写真撮影は20165/10/29
イソグリガニはヤドカリの仲間。話し合いをしているのかな?
みなさまは「未知の世界」というとどこを想像しますか? まず「宇宙(天体、星空…)」はじめ、「地中洞窟」「氷の世界」あるいは「深海」…などとありますよね~。
たしかに宇宙の、特に「星空や流星」「人工衛星・はやぶさ」などもロマンがあって大好きです。でもあいよっこは、どっちかというと「深海派」かな? だって宇宙より現実的で空想しやすいです。昔から水族館がなぜか好きで、深海探査艇「しんかい」などのドキュメンタリー映像の前ではとってもドキドキしてしまいます。
沼津港深海水族館は日本で初めて深海魚にスポットをあてた水族館で、駿河湾で採取・捕獲された魚たちも多く展示されています。一番の人気ものは円盤のようなスカートをヒラヒラさせて泳ぐ「メンダコ」です。小さくて愛らしいメンダコですが、飼育はたいへん難しいそうです。
それにしても深海魚たちって、写真を見ると思いのほか色が美しいことに驚きます。また形、動き、生態なども神秘性や面白さを備えていますね~。深海では水温や日照が違うし、なにより激しい水圧がかかっていますから。
併設の「シーラカンス・ミュージアム」には、世界的にも珍しい「冷凍シーラカンス」が怖い顔で睨んでいます。シーラカンスはなんと3億5000万年前からそのままの姿で生き続けているところから、「生きた化石」と呼ばれているのはご存知の通りです。体の特徴からは「両生類に近い魚類」で「魚類⇒両生類」進化の過程を残していると考えられています。
また(やや場違いな感じで)展示されているハリモグラは、ほ乳類ながら「変温動物・卵生」という特徴を持ち、こちらは「爬虫類⇒ほ乳類」への進化途中の形と考えられます。
さてランチは沼津魚市場の二階にある食堂で「(深海魚)ハシキンメ煮つけ定食」を頂きました。ハシキンメは美味だけど漁獲が少なく高級魚なのだそう。そのほかにもタカアシガニ(食べてみたかった)、ユメカサゴ・赤むつ・ノドグロ・メヒカリなど、沼津に行ったらぜひ深海魚のおいしさも楽しんでくださいね。
今気がつきました!なぜ「深海」か、というときっと「美味しさに直結しているから」なのでしょう!
*** このシリーズを終わります。***
ユウレイイカ:目の周りや腕に発行体がある
典型的な深海魚のイメージですね~。わからない名前が多くて
ごめんなさい。
珍しいサメ
シーラカンス
「ハシキンメ煮つけ定食」ほどよい脂ののり、ほろほろと身離れがよく
美味~