あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

見えない敵との戦い 勝つか、負けるか? ㉕ 

2021-03-26 16:07:07 | 新型コロナウイルス 

写真:2020/3/23 去年の梅の季節 

   京都府 城南宮 神苑「楽水苑」& 伏見稲荷大社

写真上:「楽水苑」有名な「落椿」

源氏物語に登場する草花80種類以上が咲く「源氏物語 花の庭」

 

 昨日3/25、「東京2020オリンピック・パラリンピック」の聖火リレーが福島からスタートし、これから121日間日本全国を巡ります。「コロナ禍」で多くの困難を抱えた状況ですが、ここは原点に立ち戻るよい機会として、「友情、他者への思いやり、そして自分への自信」を最後のマラソン競技にまでつないでいけますよう(お祈り)        

 

 さて前回の続きです。昨11月に中国が「アントグループ(アリババ傘下のアリペイ等)の上場を急に阻止した事件」について、近藤大介氏は「…私の脳裏では、馬雲氏とフェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグCEOが重なった。…アリババは『中国のフェイスブック』であり、馬雲氏は『中国のザッカーバーグ』とも言えるのである。…『デジタル通貨』について言えば、将来的な観点から、30年後の世界が望む金融システムを作っていくとしたら、非常に重要な核心的なものとなるのではないか」と書いています。

 

 同文中でも詳しいですが、フェイスブックが暗号資産「リブラ」を発表し、準備した昨年6月~10月、ザッカーバーグCEOは、アメリカ連邦議会下院・公聴会において、リブラ発行計画の延期を余儀なくされました。現状では「リブラ⇒Diem(ディエム)」と改名し、「ドル連動型」として2021年に発行予定なのに、いまだ未発行です。

 

 国際的にも「GAFA(Google・Amazon・Facebook・Apple)」に代表されるネットポータル・検索サイト、ネットマーケットといった巨大IT企業が、「反トラスト法(独占禁止法)」などで訴えられることが多くなったのもつい最近のことです。ここにきて国家が初めてネット世界を意識し、その巨大な影響力・経済力・権力によってリアル社会が支配されるかも、と恐れ始めたように見えます。

 

 中国当局もこれまで大きな利益を上げてきた企業が、実は実態を良く知らない、巨大な影響力や権力を持ちうる企業だと気づき、警戒感を持ったということでしょう。その後アリババなどEC企業やプラットフォームサイト、また日本企業などにも独占禁止法を適用しています。もしかして今回のコロナ・パンデミックでは、発生国としてなんらか思い当たることもあったのではないかと推測しますが…。なにしろネットバーチャル世界は基本的に「匿名性が強く、顔が見えにくく、影響も不明で、渡る方法も知らないことだらけ、まるでコロナウイルスみたい」ですし、…。

 

 だけど方針の急変ぶりは、さすがというのか、よほどというのか、「防衛意識の高まり、また焦り」を感じさせます。2021/2/1「海警法」を施行するなど、世界中を敵に回すぞ!みたいに攻撃的にもなっています。そういえば古代中国の「孫氏の兵法」だったか、「攻撃は最大の防御なり」とあるのでしたね。周囲には本当に信頼できる友人がいないと見えるので「強がっている」とも思えますが、やっぱ一言でいえば「国土が広大で、資源・人材は豊富、したたかさと適応力のある大国」ってことかな~。

 

 しかし他人のことを言っている場合ではないのです。今ホットな「無料通信アプリ:LINEの情報が中国からアクセス可能となっていた」問題です。無料でとっても便利、そのかわりに、個人はたくさんの情報を「ビッグデータの一環として」提供しているわけで、特定はされなくても漏れたり、(いったん意識されると)追跡されたりする、といった可能性はあるでしょう?

 

 日本の国では「政府・中央官庁などでも、この便利なアプリを使っていた」とのこと。これには別種の大びっくり!!資本は(元)韓国、技術・管理は中国だとすると、「抗韓国・抗中国の政治家などはまずターゲット」の可能性だってあるのでは?

 

 個人的にはLINEを使わないですが、地方自治体で活用しているのは知っています。「公的機関が使うようになったんだなぁ。アプリのない人は不便になるのね」とは思っていましたけど…。中国の警戒感や防衛感覚に比べ、この日本国の「のんびり無防備で疑うことを知らない」のは良いのでしょうか?

 

 「落水苑」は梅の名所でもあるけど、これは桜?どっち?

普通のヤマバトも所によりなぜか気品がある

普通の鯉たちもお行儀が良いわ~

 

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見えない敵との戦い 勝つか、負けるか? ㉔

2021-03-11 21:09:15 | 新型コロナウイルス 

写真:2020/7/29~8/2 北海道 十勝地域

写真上:ばん馬:そりを引きながら力や速さを争う「ばんえい競馬」は

    帯広市だけで行われる世界的にも唯一の形態の競馬

 

 

 すでに1ヵ月前のことになりましたが、中国武漢を訪れていたWHO武漢調査チームは2/10、調査終了に際し記者会見を行いました。報道によると

⑴武漢研究所からウイルスが流出した可能性は極めて考えにくい

⑵中国が主張する「冷凍食品などを通じて海外から輸入された」には「どんな

 条件でそうした状況が起きるのか具体的な調査が必要」と否定的

⑶「コウモリなどの宿主から他の生き物を介して、ヒトに感染するようになっ 

 た可能性が考えられる」としました。

 

 続いて2/15、NHKは同調査チームメンバーのドミニク・ドワイヤー氏(豪シドニー大学教授・ウイルス学)に調査結果についてインタビューしました。

⑴「おととし12月に報告された初期の患者174人の詳細データを求めたが、中国側からは提供されなかった」とし、「当局から圧力があった可能性がある」と話しました。

 

 インタビュー時間・内容が短かったのか?、NHKオンラインではその他の情報がなく、結局のところ残念ながらというか、予想どおりというか、特に目新しい情報はなかったもようです。

 

 そしてこの結果から中国側がどう考えているのか、どういう結果にしたいのか、を推測すると、

⑴「研究所流出」は(なんとしても)避けたかった

⑵一時は自ら否定した「海鮮市場が発生源であり、動物を介してヒトに広がった」を認めた

 

 「中国は発生源ではない」とあれほど強く言っていたし、それを証明するためにも詳細データの提出や状況説明を行うかな、と期待はしたけれどね~。見たところ、どうやら早々と「これで終了」としたかったみたい。またこの調査結果から改めてわかったのは、日本はもちろん、WHOや調査団メンバーなど世界でも「人工コロナウイルス(RNAウイルス)は(国々の上層部では?)公然の秘密」とされていることです。

 

 一方で中国にとって別の大きな関心事が生じたのかな、と感じたのは2020/11/3に突然起きた経済の大事件です。詳細は「アリババ国有化」の前兆か…習近平政権がアント上場を阻止した理由…史上最大規模370億ドルの調達がパーに」著者:近藤 大介(「週刊現代」特別編集委員)を参照ください。

 

 中国の巨大IT企業として名高いアリババは、創業者の馬雲(ジャック・マー)氏によって革命的に拡大し、ネット販売が「国内での爆買い状態」となったおかげでコロナ禍経済を救う一因となっています。しかし11/5に予定されていた、アリババグループ傘下の「アント・ファイナンシャル(電子決済のアリペイなど)」の香港と上海市場における同時IPO(新規株式公開)が、2日前に突然の中止!これにより史上空前の370億ドル(約3兆8300億円)の調達が吹っ飛んでしまいました。これまで当局も後押ししていたのに、なぜ急に?

 

 トランプ元大統領との間で勃発した「5G(第5世代移動通信システム)を巡る米中戦争」では中国ファーウエイを強力に後押ししていたのにね~。あのお金大好き中国で、(まあ、誰でも好きだけど)、大金が転がり込むのをフイにするなんて、よっぽどのことだよ。どこかの時点でなにかが変わったみたい。

 

 メディアでは「講演で当局を非難したから反感を買った」などと報道していますが、近藤氏は「…当局は中国の信用を失墜させる前代未聞の行動に出たわけだから、そこまでせざるを得なかった『もっと大きな理由』があるに違いない」と考えます。

   *** 続く ***

写真上:「馬車BAR」では夜の帯広市内を「ばん馬馬車」がご案内

「ばん馬」は「どさんこ」より身体が大きくたくましい。一般に温厚で頭が良いとされるが、ヒトを載せるにはやはり選ばれた性格が必要

写真上:「うらかわ優駿ビレッジ」の北側にある「JRA日高育成総合施設」

世界的レベルの競走馬を調教する。呼ぶと近寄ってくれた!

写真下:襟裳岬への途中 コンブ漁真っ最中 

 

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見えない敵との戦い 勝つか、負けるか? ㉓

2021-03-04 13:39:01 | 新型コロナウイルス 

写真:2020/7/29~8/2 北海道 十勝地域

写真上:「襟裳岬」「風はひゅるひゅる 波はざんぶらこ♪」なのか?

    「え~りも~の春ぅわ~ なにもない春です~♪」どっち?年代?

 

 どうやら首都圏の緊急事態宣言が、さらに2週間延長されるもようです。「東京2020オリンピック・パラリンピック」の予定日が迫り、「なんとか感染者減にして安心安全に開催したい」期待と、当然ながら「経済活性化」とのかねあいがますます複雑になっています。

 

 さらにここに来て「聖火リレー実施」にも暗雲が立ち込めています。まあ、あれほどの「自粛、自粛、医療崩壊、助かる命も助からない、命の選別(トリアージ)が始まるかも…」、なんてついには脅されているカンジもありますからね~。素直で真面目な国民性もあり、「こんな状況で開催はありえない」「最初から聖火リレーありき、は違う」という声も多くなっていて、熱気はひたすら下がってしまいます。

 

 おそらくこんなに長期にわたってコロナ禍が続くとは、だれもが思わなかったでしょうが、今に至っても首都圏中心にまだまだ安心できず、いろんな矛盾をどうバランスよく処理するのが正解なのか、難問です。だけど「外国人観客を入れないで開催」と決まる以上は、なんとかみんなで盛り上げていきたいものです。

 

 こんなときに「新型コロナウイルスは人工ウイルス」といったブログを書くのも躊躇します。事実を正確に伝える、はジャーナリズムの基本ではありますが、この場合もなにが正解なのか、難しいです。ただこれからの社会において、脅威に対応するにはやはり正しい知識・情報が必要であることは確かでしょう。

 

 自粛政策においても「なぜ飲食店だけなんだ!?」「人出・人流と感染はどう関係するのか?」という議論があるのは、やはり事実の説明が足りないからとも感じます。つまり「人工ウイルス(RNAウイルス)」という前提に立つと、避けるべきは「感染力の強いスーパースプレッダー」であり、粘膜感染を避けるためには、「よく知らない人との濃厚接触をしない」という、ある意味シンプルなことになります。

 

 当初は「動物からヒトに感染」「ヒトからヒトにはしない」と言われ、現在は「ヒトからヒトに感染する」「ウイルスは生きもの中でしか生きられない」などと言われます。これは本当なのかな?との疑問も。

 

 飲食店・会合などに小動物は不自然なので、やはりヒト介在ですが、スーパースプレッダーといえど、年末の急拡大は可能なのかな?と思うのです。人工ウイルスはRNAウイルスで、ワクチンはmRNA(メッセンジャーRNA)ウイルスです。ワクチンが低温下で持ち運び可能であれば、人工ウイルスも持ち運び可能性あるのかなぁ?

 

 私たちは現代に生きる以上、文明がもたらす厳しいリスクを受け止めて、予防・対応する必要があるのだと痛感します。本来は「中国武漢調査チーム」について書くつもりだったのに、より怖い話になってしまっています。この回以降は「フィクション・ミステリーの類」としていただきますよう。

        ***近日中に続く***

襟裳岬:厳しい断崖と美しい海 この日はたくさんの山野草がさわやかな風に    揺れていました。下:かもめさんも無防備

写真下:たくさんの山野草 いつものように名前なしでごめんなさい

 

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