あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

七色ダムを過ぎると川底が真っ黒!

2008-10-19 15:28:20 | インポート

<st1:MSNCTYST w:st="on" Address="下北山村" AddressList="29:下北山村;">下北山村</st1:MSNCTYST>の上桑原を抜けると三重県<st1:MSNCTYST w:st="on" Address="熊野町" AddressList="34:熊野町;">熊野町</st1:MSNCTYST>です。このあたり和歌山県の飛び地・<st1:MSNCTYST w:st="on" Address="北山村" AddressList="30:北山村;">北山村</st1:MSNCTYST>があるので、3県が入り組んでちょっとややこしい。<st1:MSNCTYST w:st="on" Address="北山村" AddressList="30:北山村;">北山村</st1:MSNCTYST>の「おくとろ」に向かう予定を変更して、七色ダムを南下して海を目指すことにしました。

 

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七色ダム(写真)の下流に広がっているのは「七色峡」です。一見して他の川と違う印象を受けるのは、岸辺や川底の石が黒くてするどく尖っているからだと気づきました。名前どおり川の水面は、季節の移り変わりとともに七色に変化していき、春は新緑の薄い緑、夏は深い碧をたたえ、秋は黄や紅に染まるのだそう。川底が黒色ということが、周囲の景色や木々の色を反映しやすくするのでしょうか?

 

写真:七色峡の渓谷は石の種類が特徴的です。

 

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かつて北山川では木材を載せた筏(いかだ)が往来しており、現在その名残が「急流筏くだり」の観光イベントとなっています。当然ながら大変危険な作業でしたが、このあたりは特に急流のうえに滝もあるという大変な難所で、多くの人が命を落としたようです。近くの高岩には実行(じつかが)という行者が鎮魂のために刻んだ「南無阿弥陀仏」の文字が残っています。

 

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この黒い岩石を見て「このあたりが那智黒石の産地なのだな」と思い当たりました。<st1:MSNCTYST w:st="on" Address="神川町" AddressList="11:神川町;">神川町</st1:MSNCTYST>の神上という所には、「那智黒石の里」「まちかど博物館」という標識があり、「道の駅のように販売しているのかな?」と訪ねてみました。期待に反して小さいお店が一軒あるだけのようですが、那智黒石を配した庭が素敵です。ウインドウ越しに中を見ていると奥様が出てきて、向いにある製造所に案内してくれました。

 

写真:工場の周囲には那智石がいっぱい配してあります。

 

 

ご主人からは「金の配合量を調べる『試金石』として使われる」などといった興味深い話を説明してもらい、奥様がいれた美味しいコーヒーをいただきました。恐縮しつつ「磨けば光るペーパーナイフ一式」「園芸用那智黒小石」を購入しましたが、もっと大きな庭石とか墓石(!)なんかを買うと思われたのかなあ? 

 

<o:p>写真:これこそまさしく「試金石」!</o:p>

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この神川から出て、はるばる熊野川を下りながら磨かれた石が、那智の浜辺に打ち寄せられたものが「那智黒」となりました。ここでは「神上石」と呼ぶのが普通だそうです。現在は石をそのまま細工するより、砕いて混ぜて作る製品が多いそうで、お値段がまったく違います。おもてなし満点のお店は、原産地製造「仮谷梅管堂」(どう読むのかな?)です。

 

写真:小石(一袋¥600くらい)に海岸で拾ったさんごのかけらを。

   ペーパーナイフ(文鎮にもなるよ)はペーパーやすり3枚つきで¥2000

   しかし磨くのはいつのことやら・・・。

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タッチ&ゴー は見ているほうもスリル満点

2008-04-15 13:40:42 | インポート

 

「ううぅ、さむっ!」伊良部島のフェリー乗り場から北に向かうのが島巡りの「順路」。港近くのサシバの展望台周辺はすごい風でした。もちろん人っ子ひとりいません。だけど白鳥崎をまわると、あららほとんど風は感じなくなったよ。島のお天気は風の方向に強く影響されるのですね。<o:p></o:p>

 

写真:佐和田の浜には、自然の造形美ともいうべき幻想的な光景が広がっています。

 

佐和田の浜から見る光景は不思議な雰囲気です。前方には小さな島影が、まるで天からコンペイトウを散らしたように点在しているのです。なんとなく異次元世界をほうふつするような、そのデザイン性(?)でCDのジャケットなどでも活躍しているようですよ。ガイドブックには「この岩は1771年の昭和の大津波で運ばれてきたもの」とあり、「日本の渚百選」にも入っているそうです。<o:p></o:p>

 

写真:島を天からばら撒いたような感じでしょう?

 

 

 

浜の西側からは、飛行機がひっきりなしに飛び立っています。伊良部島とたくさんの橋でつながる下地島の大半面積は「下地島空港」が占めていて、ここは日本唯一の航空会社のテスト飛行場です。パイロットたちが「タッチ&ゴー」などの訓練をしているのです。つまり着陸したその後、滑走路を走り即座に離陸する、を繰り返す訓練です。<o:p></o:p>

 

 

空港に近づくに従って機体と爆音もだんだん大きくなり、滑走路の一番先では、機体がお腹を見せて大空に飛び立っていくようすが大迫力で見れるのです。なぜだかわくわくと血が騒ぐよ!ああ、でもお天気がいまいち。ピーンと晴れた青空だったらもっと良い写真だったのに。(とお天気のせいに)ともかく飛行機ファンならずとも興味深いところなのです。<o:p></o:p>

 

 

当然ながら飛行場は金網がめぐらせてありますが、写真を撮るとき、支えにしようとしてつい触ると大変。なんというかグラスウールみたいなものがくっついて痛痒い感じになるんだよ。ご注意!

 

 

写真:空港を巡るように道路があり、滑走路の先は海へと続いています。開放感あふれる眺めなのです。

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さて空港を後にするとすぐ「通り池」の案内標識があります。通り池は道の両側に2つありますが、底はつながっています。そして海からも巨大な地下水路でつながっているので海水の池なのです。海に近いところではマンタ(オニイトマキエイ)やナポレオンフィッシュ、ネムリブカなどの大型生物も棲んでいるらしい。続く。

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「行って来ました、公式オフ会」

2007-12-01 22:47:38 | インポート

 

 曇り勝ちだったお天気も乗船するころには青空が広がってきました。神戸港からのクルーズは初めてです。船内に入るとクリスマスツリーとトリオの楽隊がお出迎え。そしてどこからともなく良い匂いもただよってきます。甘いバターの香りはポップコーン。視覚はもちろん音や匂いも加わって、いやがうえにも期待と楽しい気分が高まってきました。

 

写真:岸壁に横たわる「ルミナス神戸2」号

 

本日はプロバイダー「ぷらら」(このブローチ・ブログもぷららです)の「2007年ぷらら公式オフ会」が開催されました。オープニングで各スタッフの紹介などが行われるうちに、ルミナス神戸2は静かに出港です。まったく振動もエンジン音も感じません。神戸港を出て西に向かって明石大橋を通過したあと、また引き返す約2時間半のコースです。

 

 

 クルーズとともに楽しみなのは、なんといってもランチ。ビュッフェ形式で飲み物はフリーです。酢豚、マーボ豆腐、ちまき、チャーシューバーガー、そのほかお寿司、サラダ、デザート・・、そして綿菓子も自分で作るのです。たっぷり食べたよ。満足!満足!やはり神戸、中華風のお料理が多かったです。<o:p></o:p>

 

 写真:正面できらびやかなツリーと軽快なジャズがお出迎え。

 

 

 船内ではクロスワードをラリーで回答する「ぷららりー」やお楽しみ抽選会など、イベントももりだくさん。残念ながら抽選にはあたらなかったけど、まっ、このオフ会に参加できただけでもラッキーでした。なんせ200人のところに1000人の応募だったらしいです。実際参加して良かったなあ。いろんな人にも出会えました。<o:p></o:p>

 

 

写真:もう少しきれいに取り分ければ良かった。美味しそうに見える?ワインもビールもフリーなのは嬉しい人が多かったみたい。

 

 

 

 ぷららの社長さんは「会員数246万人のうち大容量回線使用が202万、そのうち光ファイバー93万人(10人に4人の割合)で、ぷららの利用者は先駆的なユーザーがとても多い」と誇らしげでした。このオフ会はとても好評だということです。そしてぷららのスタッフや事業についてもわかり、身近な存在に感じられました。

 

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同じテーブルの女性はなんと、名刺を68枚交換されていました!あいよっこは10枚程度。それほど人と接することが好きなんだー、とおもいきや「一番たくさん交換した人にごほうびが出ると思った」と!質問されたスタッフも「来年はそのことも考えます」とお返事されていました。それにしてもすごいエネルギーですね。 

<o:p> ちなみにルミナスランチ4,000円~、バイキングコース6,000円~。</o:p>

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詳細はルミナス神戸2(ルミナス観光株式会社)、クルーズにはそのほかコンチェルト(株式会社神戸クルーザー)などがあり、コースがやや短くなるようです。

 

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写真:可愛いマスコットガールさんはバルーンつくりが上手。

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「海に沈む夕日」

2007-11-11 16:22:16 | インポート

 

「海に沈む夕日」

 写真:「蒲生崎展望台」から見た夕日。太陽は雲に覆われていますが、刻々と微妙に変化する光と色がとても美しい。11/8日に掲載した写真の後に続きます。

 

今回ぜひ実現したかったことは「海に沈む美しい夕日」を見ることでした。最初の夕方、<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="46:鹿児島県名瀬市;" Address="名瀬市">名瀬市</st1:MSNCTYST>に近く壮大な夕焼けで有名な大浜海浜公園へ行って見ました。なるほど地図を見ると西側に開けています。砂浜に腰掛けた若い男女のグループなどが楽しそうに見ていました。日が沈むという普通のできごとが、ここではひとつのショーになっているのです。残念ながら雲の量が多く、最後に一瞬いびつな赤い夕日が見えただけでした。  

次の日もお天気は良かったのですが移動中で断念。空の西方に広がる白い雲、赤からピンク、薄紫色にと染まっていく微妙な色合いを見ながら運転していました。<o:p></o:p>

そして迎えた最後の日。今日こそ!とはやる気持ちで地図を見ると、北端に近い「蒲生崎」あたりがよさそうです。主要道路から入ると、やはりここでもうっそうとした林の中を進み、15分くらいで公園駐車場に到着します。散歩コースや展望台の案内板があるのですが、だ~~れもいない!まだ太陽は出ているのですが、すでにあたりは夕闇が迫っている感じです。 

展望台への進入口に一台の車がありました。そういえばさっき来る道で、先を譲った車のようです。「できれば1人ではありませんように・・」と思いながら展望台へ登ると、上から楽しそうな声が聞こえてきました。男女4人が、写真を撮りながら「すご~~い、きれい!」などと感嘆の声をあげているようです。 

太陽はまだ水平線のかなり上のほうにありますが、夕日のショーはすでに始まっているのです。黒い雲の後ろ側にある太陽からは、幾筋もの光の帯が上方に、また下方に突き刺さるように向かって広がっていきます。海上にはそれらの光が2つの楕円形に広がって、きらきらと光っています。夕日の周辺にはオレンジ色から暗赤色に変わっていく夕焼けが広がり、反対に島や樹々は次第に暗さを増してピンクからグレーに変わっていきます。 

厚い雲に覆われて光が失なわれ「もう沈んだみたいね」とグループの人たちが帰ろうとしたときでした。雲の下端からまあるい顔が出て来たのです。もう力をなくしてかすんでいるけれど、やはり存在感があります。見たとたんになんだかとても嬉しくなるのです。彼らはあわてて引き返し、ショーの第2幕が始まりました。もう周囲に光を反射することもなく、うすぼんやりとまあるく光る夕日が、静かに水平線に隠れていきました。そのとたんに本格的な闇がものすごい勢いで迫ってきたのです。(明日に続く)<o:p></o:p>

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ドラマを演じる

2007-11-04 20:28:01 | インポート

「ドラマを演じることが上手になってきたんだな」と感じたできごとがありました。 かつて港や駅では旅立ちのドラマが繰り広げられたものでした。9月の始め東京駅の新幹線ホームで、とても短いけれど心に残るドラマに遭遇しました。ひさびさです。

 ホームに上がったとたんに、「グワ~~ン!ワアワア!」といった大声が地鳴りのように聞こえます。振り返るとおそらく30代でしょうか、男性が両手を上げ下げしつつお腹を突き出して応援コールの真っ最中。「フレー!フレー!○○○さん。フレッフレッ…!」。ひととおり終了するとドアの内側の人と握手して、「がんばってください」と激励しています。 しかしまだ発車には時間があるようで、さらにまた最初から応援コールが始まっているのです。彼の先にある待合室をめざして歩きながら、「送られている人はどんな人だろう?」と見ると、やはりというかデッキに立って「ありがとう。ありがとう」といいながら笑顔満面なのは60代の男性でした。

 待合室の中はなんだかざわざわとしており、大部分の人たちの視線が応援男性に向けられているようです。子どもたちが出入りしながら様子を報告しています。依然として列車は動かず、何度も同じ応援が繰り返されているのです。あるいはかなり前から続いているのでしょうか?

 見送りをしたり、してもらったりは誰しも経験があるでしょうが、この微妙な時間ってけっこうもてあましませんか?一通りのご挨拶をすませると、さらに新しい話題に入ることもできず、同じことを繰り返すこともできず、互いにひそかに発車を期待したりします。口数の少ない男性同士の場合は、いっそう気詰まりな状態になることもあるでしょう。見送りの男性はそこを「応援団」のパフォーマンスで盛り上げました。 待合室の人々は「おっ、また始まった。次また握手してる」といいながら楽しんでいるように見えます。そうこうしているうちについに発車のベルが鳴り、列車が動き始めました。「一緒に走るかな?おお走ってる!」「がんばれー!」と運動会のような声援が!ちょうど待合室のガラスの前で男性のもつれそうな足が止まりました。かなり太目の体型なのでお腹も重そうだし、汗も一杯です。(人のことはいえませんが)すると期せずして人々の間から大きな拍手が沸きあがったのです。

 なんだかとても良い光景を見せてもらったような満足感が残りました。「彼は気づいていないけれど、まさに今ドラマの主人公なんだな」と感じました。見ている人たちも良い観客を演じています。内気とかシャイといわれてきた日本人も、日常生活でドラマを演じることが上手になったのですね。

 黙って静かに様子ながめをするだけでなく、積極的に応援し楽しむ良い観客が、良いドラマには欠かせません。そしてさらに必要なのは主人公の存在です。「人前で恥をかく」とか「笑いものになる」ことは日本文化ではタブーとされてきましたが、一生懸命さや相手をおもいやる気持ちがあれば、多少かっこ悪くて笑われたとしても、そのなかに必ず拍手が混ざっているのだと嬉しく思いました。

写真:奄美大島 古仁屋港 フェリーセンターではカラフルな(食べる)熱帯魚やでっかいイセエビを売っている。

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