写真撮影:2021/2/17~19 香川県小豆島~
写真上:小豆島を象徴する「オリーブ原木」
1917年に香川県が始めたオリーブ苗木1220本の1本
*** 前回の続きです ***
4、 新しい概念のQは「クエスチョニングQuestioning あるいは クイアQueer」と呼ばれ、自分の性自認や性的指向が定まっていない、または定めない状態の人です。
※歌手の宇多田ヒカルさんが「私はノンバイナリー」とカミングアウトし、少なからずびっくり!でした。
なおクエスチョニング(クイア)は「性自認と性的指向」を含むのに比べ、ノンバイナリーは「性的指向と性的表現」を含む点が違うとされます。つまり「あえて自分を性的枠組みにあてはめない」という意味もあるのだそうです。
なるほど~、特にアーティストなどは「中性的だからこそ表現の幅が広がる」こともあるのでしょうね。最近の芸能人・タレントを見ても、「中性的」が好まれる風潮があるみたい?
さて話を戻しましょう。「ジェンダー フリー」から連想することばに「バリア フリー」があります。バリア フリーというと「バリア(障壁)は良くないもの」なので、和製英語の「ジェンダー フリー」のジェンダーもなにか悪者感が強くなりますね~。
だけどここまで書いたように「ジェンダーはラテン語起源の英語であり、性自認を示すための中性的・中立的なことば」に過ぎず、良い悪いの意味はないのです。
女性学で言いたいのは、「男女の性別役割といった固定的で古臭い観念、それに基づいた差別や偏見や押しつけをなくす」ことで、正確には「ジェンダーバイアス・フリー」となるのでしょう。
広く使われてきたいきさつは知らないのですが、多義的なゆえに違う意味にもなりやすいことばは、結局誤解されやすいです。よく意味がわかっていない場合、部分だけを取り上げて「男らしさ・女らしさをなくしてどうする」という反応はありがちだろう、と思えます。
私自身のセクシュアリティはごくフツーですが、「単に枠にはめていたのだろうか?」とか「あいまいな部分もあるなあ」とか思えてきました~。ひとりでもあいまいなのに、ふたりの組み合わせとなるとさらに多様ということになりますね。恋愛ひとつとっても実は難しいことなんだなあ。
というわけでっ、実際も詳細もわからないこと多いし、時代とともに変化する要素も多く、このエッセイに間違いがあるかも…です。もしそうならご指摘お願いします。ともかく人間の性ってとっても複雑、だからこそ、「枠にはめて管理しやすくしたい」と管理したい人は考えるのでしょうねえ。
写真上下:小豆島の名産「たるづくりのしょうゆ」も有名
江戸時代からのたるもあるそうです。
エンジェルロード 引き潮時は陸続きに
「土渕海峡(どふちかいきょう)」は小豆島と前島を結ぶ。
世界最短海峡としてギネス登録された。最短(最狭)は9.93m!!
利用したのは神戸港⇒小豆島⇒高松港 「うどんフェリー」コスパ良し