで。背中側の美しい瑠璃色を写したくて・・・。

 

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 「そばの花が満開ですね~!」などと話していると、奥様が「いつ帰るのですか?食べますか?」と収穫したトマトやきゅうりをどっさり袋に入れてくださいました。無農薬栽培で、近くの直売所で売るのだそうです。

 

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トマトは翌日の栂池高原と翌々日のアルペンルート室堂(むろどう)の頂上でたいへん美味しくいただきました。新鮮なものを食べることが命だから、残りはホテルのフロントの方におすそ分けしました。戸隠のシミズさま、思いもかけないみずみずしいお野菜をありがとうございました。

 

 

 

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写真:小雨の鏡池

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戸隠神社は,本社である「奥社」はじめ「中社・宝光社・火之御子社・九頭龍」の5社で成り立っています。

 

 

 

創建は遥か二千年余前にさかのぼり、神話の「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」にまつわる話として、「大御神が天の岩戸に隠れたとき、その扉をこの地まで投げた」という伝説が残っています。だから戸隠しなのですね~、なるほど。

 

 

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そして大御神は高天原(タカマガハラ:各地にいわれがありますが、本命はやはり宮崎県高千穂でしょう)で、アメノウズメが楽しげに踊っているさまを見ようと扉を開け、それをこの地まで投げたのですね~。

 

 

 

なんで投げたの?なんでここに?などの疑問はさておき、そんな想像力が豊かで面白いです。

 

  

写真:戸隠神社の奥社「隋神門」

 

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まず神社の周辺にある観光スポット「鏡池」に行きました。お天気が良ければ水面に映る戸隠連峰も見えず、紅葉にもまだ早く、ちょっと残念。

 

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でも本社である「奥社」の参道を歩き始めると、時おりパラつく小雨がいっそう静かさや荘厳な雰囲気を増しているようです。奥社入り口を抜け約20分、ちょうど中間地点にあるかやぶきの「隋神門」は、邪悪なものを防ぐ結界門です。

 

  

写真:大杉に大きなうろ

 

 

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その先には樹齢400年と言われる杉並木が700mほど続き、中には大きなウロが口を開けていたり、どうみても豚の横顔に見えたりする、ユニークな形も立ち並んでいます。

 

 

 

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降りる途中に隋神門から右手に入ると「戸隠森林植物園」の遊歩道です。秋の季節の草花には白いものが多いのでしょうか? ねこじゃらしのようなサラシナショウマ、小花が集まったハナウドなどの白色、それにアザミやオヤマリンドウのうす紫色が混じっています。ここは野鳥の宝庫でもあるそうです。

 

 

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霊験あらたかなお参り、神社への参道、頂上の山々の景色、おいしい湧き水、咲き誇る季節の草花・・・、いずれをとっても心身が再生する効果満点なのです。

 

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                                  写真:三本つながった杉には豚の横顔???<o:p></o:p>

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