あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

旧日本軍が全滅した洞窟に十字架

2013-07-24 22:13:46 | 「慰安婦問題」を超えて

            

           

 

        写真は「長野県==諏訪湖~霧が峰・八島ヶ原湿原 撮影日:2013/7/9<o:p></o:p>

      写真上:八島ヶ原(八島とも)湿原ではコバイケイソウが満開

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***2008/8/8に行ったサイパン旅行の続きです***

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旧日本軍が全滅したという洞窟の入り口近くに、男性現地ガイドのたいまつに照らされた白い十字架が眼に入りました。「なぜ十字架があるのですか?」とガイドに聞くと「韓国の女性たちのために立てたもの」という答え。

 

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「えっ?もしかして従軍慰安婦の女性?この洞窟の中で一緒に亡くなったの?」と驚き、「やはりほんとうだったんだ」と実感しました。でも日本軍の弔いがないのに、なぜ十字架だけが?誰がいつごろこれを建てたのかな?本当の事実を知りたい、とも感じました。

 

 

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なにしろ真っ暗な上に、コンパクトカメラ(CanonIXY DIGITAL90)なので画素数も少なく、異様な雰囲気に手も震えてきます。最初の写真では無数のオーブが写っています。

(写真左)

 

 

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今写真で見ると、十字架は比較的新しいように思えますが、下の丸くて白いものがなんだか「どくろ」に見えて怖い! これって心霊写真じゃないよね? 以前は後ろの壁にもオーブがあったのですが、なぜだか消えたようです。

 

 

 

写真:入り口近くのやや広い場所に十字架がありました。

 

 

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 ちょっと横道にそれますが、あいよっこは一時「もしかして心霊写真?」という写真を多く撮影した時期がありました。これって、おそらく現場の状態はもちろんですが、自分の心理的状況とかカメラの状態なども関係するかもしれません。またオーブとか亡くなった人の顔が写真に現れ、いつしか消える、という経験もしました。

 

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あいよっこはそれまで「完全なる唯物主義者」だったのですが、世の間にはまだまだ不思議なことがある、そういえば人の眼で見えることなんてほんの一部なのだ、と実感したのです。もちろん現在はカメラ性能も向上し?ほとんど撮れなくなってしまいました。

 

 

写真左・下:「どの花にも虫やチョウがいるね~」「それが仕事だからね~」<o:p></o:p>

 

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閑話休題。洞窟の写真が心霊写真かどうかはともかく、ここにある十字架はなにもないのに建ててあるとは考えにくいです。軍人さんたちがこんな狭くて暗く、おそらく蒸し風呂のような暑さの洞窟で毎日緊張感とともに過ごしていたことは、本当に大変だったことが想像できます。しかしその軍人さんたちの性の道具とされた女性たちに思いを馳せるのは、辛すぎます。考えたくないです。

 

 

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日韓関係の議論では、多くの男性たちがTVなどの公場面においても、慰安婦問題を「自分たちの性欲や性的行為を追及される」と感じるためか?いつになく感情的、攻撃的になってしまうようです。そして本質を避けて、あさっての議論を続けているように思えます。木村幹氏の言われる「ガラパゴス化する慰安婦論争」です。

 

 

 

 

たしかに韓国のやりかたは日本人の弱みにプレッシャーをかけて不安をあおったり、イライラさせたりするのがとても上手だと感じます。しかし日本の代々首相が謝罪を行い、メディアで議論を尽くしても、韓国はなぜ追求し続けるのでしょうか?=つまり効果があるからです。攻撃の余地があるからです。

 

***続く*** 

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日本社会の人種的偏見を自分の名前から実感

2013-07-22 11:13:01 | 「慰安婦問題」を超えて

        写真は「長野県==諏訪湖~霧が峰・八島ヶ原湿原 撮影日:2013/7/9<o:p></o:p>

        写真上:霧が峰「ヴィーナスライン」。なだらかなやまなみとぽっかり雲

   

今回はあいよっこの体験を中心に書くことにします。

 

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名前の「淑」は韓国・北朝鮮ではよく使われる漢字みたいで、な~んと金正恩第一書記の母親の名前が「金正淑」(別名は高英姫?)で、「偉大なお母さま、尊敬するお母さま」などと呼ばれているようです。ううう~~む、なるほど~!

 

 

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この名前のためなのか、実はこれまで何度も「在日ではないか?」と疑われたり、試されたりした経験があり、実際に「韓国の方ですか?」と聞かれたことも数回あるのです。もしそうだったら、対人関係がなにか違ってくるのでしょうか? 結局確かめていることはすぐわかるし、「ああそんな人なんだ」と思うと次第に疎遠になってしまいます。

 

 

        写真上:中央道の諏訪インターで降りたら、諏訪湖に白鳥が<o:p></o:p>

                       

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でも以前「これまで韓国に関心がなかった」と書いたのは、無意識的に「理不尽なことからなるべく避けていたい」という感情があったのかもしれません。

 

 

 

写真:昔ウィンドウズの背景にあったような・・・。<o:p></o:p>

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先日は米オバマ大統領が、「17才黒人少年を射殺した男性に無罪判決が出たこと」に関して人種差別について初めてふれ、「人種への偏見の克服」を訴えました。日本では人権意識の積み重ねも浅く、まだ「米国の黒人差別問題」ほどの人権尊重意識、および人種的偏見に対する社会的コンセンサスや対策ができていないと感じます。

 

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あいよっこは日本社会での民族偏見をちょっと違う形で実感したわけですが、一方でこのように「韓国について熱心に書いている」のは、あるいは「(名前の)言霊」なのかもしれません。ふ・し・ぎです。

 

 

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またひとり旅の目的地として島めぐりが多く、島は一種独立的な空間でもあり、古来の文化・風習・考え方が守られていることも大好きで興味深いです。そんな時島民から「○○諸島のなかでもこの島に一番歴史遺産がある」「この島のなかでも自分の地域は由緒ある」という島自慢を聞くことも多くあります。

 

 

 

写真:どっちが花でどっちが虫なのか、もうどっちでもいいか!

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おらが島の自慢は微笑ましいのですが、一歩間違うと相手を貶めることや比較することだけで、「自分たちのほうが他より優れている、自分たちのほうが上」という偏見にもなるでしょう。日本全体が「島」であることを考えると、日本社会全体にこうした考え方はかなり強くあるとも感じてしまうのです。自戒を込めて・・・。

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次に2008/8/8にサイパンで撮影した写真を紹介します。マイル利用で行ったので、観光は現地オプショナルツアーを利用しました。島の主要な観光ポイントを巡るツアーだったのですが、第二次大戦の戦跡も含まれ、「旧日本軍が全滅した洞窟や全員がバンザイしながら飛び降りた崖」なども行きました。

 

 

<o:p>写真:八島ヶ原湿原は「生物多様性」の見本。あらゆる花に虫たちが。</o:p>

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最初行った洞窟ではそのなかで日本軍が何千人も亡くなったとのことで、真っ暗なトンネルの先はほとんど埋めてありました。<o:p></o:p>

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***明日に続く***

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どちらから、どこから、いつするの?=今でしょう!

2013-07-14 15:23:13 | 「慰安婦問題」を超えて

               写真は「兵庫県北部==神鍋高原・渓谷~丹波高原」撮影日:2013/6/17<o:p></o:p>

               写真上:但馬高原植物園のメインスター「和池の大カツラ」<o:p></o:p>

 

  早めの梅雨明けと同時に、猛暑が続いています。みなさまお元気でしょうか?暑いうえにイベントが重なってブログアップが遅くなってしまいました。

 

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 74日に東京国際展示場で開催された「東京国際ブックフェア」(そのほか「電子出版EXPO」「コンテンツ制作・配信ソリューション展」「クリエイターEXPO東京」など多彩に同時開催)に行きました。

 

 

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 とにかく人の多さ、イベントやコンテンツの多さ、内容の濃さ、などに圧倒されます。偶然にも今年初めての海外テーマ国が「韓国」であり、ブログで書いていることもあり、またその好奇心旺盛さ、表現力のパワーで尊敬している立花隆氏も出席されることもあって、座談会「デジタル時代、なぜ本か」というセミナーに参加しました。

 

 

写真:大カツラの後ろの森

 

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 座談会のお相手、韓国初代文化相・李御寧(イ・ヨリョン?) 氏はソウルオリンピック映画のシナリオ製作も行った人で、現代のデジタル技術や本にも関心や好奇心を持って精力的に活動されているようです。

 

 

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李氏は「韓国では満1才のとき、机の上にいろいろなモノを並べてなにかを選ぶ風習があり、私は本を選んだので、これが一番目の本です。以後80年間本を読んでいます。そして2番目の本は『母が読んでくれた本、母の声・音の世界を感じる本』で、これが自分には根源的な命の本なのです」と話しました。

 

 

                      

                          写真:ウツギに夢中のアカタテハ

                                 

 

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 しかし3番目の本、小学校からの教科書については「教科書は日本語となり、韓国語が禁止されました」と、自分のことばが使えない苦しさを説明しました。

 

 

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 一方立花氏は、「近日中に公開されるジブリ映画『風立ちぬ』のパンフに寄稿するたった2頁のために何十冊もの本を読む必要が生まれる。今では本を読むのは、本を書く人、作る人自身か学生たちが大部分」と懸念しています。

 

 

 

写真:山だけどハマナスも

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 また「現在はハングルになっているが、韓国での漢字文化の教養はとても深かったし、日本とも共有しやすかった。中国を含めた3国はもともと漢字文化圏なので新しいアジアの共通言語として漢字文化を見直すことは大きなパワーになりうる」と提案しました。

 

 

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 最後にフロアの韓国ジャーナリストから「東大生はなぜバカになったのか?そして歴史認識問題についてどう思うか?」という質問がありました。

 

 

    写真:棚田百選に選ばれた

 

 

  立花氏は「先ほどの李先生の教科書に関する体験や心の葛藤などが、日本人には充分伝わっていないことは問題です。歴史認識は時間をかける必要がありますが、世の中にはいろいろな立場・考え方、また宗教などもあり、解決するのは難しいことかもしれません」と互いに情報量を増やし、真剣に立ち向かう必要があると応じました。

 

 

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さてあいよっこの感想ですが、まずびっくりしたのは80才李先生のお元気な血色の良い顔つきと、大きくてはきはきとした声です。でも「デジタル時代、なぜ本か」のテーマですが、やはりというか、もちろん必要なのだと思いますが、「日本との軋轢」が出てしまいます。そして会場からの(時間が足りず)1人だけの質問にも「歴史認識問題」が出てきました。

 

 

写真上:オオバギボウシ

                    写真右:?

 

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「どんなテーマで議論しても、結局、つまるところ(重複)そこに行ってしまうの?それじゃその前にどんなに面白い話しがあっても、結論ありきで、議論のやりがいがなく、つまらない」と思ってしまいます。<o:p></o:p>

 

 

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韓国にしてみれば「悪いのはすべて日本なんだから、こちらは被害を訴えるだけ」という認識かもしれませんが、「韓国人はいつもそうだ」というイメージのために、日本人は近寄りにくくなり、いっそう理解や共感も得がたくなっているとも感じます。絡まった糸はどこからほぐせば良いのでしょう?

 

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どこから、どちらから、いつするの?===今でしょう!

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***続く(なるべく早くね~)***<o:p> </o:p>

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