あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

北信州の旅~黒部ダムのダブルレインボー!!

2011-09-25 17:44:09 | 北信州の旅

                           写真:黒部ダムの放水でくっきりとした二重の虹が!<o:p></o:p>

 

台風15号は全国を直撃し広大な被害を与えました。被害を受けた方々に心よりお見舞い申し上げます。

 

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特に紀伊半島では前回12号に引き続き「土砂ダムの崩壊」が大変懸念されました。今のところ土石流などにつながる事態は起きていないですが、余談を許さない状況が続き、ボランティアが入ろうにも、R168は現地での通行止めが続いています。地域の方々の心労はいかばかりでしょう。

 

 

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 あいよっこはこのブログを書き始めて、奈良県南部の<st1:MSNCTYST w:st="on" Address="五條市" AddressList="29:奈良県五條市;">五條市</st1:MSNCTYST>・<st1:MSNCTYST w:st="on" Address="野迫川村" AddressList="29:野迫川村;">野迫川村</st1:MSNCTYST>(のせがわむら)・<st1:MSNCTYST w:st="on" Address="十津川村" AddressList="29:十津川村;">十津川村</st1:MSNCTYST>などをたびたび訪れ、とてもなじみ深く感じています。水と緑の清冽な美しさが感じられる、ある意味保存されたような地域なのです。

 

 

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写真:赤くなったりんごをたわわにつける樹がすごい

 

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ですが若いときの考え方と大きく変わり、単に自然が人間に襲い掛かった、とか被害を及ぼした、という考え方や表現には、違和感を覚えてしまうことがあります。

 

 

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2011/9/24付け読売新聞「時の余白」では芥川喜好さんが、「自然と人間の関係は対等ではあり得ません。人間が一方的に自然に包みこまれているという関係であり、我々は人間の姿かたちをした自然の一部、小突起というほどのものでしょう。ならば畏れつつこちらから折り合いをつけていくしかない」と表現されていました。<o:p></o:p>

人間は自然のほんの一部、古くから人間はそのように意識して自然と向き合ってきたのでしょう。

 

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    写真:戸隠神社は修験者たちの聖地<o:p></o:p>

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さて「北信州の旅」は9/4-7に行った三泊四日の旅です。前回の台風12号と、おそらく車で並走しつつ、<st1:MSNCTYST w:st="on" Address="奈良県奈良市" AddressList="29:奈良県奈良市;">奈良県奈良市</st1:MSNCTYST>から<st1:MSNCTYST w:st="on" Address="長野県長野市" AddressList="20:長野県長野市;">長野県長野市</st1:MSNCTYST>に向いました。激しい雨のなか、「台風一過のお天気になればいいなあ」と期待しながら・・・。

 

 

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 あいよっこの友人には、はやりの「山ガール(ガールの年代幅も拡大!)」が多く、たいてい「信州が大好き!」と口を揃えます。最近山歩きを始めて、山の素晴らしさ、もちろん怖さも、ちょっとだけ実感できるようになった身としては、一体信州のどこが人を魅了するのか?を知りたくなったのです。

 

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写真:戸隠神社の遊歩道には高山植物がいっぱい<o:p></o:p>

 

 

 

  ひとりで車を運転して長野県まで行くのはこれまでの最長距離ですが、やはり自分には一番便利だし、慣れていることもあります。前回に北陸に2度行って、自信もつきました。目的地は絶大な霊的オーラが漂うという「戸隠」、その名も素敵な「白馬」、前回の富山の旅で行きそびれた「立山黒部アルペンルート」などなど。

 

 

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特にアルペンルートは富山県立山側から入るより、長野県扇沢側からのほうが便利かな、と感じました。なにしろ全ルートを巡るには8-10時間は必要だし、車があるのでどうしても往復になってしまいます。(代行で移動してもらうには2万円以上かかります)今回は扇沢―室堂間の往復コースにしました。

 

 

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 お天気のほうは期待どおりの「台風一過」とはならなくて、前半は雨・曇り・ガスでしたが、最後にアルペンルートで快晴! 黒部ダムの観光放水からの二重の虹がくっきりと出て、感激!でありました。まあ人工の虹、といえばそうなのですが、それでもやはりいろいろな条件が揃った自然現象ですものねー。どうやら虹も大好きなのだと、気がついた次第です。 

 *** 続く ***                                          

                                                    写真:白馬の栂池自然園で気軽にトレッキング       

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失敗したっていい、回り道したっていい、人生に無駄なことは何ひとつない

2011-09-11 13:04:39 | 日記

                      写真は2011/7/29-8/2 「<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="29:吉野町;" Address="吉野町">吉野町</st1:MSNCTYST>・<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="29:曽爾村;" Address="曽爾村">曽爾村</st1:MSNCTYST>」<o:p></o:p>

                写真:ハスのつぼみと(色も)一体になっているトンボ<o:p></o:p>

 

  少し前のことですが、平成23712()に帝塚山大学心理福祉学部・三木善彦教授の授業を聴講しました。先日暴力団との親密交際でタレント島田紳介さんが芸能界を引退しました。これをきっかけに再び各界(角界も含め)と暴力団のつながりの深さが表面化しているようですが、一度できた関係性をふっきることの難しさも改めて感じさせられます。

 

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そんななか暴力団から足を洗い、現在は非行少年の支援活動なども行っている高坂朝人(たかさかあさと)(知的障害者ケアホーム世話人)のお話を紹介いたします。

 

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写真:昨年の同ハス畑は満開!!  だけど今年はなごり・・・<o:p></o:p>

 

 

 

講師の高坂さん(28)14才の時広島の暴走族に入り、鑑別所3回、少年院2回、拘置所1回、逮捕歴15回を重ねました。そして17歳の時両腕に刺青を入れ、さらに21歳には暴力団の準構成員となり、同時に企業舎弟として中古車販売店の代表取締役となるという壮絶な人生をおくりました。

 

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しかし妻の妊娠をきっかけに暴力団からきっぱりと足を洗い、現在は愛知県で知的障害者ケアホーム世話人として働く傍ら、BBS(Big BrothersSisters Movement・非行少年と友達になる活動)や、非行少年の親たちの支援活動を行っています。

 

 

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 写真:修験道のメッカ金峯山寺はいつ見ても威風堂々

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やや貧しくはあってもごく普通の家庭、子どもに愛情を持つ両親のもとで育ちました。にもかかわらず暴走族に魅力を感じ、暴走することやバイクを盗むなどの非行をすることが楽しくなってしまいます。

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「他人や友人からの目をとても気にして、かなりコンプレックスが強い性格だったと感じます。大きなきっかけは、サッカーや野球での挫折や、中学生になって成績が落ちてしまったことで、自分はもうダメだ、と決め付けてしまいました。今思うと、とにかく自分を認めて欲しい気持ちだった」と述懐します。

 

 

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学校の授業中に次第に悪さをするようになると、友人たちから「すごい!」と褒められ、「不良の世界では、ケンカが弱くても悪い事をすれば認められる。とことんワルの道でいこう」という思い違いが始まりました。

 

 

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しかし暴走族では楽しく面白かった非行でしたが、暴力団の実体は、一見かっこよく見えていたけれど、大変な世界でした。大金を貰っていても、絶え間ない緊張感と不安感で、結局身体を壊してしまいました。

 

 

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写真:国宝仁王門は金堂より古い<o:p></o:p>

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妻の妊娠で「どう考えても子どもは、産まれたその瞬間から不幸になる」と自覚しました。すべてを捨てて1からやり直そうと、二人で知人のいない名古屋に逃げました。毎日怖くて包丁を隠し持つ生活でしたが、4年が経ちヤクザからはなにも言って来ません。

 

 

 

 

写真:三重県境にある香落渓(こおちだに)は紅葉がすごい!<o:p></o:p>

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<o:p></o:p>「今普通の人たちとのかかわりの中で、まじめに生きることのほうがずっと根性が必要だと感じます。非行をしているときは被害者の気持ちも全く考えませんでした。そして3才の娘を育てて初めて、自分のために謝り続けていた親の気持ちがわかりました」と話します。

 

 

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現在は仕事の傍らで日本福祉大学での学業やBBS活動も続けていて、将来は「非行少年、高齢者、障害者などハンディを持つ人たちとともに、みんなが喜怒哀楽を共感できるような大きな家を造りたい」という夢を持っています。 <o:p></o:p>

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写真:講演する高坂さん<o:p></o:p>

コメント (2)
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「技術は人のために」by本田宗一郎さん 

2011-09-02 20:06:41 | 東日本大震災とフクシマ原発事故

 

                    写真は2011/7/1-2 「室生寺・<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="29:曽爾村;" Address="曽爾村">曽爾村</st1:MSNCTYST>」<o:p></o:p>

                    写真:女人高野室生寺の本

 

前回お話したNHKプレミアム・テン「立花隆が探るサイボーグの衝撃」には、ゲストとしてユング心理学者の故河合隼雄先生が出演されていました。どうコメントされるのか興味津々でしたが、「こうした技術を使う側のモラルや使い方が重要になります」と困惑された表情に思えました。

 

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番組で紹介しているBMI(※体重チェックのことではないですよ~)については「脳神経科学と情報通信技術が結びついた新技術」と説明されている(このサイトのATR川人光男氏) をご覧ください。川人氏もゲストだったと記憶しています。もちろん医療に、家電製品に、ロボットに、と今後重要な技術になるのでしょう。

 

 

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写真:人々が思いと祈りを積み重ねています<o:p></o:p>

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あいよっこはかなり楽天的な性格と自覚していますし、科学技術の進歩には大変お世話になっています。だけど近年科学や文明の発展の裏側に、なにか危険なにおいを感じることがあり、時に憂鬱で心配な気分に襲われるのです。

 

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このBMI技術も、もし人間の脳に不正アクセスされてすべての思考内容を出力されたら?とか、反対に外部からの命令を受け入れてしまったら?とか、記憶が入れ替わったら?などの可能性がゼロではないことが気がかりなのです。結局のところ専門性や知識を持つ人、アクセスが可能な人などが、圧倒的に優位に立つことになるようで心配なのです。<o:p></o:p>

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写真:大木が包み込む巨岩が2人の顔に見えたりします<o:p></o:p>

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「技術は人のために」は世界のホンダを創業した本田宗一郎さんの有名なことばです。日本の車はこうした理念を掲げて高性能・低燃費・大変便利で運転しやすくなりました。 

 

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写真:室生寺の山号は「宀一山(べんいちさん)」、面白い!<o:p></o:p>

 

 

相当な車依存症のあいよっこは、年取ってもできるだけ長く運転したいと願っているのでこうした流れはありがたいことです。思い起こせばクーラーのない真夏の車内、手動で窓を開け、ビュービュー風を受けながら運転していた頃を思うと(何十年前?)今の車ってほんと天国です。

 

 

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いまや車には何千個ものセンサーやICチップが取り付けられ、運転の助けになっています。カーナビやETCにはGPS機能、スピード超過やシードベルトなしで運転すれば警告音・・・。

 

 

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でも反対に高齢者には優しくても青年には物足りなくなったり、さまざまなセンサーや道路のカメラ等の存在は、もはや「秘密の箱」ではありえなかったりという状況です。

 

 

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先日、警察組織のかなり上層部にいた人に聞きました。「ねずみ取りでいちいちレーダー計測しなくても、その気になればスピードもシートベルトの有無などもわかるのではないですか?」

 

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その人は「もう一度言ってみて」と驚いた風で確認した後、「でもそうだったら、いちいち逮捕状をとらないとダメだから、大変時間がかかるだろう」と言われました。

 

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それって、質問に対しては「YES」ということかな? こうした技術を警察が防犯・捜査に使うのは当然としても、ここでも問題は他の目的で使うとか、関係ない人が使う可能性があることです。

 

 

写真:奥の院に向う階段の途中にもお地蔵さん

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原子力発電はじめ、特にコンピューター技術やネット技術などの先端技術にはメリットとデメリットが含まれていることは当然といえば当然ですが、その見極めや判断をどうするか、どうバランスをとって便利に使うのか、それを決めるのが政府や行政の大事な役割だと思います。

 

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企業や製造者は経済性や効率性を求めがちですが、便利や最先端の裏側にあるリスクに関してもきちんと説明して欲しいです。さらに専門家や研究者それにメディアなどは、その取り入れ方、使い方に対して公平に分析したり、意義を唱えたりという役割を担って欲しいものです。

 

 

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このたびの原発事故を顧みると、そうした判断やチェックがどこかで麻痺していたように思えてならないのです。

 

 

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写真:<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="29:曽爾村;" Address="曽爾村">曽爾村</st1:MSNCTYST>の屏風岩は、柱状節理の岩壁が高さ200m、幅2km続く

 

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フクシマ原発についてはここで一応終了します。読んでいただいてありがとう!!!<o:p></o:p>

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コメント (2)
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