あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

2015秋 山梨の富士山と沼津の深海魚たち ⑦

2016-02-14 11:10:17 | 2015秋 山梨の富士山と沼津の深海魚た

                      写真撮影は20165/10/29

                      イソグリガニはヤドカリの仲間。話し合いをしているのかな?

                                   

  みなさまは「未知の世界」というとどこを想像しますか? まず「宇宙(天体、星空…)」はじめ、「地中洞窟」「氷の世界」あるいは「深海」…などとありますよね~。

  たしかに宇宙の、特に「星空や流星」「人工衛星・はやぶさ」などもロマンがあって大好きです。でもあいよっこは、どっちかというと「深海派」かな? だって宇宙より現実的で空想しやすいです。昔から水族館がなぜか好きで、深海探査艇「しんかい」などのドキュメンタリー映像の前ではとってもドキドキしてしまいます。

 

  沼津港深海水族館は日本で初めて深海魚にスポットをあてた水族館で、駿河湾で採取・捕獲された魚たちも多く展示されています。一番の人気ものは円盤のようなスカートをヒラヒラさせて泳ぐ「メンダコ」です。小さくて愛らしいメンダコですが、飼育はたいへん難しいそうです。

 

  それにしても深海魚たちって、写真を見ると思いのほか色が美しいことに驚きます。また形、動き、生態なども神秘性や面白さを備えていますね~。深海では水温や日照が違うし、なにより激しい水圧がかかっていますから。

 

  併設の「シーラカンス・ミュージアム」には、世界的にも珍しい「冷凍シーラカンス」が怖い顔で睨んでいます。シーラカンスはなんと3億5000万年前からそのままの姿で生き続けているところから、「生きた化石」と呼ばれているのはご存知の通りです。体の特徴からは「両生類に近い魚類」で「魚類⇒両生類」進化の過程を残していると考えられています。

 

  また(やや場違いな感じで)展示されているハリモグラは、ほ乳類ながら「変温動物・卵生」という特徴を持ち、こちらは「爬虫類⇒ほ乳類」への進化途中の形と考えられます。

 

  さてランチは沼津魚市場の二階にある食堂で「(深海魚)ハシキンメ煮つけ定食」を頂きました。ハシキンメは美味だけど漁獲が少なく高級魚なのだそう。そのほかにもタカアシガニ(食べてみたかった)、ユメカサゴ・赤むつ・ノドグロ・メヒカリなど、沼津に行ったらぜひ深海魚のおいしさも楽しんでくださいね。

 

  今気がつきました!なぜ「深海」か、というときっと「美味しさに直結しているから」なのでしょう!                           

 

     *** このシリーズを終わります。***

 

          ユウレイイカ:目の周りや腕に発行体がある

       典型的な深海魚のイメージですね~。わからない名前が多くて

       ごめんなさい。

        珍しいサメ

      シーラカンス

      「ハシキンメ煮つけ定食」ほどよい脂ののり、ほろほろと身離れがよく

       美味~

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015秋 山梨の富士山と沼津の深海魚たち ⑥

2016-02-13 02:05:03 | 2015秋 山梨の富士山と沼津の深海魚た

              写真撮影は20165/10/29

              くらげのゆらゆらには癒される~~

 

  先日2016/2/8、「佐渡沖で幻の深海魚、リュウグウノツカイが生きたまま捕獲された」というニュースがありました。銀色に光る細長い胴体は全長約3.3mもあり、背びれがヒラヒラと波打っていてどこか神秘的でフツーの魚とはまるで趣が違います。

 

  また2015/12/24には富山湾に生きたダイオウイカが迷い込み、泳いでいる姿が撮影され、「クリスマス・イブの珍客」となったそうです。こちらも体長約3.7mの大型で、港の中で元気そうに泳いでいるのをダイバーが港の外に連れ出そうとしたけれど、海底に沈んでしまった、とのこと。

 

  近年日本の近海で、珍しい深海魚が出現するニュースが多くなっていますね~。しかもこれまではほぼ死んだ状態だったのに、「生きたまま」というのはどういうことなのでしょう?それだけ数的に多くなったから、なのかな?

 

  特に昨年室戸沖で多数定置網にかかった「サケガシラ」は、古くから漁師の間で「地震魚」と呼ばれるなど、一般的に深海魚の出現は「大地震のまえぶれ、天変地異に関係している」という伝説があります。

 

  でも実際はきちんと実証されたわけではなく、海流や海底の水温が下がったのも一因、と考えられています。ここ数年来深海魚の出現や捕獲は継続していますが、それでも大きな地震が起きていないことを考えると、やはり直接的な関連はないのかな?

 

  相模湾は湾としては日本一深く、水質が恵まれているので深海魚が多いのですが、陸側には日本一高い富士山が聳えているので、つまりこの地域は日本で一番高低差が高い急峻な地形、ということですね。なぜここが?と不思議です。

 

  同水族館では「(人気絶大な)メンダコと3D映像以外は撮影OK」とのことなので、フラッシュはもちろん使わないでいくらか撮影しました。「うまく写るかな」ブログ水族館をお楽しみください。名前は同HPを参考にしましたが、わからないものや間違っているものがあるかも・・・。

 

          *** 明日に続く ***

 

        はこふぐさんだよね?でも色が黄色

       上下とも名前が??? でも色や形が個性的でしょ?

    下:かの有名な「ダイオウグソクムシ」:別名「海の掃除屋」だけあって

      なにか食べているようす

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015秋 山梨の富士山と沼津の深海魚たち ⑤

2016-01-30 19:36:54 | 2015秋 山梨の富士山と沼津の深海魚た

            写真撮影は20165/10/27~28

 

  ところで「富士五湖の西湖・精進湖・本栖湖の3湖は地下水を通じてつながっている」という話をみなさまは聞いたことがありますか? あいよっこはたぶん小学生のころ、本でこれを知りました。それから長い間なぜか忘れられず、心密かにロマンをかきたてられていたのです。

 

  だから富士山をじっくり見ようと思ったのは、富士五湖も巡ってみたい気持ちがとっても大きかったです。あれから何十年!やっと実現した、ってことですね~。実際には車で周囲をぐるっと回った程度でしたが・・・。

 

  ネットには「富士五湖の三湖連絡説(さんこれんらくせつ)」という山梨日日新聞社の記事があります。それによると山梨県は「・・・三湖の直接連絡を認めることはできない」という結論を出しながらも、「・・・富士山周辺の地下水を通じて他の湖に影響を与えている」と流水の可能性を示唆しています。

 

  面白いことに三湖の水面の標高がほぼ同じ約900mで、かつては一つの湖(せの湖)だったという説もあるようです。いずれにしても周囲の青木ヶ原樹林の下には、ごつごつした溶岩に大小の穴や隙間がたくさんあるので、もしかしたら湖底でつながっていても不思議ではないですね。

 

  樹林のネイチャーツアーに参加できなかったので、「西湖コウモリ穴」に行きました。総延長350mを超え、富士山麓の溶岩洞穴では最大規模です。かつて多数のコウモリが冬眠していましたが、一時は絶滅状態まで追い込まれました。その後保護により次第に数が増えているそうです。ここではキクガシラコウモリ、テングコウモリなど5種類のコウモリが確認されています。

  

 

          精進湖からは全身が見えにくい、みたいです

        西湖近くの「野鳥の森公園」では、溶岩に大きな亀裂が

      「こうもり穴」入口

         中は天井が低いので「腰」にご用心

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015秋 山梨の富士山と沼津の深海魚たち ④

2016-01-30 18:51:04 | 2015秋 山梨の富士山と沼津の深海魚た

 

                 写真撮影は20165/10/27~28

                 写真上:本栖湖からの富士山は「千円札」「逆さ富士」、そして赤ちゃん

          を抱いているように見えることでも有名。

  それにしても富士山の力ってすごいな~~! どんなに小さくても、遠くても、少しでも頭が見えるだけで幸せな気分になってしまいます。

 

  先日、奈良県から撮影した富士山の写真が、受賞して新聞に掲載されていました。(内容はうろ覚え)従来は奈良県大台ケ原など、約250km離れた地点から撮影した富士山が限界と言われていましたが、現在は約320kmの和歌山県那智勝浦地域からも成功されているようす。なにげに残念・・・。

 

  「ぼ~えんだよっ!」っていうカメラのTVCMが昔あったよね~。そのぼ~えん機能やISO機能などデジタルカメラの進化も影響しているでしょう。また「初日の出」はもちろん、「月夜の富士山」「ダイヤモンド富士」などの撮影にもたくさんの人々がしのぎを削っているのです。ほんとうに絶大な魅力です。

 

  なんといっても小顔に裾広がりの均整のとれたプロポーション、そして頭にのっかる清楚な「白い雪飾り」は見る人の気持ちを穏やかにしてくれます。それに加えて富士五湖の水面に映し出される光と影、これがまた多彩な表情を見せてくれて、いつまで見ていても飽きることがありません。富士山と富士五湖って奇跡としか思えないです。

 

  いつもは遠くから見ることが多いですが、今回は朝一番に見た本栖湖からの富士山に感動しました。多くの人々の心をとらえて離さない、ほんものの美しさや魔力に触れたような気持です。

 

  山中湖や河口湖も人気が高くて美しいですが、やはりひっそりと静かにたたずむ西湖・精進湖・本栖湖に惹かれます。なぜだか富士山って、かかっている雲までぽっかりとか線状とか絵的で面白いのも不思議です。

 

             *** 明日に続く *** 

      「野鳥の森公園」の紅葉

               こちらは「笛吹川フルーツ公園」の紅葉

     「笛吹川フルーツ公園」(写真上下) にはアクアアスレチック、

     わんぱくドーム などこどもたちが楽しく遊べる遊び場が。

     この先に甲府市街地、そして富士山が見え、ここからの夜景

     は「新日本三大夜景」だそう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015秋 山梨の富士山と沼津の深海魚たち ③

2016-01-18 12:38:39 | 2015秋 山梨の富士山と沼津の深海魚た

          写真撮影はすべて2015/10/26

    写真上: 「仙娥滝(せんがたき)」高さ30m、実際に見ると迫力満点です

  ロープウエイ駐車場には「ワイン王国」「植物園」や「クリスタルサウンド(宝石館)」などがあり、宝石館には大きな白水晶が展示してあります。

 

  さてお楽しみのロープウエイに乗って山頂に着きました~! 左手に行くと「弥三郎岳」、右手には「うぐいす谷・富士山遙拝所」とあり、どっち??と迷った末に左に進みました。弥三郎岳の上も石の広場のようになっていて、見晴らしは最高ですよ~。

 

   昇仙峡を代表する景勝「仙娥滝(せんがたき)」は駐車場から少し下がったところです。ところで「仙娥滝」とは難しい名前ですね。一見「仙人のようなばば?」と思ってしまいましたが、ネット辞書によると「娥:女+音符我(刃のきわだったほこ)のことで、くっきりときわだつ意を含む。きわだった顔だちの美人。目鼻だちがくっきりとして器量がよい」の意味だそう。 ふ~~んそうだよね~~。

 また「仙娥」は「中国神話にある『月に行った女性』のことで、ひいては月を表す」とのこと。「月に行った」、といえば日本ではかぐや姫だけど、もともとは中国神話だったのでしょうね? おお~っと、話がとんですみません。つまり仙娥滝は「仙蛾のように際立った美しさの滝」ってことなのね。納得。

 

 帰りに南アルプス市に寄って道の駅直売所でワインの新酒、1.8㍑瓶入りを3本ゲット。フレッシュでフルーティ、飲みやすくて美味しかった~~! しかもとってもリーズナブル。もともとフルーツ好きなので、ワインも「コクがある、渋みが強い」よりフレッシュ感たっぷりが大好き。また次のシーズンも買い出しに行きた~い。

 

  前々回の①で、「紀行文は書かないで写真説明だけにします」と書いたけど、書き始めるまではおっくう、だけど書き始めるといろいろな説明をしたい、どうやらこのスタイルから離れられないみたいです。やっぱ変わるって、変えるって難しいことなのだ~~。

 

    昇仙峡を代表する「覚円峰(かくえんぼう)」。

    この上は広くて覚円が修行したという

  

    「覚円峰(かくえんぼう)」を石門から仰ぎ見る     

     巨大岩でできた「石門」を南側から見ると石の丸さと鋭さが交錯する。

     この交点では両端が奇跡のように離れている(写真下)

    ロープウエイの山頂から「荒川ダム」を。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする