写真撮影は2016/5/19~20 新緑の福井県へ
池田町「龍双の滝」 声が出ないほど素晴らしい!感動!
そういえば「STAP細胞・論文事件は世界三大不正のひとつ」という報道もありました。2014/6/12、理研改革委の岸輝雄委員長は12日夕に開かれた記者会見の冒頭、「ヨーロッパにいる友人から、『今回の不正は、世界の三大不正の一つとして認知された』というメールをもらった。決してありがたくない課題だ。これを乗り越えて、素晴らしい理研になっていってほしい」と述べ、理研の組織改革への期待を込めた、というものでした。
それにしてもいったい誰がそれを認知するの?そういうことってある程度の時間とか歴史の中で決まっていくように思えるけど? そんな不名誉で不確実な話を「改革委員長がわざわざ公表する」ってどうなの? 知る限りでは誰も言わないようだけど、そう感じるのは私だけ? (疑問符だらけ!)
ネット検索していると「研究者の倫理観を研究している信州大学特任教授の市川家国氏は、「『超電導研究不正(シェーン事件)』や、2005年に韓国で起った『ES細胞捏造(ファン・ウソク事件)』と並び、三大不正事件の一つである」と断言。「3つの事件のなかでも1番がSTAP細胞論文の問題で、これから教科書的に扱われることになる」と述べた、ようです。つまりこの方が決めたの~?
同教授はさらに「教科書になったときに、理研が確実に真実を明らかにしなかったことが、日本として問題だ」と述べ、「今後の対応次第で、日本への見方も変わる」という考えを示した。また「これから若い人が論文を発表するときに、『理研』や『JAPAN』と名前がつくだけで疑われるとなると、国益に反する」とも述べています。同氏の提言は理解できますが、このコメントそのものが「国益に反する」雰囲気とか気持を感じてしまうのですが・・・。(悲しい)
手記「あの日」でもこの「世界三大不正に認められた」ことを短く、まるで他人事のように書いています。ええっ、もし自分が小保方さんの立場だったら、そして「STAP細胞に絶対捏造はありません」と主張するなら「世界三大不正」など絶対に認めないし、それを書くのさえ嫌だと思いますけれどね~。
またもうひとつトゲのように刺さっているのは次の報道です。STAP小保方氏に週刊新潮が突撃取材 「大きな力が動いている」発言にネットで憶測広がる J-CASTニュース、2014/4/ 3 19:09
代理人の三木弁護士が「小保方さんが『とてつもなく大きな力が動いている』ともらした」と話しているTV映像を見ました。その後週刊誌が突撃取材したのでしょうか。
普通「大きな力」というなら、たとえば若山教授、あるいは笹井教授個人とは考えにくく、それでは理化学研究所の上層部とかさらに国の文部省関係とか? ですが「理研の川合眞紀理事が『心身ともに疲れている私どもの職員を我々の身を守るために表に出して会見させるつもりは今のところありません』」と話しているように、組織としても身内の職員の事件を大きくすることは望まないようにも思えます。
週刊新潮の記事では「・・・すぐに思い当たるのは、1月のSTAP細胞の発表の際、比較対象に挙げた、iPS細胞の研究グループとそれを支持する世論」と(※推測の)結論を書いています。「メディアスクラム」の一環でもあるこうした突撃取材の結論がそれなの? もちろんiPS細胞研究所からは「仮にSTP細胞が存在していれば、iPS細胞(※の研究・発展)にプラスであり、マイナスにはならない」と反論しています。
振り返ってみるとSTAP論文の事件においては、日本の細胞生理学はじめ学術界全体が失墜し世界に汚名をさらしました。 ですが小保方さんや調査の対象になった人たち、また理研や調査委員会の報告、さらにメディアのかなり多くでさえ、どこか肝心なところをはっきりさせていないようで、たくさんの疑問符がついてまわります。
*** 続く ***
「龍双の滝」たてバージョン。だけど横のほうがぴったりな
滝も珍しい
滝の下流にある「甌穴群(おうけつぐん)」も長い時間と
自然のすごさを感じさせてくれます
上:カワガラス? 後で調べようっと
下:渓谷に「タニウツギ」がぴったり