あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

見えない敵との戦い 勝つか、負けるか?  ⑤

2020-04-21 16:16:36 | 新型コロナウイルス 

写真:2020/2/29~3/5 早春の茨城県から栃木県を巡る

写真上:大谷石採石場跡のなにげに人の顔。やっぱ顔になっちゃうのかな?

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  国内で最初に感染が確認されたのはクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」(イギリス船籍・アメリカ運用者)でした。2020/2/2~4に検疫官が入り、健康診断とPCR(COVID-19検査)に必要な検体採取を実施、翌2/5に31人検査したうち10人の陽性者が出たことで一気に緊張が走りました。日本での厳しい闘いの始まりです。

 

  最近の報道で「軽症」とされる場合も高熱、咳、倦怠感、味覚・嗅覚などの異常…などなど、つらい症状があるのだと知りました。実際の感染者がTV画面から「油断したり甘く見てはいけない」と訴えている脅威を、やっと実感しています。こうした実感を持ってクルーズ船内のパニックを想像すると、どんなに困難が多かっただろう、と改めて感じます。

 

  さて同船内で最初の感染者(感染源)とされたのは、香港在住80才男性です。報道を見聞きしながらなぜだか違和感を持っていたので、「もう一度検索して確かめよう」と思いました。当時のクルーズ船報道は比較的詳細です。

 

  男性の行動を時系列に並べると

1/10:中国広東省に短時間滞在

1/17:空路来日

1/20:横浜港から同クルーズ船に乗船。当時咳などの症状があり、その後悪化

1/22:鹿児島マリンポートで下船し「県内を巡る観光バスツアー・日帰り」 に参加。バスには乗客・乗員計42人が乗車

1/25:香港で下船

2/1(頃):感染を確認

2/2:香港衛生当局が「同クルーズ船に乗船し、香港に戻った80才男性の感染を確認した」と発表

 

  なおクルーズ名は「新春の東南アジアを楽しむ16日間の旅」(料金は約25~138万円/1人)で、出発は1/20横浜港、帰港は2/4横浜港です。つまり香港男性は、出発後の横浜→鹿児島間のクルーズ、鹿児島でのバスツアー、鹿児島→香港間のクルーズを楽しむつもりだった、ということになります。

 

  クルーズ旅は未経験なので実際はわからないですが、、高齢の男性一人で「豪華クルーズ船の旅」はやや不自然と感じますし、追加の1人参加料金もかなり高くなるでしょう。まあ近年、リッチな高齢層には普通なのかな?

 

  また16日間すべて乗船しなくても良いとはいえ、空路で横浜に来て、咳などの症状があったのに時間のかかる船に乗っているのも変だし、鹿児島でのバスツアー時の体調はどうだったのかな?とも思います。そして香港在住であれば、かつてのサーズ流行、そして真っ只中・武漢パンデミックの危険性認識や知識はあったと思えますよね。なによりクルーズ船で多数が感染する前に香港で下船、と言うタイミングも解せん。

 

  すると3/7に「同クルーズ船に乗船していた香港の男性が3/6に死亡した」と菅官房長官が記者会見し「感染の有無や年代などは遺族の許可が下りないためなし。WHOには報告している」となぜかいわくありげでしたね。「香港男性」は有りなのに、なんで他の情報なし?もしかしてあの感染源とされる人だったら、感染後1ヵ月以上経過して亡くなった、ってこと?はっきりして欲しいよ~。

 

  前回ブログの北海道大学大学院・西浦博教授の説明に従うと、つまり「この男性はクラスターを発生させるスーパースプレッダー」となるのでしょう。多くの疑問がある男性の行動が、もし(他者からの指令なども含め)意図的であったなら、ウイルスはどこから?なんのために?

 

写真上下:採石場跡を見上げると垂直に聳える石の壁!ジーンとする恐怖感みたいなものが身体を走る すごいなあ、人間のパワーって。

 

あいにくの雨なので「アクアワールド」を楽しみました。

写真上:ヒメセミエビ 房総半島以北では初めて確認された

写真下:マンボウの飼育数も最大級。姿かたちはもちろん、のんびりゆらゆらの動きも飽きないよ

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見えない敵との戦い 勝つか、負けるか? ④

2020-04-17 21:57:37 | 新型コロナウイルス 

写真:2020/2/29~3/5 早春の茨城県から栃木県を巡る

写真上:大洗海岸にある水族館「アクアワールド」

    クラゲはなかなかピントが合いにくいけれど、水玉模様が可愛い!

 

  4/11のNHKスペシャル「新型コロナウイルス 瀬戸際の攻防~感染拡大阻止最前線からの報告」を見ました。厚生労働省・新型コロナウイルスクラスター対策班が未知のウイルスにどう戦いを挑んでいるのか、その困難さの一端を知りました。こうした人々はじめ、医療現場で日々厳しい環境のなか、自らも感染リスクにさらされつつ戦っている人たちに、心より敬意と感謝を申し上げます。

 

  さらに感染が拡大する厳しい現況にあって「何を根拠に?不安を煽るな」と言われそう、と躊躇しながらも、やはり当初の疑問を取り上げることにしました。なにが事実なのかを知って、みんなで議論を重ね、叡智を集めたい。現代社会が抱えるリスクがどんなものなのか、どんな心構えや備えが必要なのかを考えたいのです。

 

  番組では次の2点が印象に残りました。

1、対策チーム・リーダーの東北大学大学院・押谷仁教授は同ウイルスが「…SARS(サーズ)とは全く別物の、生存戦略としては一番正しい、よくできたウイルス」と人間に見つかりにくい性質を指摘しました。

 

2、「数理モデル」の専門家、北海道大学大学院・西浦博教授は、「どこかに道は必ずあるはず」とクラスター追跡をした結果、「感染者110人の8割は誰にも感染させないが、残りの半分(※約1割)は1人に感染させ、うち3人に驚くべき傾向があった。三密の環境でクラスター(集団感染)を発生させ、各4人、9人、12人に感染させた」ことを突き止めました。

 

  1、の性質はまるで忍者かスパイみたいで、症状がなくても他人に感染させたり、陰性化した後に再陽性化するなどとらえどころがないです。こんな性質はこれまで存在したのでしょうか?

 

  2、で説明されていることは、従来言われた「スーパースプレッダー」の意味なのでしょうか?特別な人に強く増殖して、移動後さらに大勢に感染させるという方法は、なにかウイルスが意図を持っているようなカンジです。

 

  そしてもうひとつ気になるのは「感染率や死亡率の男女差」です。4/9の記者会見で菅官房長官は、国内の感染状況について「感染者全体に占める男性の割合が約6割、亡くなった人の割合は7割強にのぼる」と述べ、「ただし性別による重症化や致死率の差は患者個人の基本疾患や年齢などの要因も絡んでいる」と説明しました。

 

  世界的にもこの点は指摘されていて、CNNが3/20時点での世界20か国の統計を分析し、「感染者と死者共に性別データを明らかにしているのは、イタリア、中国、フランス、ドイツ、イラン、韓国の6か国(※アメリカは同ウイルスに関する全米の統計を発表していない。日本は男女別データを未報告?)」、その結果「その中で最も男女差があるイタリアでは女性10人に対して男性24人が感染し、陽性と診断された男性が死亡する確率は女性より50%高い」と報告しています。

 

  この統計のモニター数はとても大きいので、検定では「男女の性別による有意差」が出るでしょう。素人あいよっこの考えでは、死亡率に性差が出るのは、喫煙や清潔度や持病などが影響するでしょうが、感染率については、ウイルスが男女を選ぶって自然界であるのかな?この新型コロナウイルスはいろいろな面で選択しているというか、指向性(特定の方向や目的を目指す)が強いと感じます。不思議です。

 

どっちが顔でしょう?後ろ半分がうつぼの顔にそっくりな「シモフリタナバタウオ」やはりこれも水玉模様。後ろに本物のウツボがいるよ。

 

同水族館はサメの飼育数が日本一 「トラフザメ」もやっぱ白っぽい肌と水玉模様がきれい。水玉が好きなんだ~。

こちらは縞々だけど、これもカラフルでいいね。しかもラブラブ

写真下:ちょっと変わったサメ「コブラウオビコング」

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