あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

小学生のマラソン大会リハーサルに、白バイとパトカーが出動

2012-03-25 17:38:00 | 東京都の亜熱帯 八丈島

            写真はすべて12/47 東京都八丈島で撮影。

            写真:足湯「きらめき」近くの海岸線

 

 

小学生マラソンの疑問がひょんなことで解けたのです。

 

お昼はたいてい、特に山歩きなどは、スーパーやコンビニでおにぎりなどを買って持参することが多いです。でも今日は何度も通り過ぎている「生そば 千両」の看板が気になって仕方ありません。

 

 

 

のれんをくぐって空いているテーブルに座ると、店員さんが「そこは暑いのでこちらに」と案内してくださいました。お礼を言いながらお顔を見ると、ニコニコしています。

 

 

写真:生そば 千両の「ざる天」(800円?)にはあしたばの天ぷら

 

 

「あーっ!昨日の?」「保存会のリーダーもちょうど来ていますよ」「ええっ!」 女性が指差すほうを見ると、樫立踊りで見事な足さばきだった結城さんがご夫婦で食事中です。3/11付けのブログ写真、右側で太鼓を叩いている方が写真の若い店員さん(名前を聞き忘れました)で、左が結城さんです。ううう~む、なんという偶然! 不思議だなあ。

 

 

 

結城さんは「つむぎの着物を着ることが好きで踊りを始めました。樫立おどりは地区によりいろいろなスタイルがありますが、機織しぐさが基本になっているものが多いです。着物を着て足を揃えて太鼓を叩くのは、やはり訓練が必要ですが、女性が叩く色っぽい太鼓もいいものだと思います」などとお話してくださいました。

 

 

 

          写真:勇ましく太鼓を叩いている方です

 

 

店員さんは東京で働いていましたが、Uターンしたそうです。「さっき小学生がマラソンをしていましたね?」と聞くと、「今日はリハーサルで本番は明日です。一年生から順番に学年単位で走るので10人くらいになるのです」とのこと。

 

 

しかしやはり驚きです。なにがってリハーサルに、しかも学年単位で数十名走るのに、白バイの先導、最後尾にはパトカー、道路管理にはパトカーや警官、沿道にはたくさんの応援。これってすごくないですか?

 

 

写真:いそざき園のガジュマル巨木

 

 

島には通常よりポリスボックスが多いと感じますが、確かに警備上重要で必要なのでしょう。でもここまで警察が協力的なのは、やはり土地がらなのかな? 応援の様子を見ても、島中の人たちが子どもたちを大切にしていることを実感しました。

 

 

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この日の民宿「あしたば荘」の夕食は「島寿司御膳」でした。やったー! 島寿司は昼食に一度食べましたが、やはり美味しいです。南大東島ではネタがマグロやサワラなどで、ワサビを使いますが、ここのネタはトビ(飛魚)、アオゼ(青鯛)、オナガ(尾長鯛)、キンメ(金目鯛)、カンパチなど種類が豊富で、ワサビのかわりにマスタードを使います。 

 

 

    写真:あしたば荘の島寿司

 

 

「シャリには普通の寿司の2倍砂糖を入れる」とマスターの山下さん。なぜマスタードを使うのかについては「昔上陸したイギリス人が食べていたカナッペ(薄いパンにマスタードを塗ってチーズなどを載せる)からヒントを得たため」と説明してくださいました。

 

 

ここの食事は美味しいと評判ですが、お酒好きにとっては焼酎が飲み放題というのもたまらないでしょうね。

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※「八丈島めぐり」はこれで終了です。離島といってもさすが東京都、どこか都会の風が吹いているようでした。おつきあいくださってありがとうございます。

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写真:ふれあい牧場の可愛い牛さんをもう一枚

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「世の中は面白いというかなあ~」味のあるおじいさんと老犬

2012-03-24 16:28:33 | 東京都の亜熱帯 八丈島

                   写真はすべて12/47 東京都八丈島で撮影。

                   写真:これほど連なるポットホールは大変珍しい

 

 

 

7年間ほど使っているPCはかなりいっぱいいっぱいの状態だったのですが、とうとう数日前、突然ブラックアウト! うんともすんとも言わなくなりました。何度も「メモリーが足りないので増やしています」などという警告発言?が出ていたのですが、基本めんどくさがりのゆえ「がんばってね」と心で激励しつつ無視。結局痛い目にあってしまいました。しかし新しいPCに替えるにはこうしたきっかけが必要ですね。

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写真:石が穴を広げていく

 

 

さて八丈島めぐりもそろそろ終わりに近づきました。(前回のブログの「八丈島3日目」を「2日目」に訂正します) 3日目はまだ周回していない島の東南地域に向かいます。ここの道路も工事中で通行止め部分がありますが、目指す「ポットホール」に行くのは大丈夫とのこと。

 

 

                       写真:八丈島灯台

 

 

 

 

 

パワースポットのひとつ「ポットホール」は、岩のくぼみを水が流れるとき、小石がくぼみを削って穴を広げていくことで造られた地形です。丸いくぼみが滝つぼのようになり、いくつも連なっている光景は不思議で、どんな条件がそろえばこんな現象が起こるのかな、と想像をかきたてられます。この沢に沿って自然のイオンパワーが感じられる散策路が設置されています。

 

写真:千代が浜海水浴場の人造プール。シュノーケリングもできるそう。

 

 

 

末吉地区にある「名護の展望台」の管理人おじいさんはとってもユニーク。今はもう営業していない食堂に「入って、天皇陛下の写真を見るよう」すすめます。そして「世の中はおもしろいというかなあ~」というのが口癖のようで、目前の海を遠く眺めながら昔のお話をしてくださいました。

 

 

写真:味のある管理人のおじいさんと老犬

 

 

20年前かなあ、この沖を年に数回はイルカの大群が通ったんだ。魚もたくさんいて竜巻が起きたときには樫立(ふたつ離れた地区)まで、大量の魚が飛んだ」「昔はとびうおとテングサの漁で、学校の先生の2-3倍儲かった。テングサっていうのはなあ、火薬の原料になったんだ」「若いときひどい足の傷で医者から見離されたけど、この下の洞輪沢の湯に入って一週間で治ったよ。今でも引き潮の時は70℃の湯が出ている。なんというかなあ、世の中って面白いというかなあ~」といった風にお話は続きます。

 

世の中が面白くて、楽しいと感じることは元気で長生きの秘訣なのでしょうね。

 

 

写真:白バイを先頭にさっそうと走る小学生

 

 

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その樫立地区を通りかかると道路の真ん中にパトカーと警察官がいて、そばには「小学生のマラソン大会なので徐行してください」という標識が。「ちょうどマラソン大会に遭遇したのはチャンス」、とばかりに撮影準備をしました。

 

 

地区の老若男女のみなさんも道路の両側で応援の態勢です。いよいよ白バイを先頭にやってきました! 応援の拍手や掛け声が響きます。でも小学生児童が10名ほど走ったあと、最後尾についたパトカーが通り過ぎました。 えっ????これで終わり???

 

 

 

 近くの人(どうやら教師?)に「何人走るのですか?」と聞くと「全校生徒51名です」という答え。

どうも疑問符だらけでパトカーに尾いていくと、みんな小学校に入ってしまいました。

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写真:沿道で声援を送る近所の方々<o:p> </o:p>

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『樫立の手踊』と『八丈太鼓』

2012-03-11 15:55:43 | 東京都の亜熱帯 八丈島

     写真はすべて2011/12/47(今回の写真は12/6) 東京都八丈島で撮影。<o:p></o:p>

     写真:八丈富士で放牧されている人懐っこい牛さん。<o:p></o:p>

 

  あの日から1年が経ちました。かつてないほどのたくさんの悲しみと涙が流れた1年でした。短いことばではとても表現できませんが、突然人生の変更を強いられた方々に心からのご冥福とお見舞いを申し上げます。

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 いつも被災地のことは気がかりでしたが、どのようにかかわり、どのような振る舞いをすればよいのか自信がなく遠巻きのままです。まだまだ多くの人の力やつながりが必要な被災地に、今後は直接的にかかわっていきたいと思っています。<o:p></o:p>

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 前回登場願った「スーパーピンポン女史」より返信メールをいただきました。

 

 

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写真:着物で連打する八丈太鼓<o:p></o:p>

 

 

 

「年齢、お名前は出さないので、ブログで紹介してもいいですか?」というお願いに対して「・・・ブログでも何でも実名でも構いません。この年になって失うものもストーカーされる心配も有りませんから・・・」との事ですが、今は実年齢より元気年齢のほうが大きなポイントだし、いつ誰にストーカーされるかわからないよ~~??

 

 

 

写真右:二列に並び前後に動き踊る参加者たち<o:p></o:p>

 

 

 

さらに続けて「私は『ピンポン希心友』のブログに月2回くらいブログを更新しているけれど、大して反応もない。高齢者が多いのでネット使えない人が多いから、プリントアウトして店内に張り出している。・・・・経営を少しでも上向かせ、会員の方には自分が所属している店への愛着を深めてもらう目的で出している。しかし経営と言うには余りに厳しい現実で、生きがい、暇つぶしとでも思わなくては続けられないのが現状。・・・・」と経営にはやはり厳しさもあるようです。

 

 

写真下:八丈富士に着く頃、激しい雨があがりました

 

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そこでみなさまにお知らせします。昔やっていた卓球をまた始めたい方、初めてだけど運動のためにやってみたい方、そしてもちろん本格的な練習をしたい方、などなど卓球や楽しい運動に興味関心ある方、ぜひぜひ彼女の卓球教室「ピンポン希心友(まこと)」をのぞいてみてくださいね。近鉄橿原線<st1:StationName w:st="on" StationName="橿原神宮前駅の西口"><st1:StationName w:st="on" StationName="橿原神宮前">橿原神宮前駅</st1:StationName>の西口駅</st1:StationName>前ビルの2Fですよ。手作りカレーは大変美味しくて安いです!!

 

 

 

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 さて八丈島めぐりです。三日目12/6日は朝から雲の流れがおそろしく早いです。「一雨くるだろうなあ」とお天気勘が良くなったあいよっこ()は、TVの天気予報を見てわかりました。

 

 

写真右:警戒し遠巻きの牛さん、愛情豊かな母さん牛、「ふれあい牧場」にはいろいろなタイプが・・・。

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 気になっていた「八丈太鼓をどこで行っているのか」を民宿のおかみさんに聞くと、「樫立地区にある服部屋敷跡で『樫立の手踊』と『八丈太鼓』の実演をやっている。でもツアーがあるときだけなので、観光協会に問い合わせてみては?」という返事です。

 

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 雨が激しくなるなか、「もしかして一緒に来たツアーの人たちが・・・・」と予想して、現地に向いました。樫立郵便局の道路反対側にある服部屋敷は、標識がなくわかりにくいですが、ラッキーなことに始まる寸前に到着!小さな幸運に巡りあうことも旅の醍醐味ですね~~。

 

写真:八丈富士を北に降りるとアロエ園があります

 

 

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 「樫立踊保存会」の女性3人、男性1人による「樫立の手踊」は、江戸時代の流人や漂流者たちが各地の盆踊りを伝えたといわれます。歌い手は(かなり年配の女性ですが)澄んだ高音で、「あいこ節、伊勢音頭、おけさ、土佐くどき・・・」などの各地の民謡を次々と唄い、踊り手は手拍子を打ちながら、「ショメ、ショメ~~♪♪」と合いの手を入れます。これは「塩と梅でいい塩梅」という意味だそうです。

 

 

      写真右:島の気候に合うため古くから栽培されているアロエ<o:p></o:p>

 

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 実演が終わった後でお話を聞くことができました。保存会の方々はほとんどボランティアで、「練習は月に一度だけど、この地区の人たちはいろいろな機会で踊るので、誰でも踊ることができるし、大好き。盆踊りは昼夜を問わず踊る」そうです。

 

 

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写真:豊かな栄養素があり生命力が強い「あしたば」は、名物「あしたばうどん」に。

 

写真右:八丈富士から滑走路をへだてて

    三原山を望む

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 女性2人が連打する八丈太鼓は「江戸時代に着物姿で叩いている資料が残っている。着物を着て、足を開かないで打つので、足腰を鍛える必要がある」そうですが、代々主に女性により伝わった太鼓は、勇壮というよりとても色っぽいです。<o:p></o:p>

 歌い手の方が手作りの布製根付をふたつ、「差し上げます」とあいよっこの手のひらに載せてくださいました。 

 しかし次の日に、偶然とはいえ不思議な再会をするとは・・・。<o:p></o:p>

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類は友を呼ぶ

2012-02-28 21:39:32 | 東京都の亜熱帯 八丈島

  

     写真はすべて2011/12/47(今回の写真は12/5) 東京都八丈島で撮影。<o:p></o:p>

     写真:中之郷「裏見ヶ滝」と自生北限のヘゴ<o:p></o:p>

 

 前回「私ってちょっと変わってる?」と書くと、友人からメールが来ました。2人のメールを紹介します。

 

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1人目は60半ばから卓球教室を開き、現在経営のほうも好調なかつての仕事仲間です。もともと卓球に馴染みがあったわけでもなく、ひらめきで卓球教室を思い立ったことからわかるように、選択眼の良さを持つエネルギー溢れる人です。

 

 

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「…大阪府立体育館で行われる月1回の大卓リーグ戦(近畿一円400人近くが出場。ラージボールだから高齢者が多い)にも出場し、一番ビリチームの中でも最下位の私は85歳のおばあさん(失礼、私もりっぱなおばあさんです)にも負け『卓球は奥が深いわ』と感慨深いです。

 

 

写真:「うらみが滝」とは穏やかではないですが、

   実は滝の裏側に通路があり、裏から見れるから

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『でも自分で卓球場を経営しているのは私だけだ~~!』と悔しさをブライドで跳ね返し??頑張っているのです。年取ったら可愛い物判りの良いおばあさんを目指していたはずなのに、この闘争心は何?? 誰よりも沢山練習し努力しているはずなのに、上達しない。自分の運動神経の悪さセンスのなさを思い知り、昔から勉強も出来なかったし、運動もビリが多かった・・・。ブライドだけが高かった、と思い至っています」

 

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     写真:「裏見ヶ滝温泉」をさらに海側に行くと足湯「きらめき」

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彼女が「可愛くて物分りの良いおばあさんを目指している」とは初耳で、素直にうなづくことはできませんが、人の判断力や行動力には、闘争心やライバル心の存在が大きいことは確かです。いつまでも若くて行動力がある人には、健全でプラス方向の闘争心(ここのところが肝腎かつ難しいところ)があるのも確かでしょう。

 

 

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写真:足湯「きらめき」からの景観は圧巻

 

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もう1人は世界の果てまで太陽を追いかける「日食ハンター」であり、近年は南米高地に足しげく通っている?小学校からの友人です。日本国内においては青春18キップを愛用する鉄子さんでもあります。

 

 

写真:TEPCO地熱館は(なぜか)東北大震災のために閉館中

 

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「・・・先週大阪発寝台特急日本海が3月に廃止されると聞き、青森まで行きました。列車は満席で、土日は予約が取りにくいので火曜出発金曜朝着の青森1泊車中2泊の旅になりました。

 

 

さすが、雪のすごさにびっくり。朝青森に着き、歩いてすぐのまちなか温泉に入り、魚菜センターでのっけ丼(クーポンを買い、ご飯にウニ、イクラなどなど好みのものをのせて海鮮丼みたいに食べる)をおいしくいただきました。

 

 

写真:えこ・あぐりまーとの温室植物館は地熱館の電力を使っている

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その後青森県立美術館・棟方美術館をまわり、弘前で一泊して、翌日は(あいよっこさん)も乗った五能線に乗りました。津軽平野は吹雪で線路が2本のぞいているだけ。駅のホームも雪がうずたかく除雪されています。そのわりには日本海沿いの五能線は雪も少なく海も荒れてなくて拍子抜けしました。

 

 

 

帰りも同じ寝台列車でかえりましたが、やはり満員。鉄道ファンの男性だけでなく、おじさんおばさんも大勢いました。私みたいな一人旅の女性も多かったです。また、昭和がひとつ消えていくのですね。もっと冬の青森を楽しみたかったです・・・」

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写真右:センナリバナナは実際に3000個結実した記録があるそう。どうよ?!

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 しかし、青森まで行って「弘前1泊、車中2泊」とは!! おそらく列車の予約状況のためかと思いますが・・・。鉄子さんにとっては列車に乗り、鉄道を走ることこそが楽しみなのでしょうねえ。

 

 

 

 でもそれぞれ個性的で行動的で面白いです。つまるところ「ちょっと変わっている私」の友人たちも「ちょっと変わっている」のかな?「類は友を呼ぶ」

 

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写真:たくさんの種類の食虫植物がぶら下がっています

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「私ってちょっと変わっているんかな?」と自問自答

2012-02-19 17:24:30 | 東京都の亜熱帯 八丈島

 

 

              写真はすべて2011/12/47 東京都八丈島で撮影。<o:p></o:p>

              写真:三原山の中腹にある硫黄沼<o:p></o:p>

 

  ブログ更新が遅れて、相当間延びした感はぬぐえませんが、こんなに寒い日が続くと亜熱帯八丈島の光景は目に嬉しいのでは? 脳内の記憶を必死にたぐりよせて書くことにします。

 

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 八丈島2日目はお天気も上々、朝起きて「山に登ろう」と決めました。島にあるふたつのランドマーク、北側の八丈富士は形成されて一万年の新しい山です。対して南側の三原山は10万年も前に誕生した太古の山だそうで、たしかに山の形も森林樹木の植生なども随分違っています。同じ島にあるのに不思議な感じもしますが、まずは山深い三原山から・・・。

 

写真上:大里ふるさと村のかやぶき屋根住居<o:p></o:p>

    お掃除していた人「今日は休日で、おもてなしがなくてごめんなさい」<o:p></o:p>

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                          写真下:良い雰囲気の内部<o:p></o:p>

 

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 三原山に向う道すがら、ひょうたん形の真ん中すぎあたりにある大賀郷地区に寄ってみました。ここは歴史の古いところで、大里ふるさと村にはかやぶき屋根の貴重な住居が保存され、周囲にはその昔、馬たちの運搬主要道路であった「玉石垣の道」が続いています。

 

 

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 丸い玉石が美しく並んだ石垣を撮影していて、面白い現象に気がつきました。1と2の写真は同じ場所から写したのですが、道路の高低はどのように見えますか?どっちが登っているように見えますか?

 

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人間の視覚は、脳がいろいろな手がかりを基にして判断した結果であることは、認知科学で明らかにされてきました。見え方と現実に違いがあることを「錯視」と呼んでいます。

 

二つの写真で異なるのは、おそらく視線の位置だけだと思いますが、それによって玉垣の流れ具合が違ってくるのかな?面白いですね~~~!

実際の道路は奥に行くほどかなり高くなっています。

 

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写真上:玉石垣1

写真右:玉石垣2

 

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さて三原山に入るのは、大阪トンネルを抜けて樫立地区にある伊勢崎商店前を左折します。そのミニスーパーの駐車場で、細くて長い大根を干している男性の姿がありました。

 

 

 

「例年は6000本もの大根漬けを作る」そうですが、「このところ気候が不順なので今回はためしに200本を干している」そうです。しかしそれも最近の気温が高く、風は弱く、雨も降るという気候でうまくいかないそうです。 

 

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 実はこの大根は伝統的製法で作られ、「昔ながらのたくあん」(そのまんま!)の名前で、このお店やみやげ物店で売られています。一本460円。この商店の道向いには観光案内書があり、マップや情報を入手したり、休憩をとることができます。

 

 

写真:細くて長い大根を干していました

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 いよいよ登山口から山道を登っていきますが、途中で「道路修理のために通行止め!」となりました。そこで山頂をあきらめて、山腹にある「八丈島探検コース:硫黄沼・唐滝の路」を探検することにしました。最初は整備された道ですが、次第に細く、ごろごろとした石が多い山道になっていきます。

 

 

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写真:唐滝への道にタケラン?の赤い実

 

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 心細くなったところに小さな沼が見えてきました。これは室町時代に造られた貯め池で、硫黄分が溶けたために、白濁した薄緑色になっています。水面の静かさとアクセントのような黄色い木(黄葉?) が印象に残ります。ちょっと残念なのは、川全体が整備されすぎて、コンクリート漬けになっているところかな。

 

 

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 次に目指すのは唐滝ですが、道はさらに細く、草が生い茂り、ついには目の前に低いコンクリートのダムが出現して、進路を絶たれてしまいました。あとでパンフレットを見ると、これは砂防堤で、この上を歩いて左側に降りると唐滝があったようですが、1人ではとてもその勇気がなかったです。

 

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しかしフツ~に考えて、なかなか女ひとりでこんなところに来る人って、珍しいかも。そうなんです、最近人から言われることも増え、「やっぱ私ってちょっと変わっているんかな?」と自問自答することが多くなりました。でもそれに付き合って読んでいるあなたは?<o:p></o:p>

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   写真上:島ではツワブキが満開

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   写真右:ストレッチアと毛虫<o:p></o:p>

コメント (3)
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