あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

ロシア・プーチン大統領  柔道の精神は? ⑥

2017-01-30 16:14:43 | ロシア・プーチン大統...

         写真は2016/7/28~7/31「お花畑と流星群を探して 御嶽山~白馬へ」

        白馬地域には高山植物お花畑は多いですが、今回は「八方アルペンライン

       リフト」 で八方尾根に。  混雑ぎみだったので朝一番に乗って正解!       

       お天気はいまいちだったけど、お花は形さまざま色とりどりで大満足~!

       ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

  「外敵を想定して戦う」のは大義名分もあり、国民・世論をまとめるのにとっても便利なのはご承知のとおりですが、ロシアではプーチン大統領が元工作員だったことでどんな特異性があるのかを考えてみたいです。

 

  おそらくですが工作員の工作って、価値があり必要な、秘密・情報・モノ・カネさらにはヒトなどを、秘密裡に入手したり盗んだりすることでしょう? うまく機能するには、トップダウンの完璧な指令系統やヒエラルキーが必要です。最大のタブーである「裏切り行為」はじめ「不履行・失敗」を防ぐためには、よく言われるような「相互監視」「チクリ行為」「見せしめ」などといった厳しくて激しい「賞罰態勢」が存在すると思われます。

 

  そもそもですが、多数の善良で真面目な人々が生活しているといった基盤があってこそ工作員のお仕事は成立し、効果も得られます。もしほとんどの国民が「工作員的考えや方法・手段」を知り、教育され、訓練されたらいったいどうなるのでしょう? 

 

  まあ想像できるのは「自分以外はみんな敵」「信頼できるのはせいぜい家族・親族」といった不信感ではないですか? こう書いていると、「そういえば北〇〇って相互監視が厳しいって聞くよね」とか「中〇や韓〇って、家族中心主義って言われるよね」ということも思い出します。それって似てくるってことなの?

 

  問題は外敵に向かうときは強大パワーとなった方法・手段が、内部に向かうとやっかいな矛盾や葛藤を生むということです。勝つためにはなんでもあり、勝ち組だけがOKの「しのぎあい・ばかしあい」では、さらなる対人不信と自信喪失が残るだけでしょう。

 

  まあ競争が厳しいのはどこの国でも同じですが、「強制された価値観」「上からの指令や制裁」「厳しい賞罰」があるとないでは、人のやる気や能力を活かす力は大きく違ってくるように思います。

 

  昨年末にプーチン大統領が来日したとき、目に留まった記事があります。「ロシア・スコルユボ基金のビクトル・ベクセリベルグ総裁は、『ロシアは土地や資源以上に高い知能を持った優秀な人材がいる。日本との協力にオープンにドアを開いている』と話した」(2016/12/17付け読売新聞)というものです。

 

  なんでその優秀な人々を自国で活かすことができないの? 

 

  確かに広大な土地、豊富な資源、多くの人口を持つロシアなのに、なぜ原油や天然ガスに頼る経済なのだろうか?というのは誰しも持つ疑問です。なぜ普通の産業や、近年盛んになったIT産業だとか、先端医療などの分野での躍進が聞かれないのかが疑問です。

  それって単に「厳しい寒さとウォッカのため」だけじゃないよね?

  ***次回はもうひとつの問題点***

 

   エーデルワイスの仲間ですが、ここには固有種「ハッポウウスユキソウ」があります

    ハチ?の可愛いしま模様しっぽがお花とコラボ!

    「タカネマツムシソウ」

    雲が重なってもすてきな白馬連峰

     お花やチョウの名前は調べきれないよ~。

    「ヒョウモンエダシャク」確実ではないですぅ  

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ロシア・プーチン大統領  柔道の精神は? ⑤

2017-01-20 15:29:56 | ロシア・プーチン大統...

        写真は2016/7/28~7/31「お花畑と流星群を探して 御嶽山~白馬山へ」

        白馬の「大出公園」一帯は北アルプスを背景にすてきな風景が広がる

        川岸に手を加えないっていいなあ~~。

 

  映画「シチズンフォー・スノーデンの暴露」の監督は、イラク戦争やグアンタナモ収容所をテーマにしたドキュメンタリーを製作し、政府から監視・妨害を受けてきたローラ・ポイトラス氏です。 

 

  彼女が撮影し編集したフィルムは、まるでシナリオがあるかのようにドラマティックで、だからこそ多くの賞を獲得したのでしょう。それは理解できるのですが、「どこまでがドキュメンタリー?」という感想も持ってしまいました。

 

  なにしろ「シチズンフォー」のコードネームであるスノーデン本人はもちろん、特に彼女の友人フリー・ジャーナリストの「グレン・グリーンウォルド」、この人の存在感と演技がすごい!俳優さんもまっさお!選んだの~? そのためもあるのか、「なんだかこの状況はやや不自然な感じ」といった場面など、「ドラマ仕立て」疑惑を持ってしまいました。

 

  いずれにしても工作員・スパイというと、従来「秘密を吐かせるための拷問」「それをネタに脅迫・取引」といったアナログ的なイメージがありますが、現在のようにIT経由となると、「一気に情報収集・一気に暴露」の様相となり、課題は「暴露をどう防御するか・暴露合戦をどう戦うのか」などに変化しているようす。

 

  アメリカが軍事用に開発したというインターネット技術は、便利さゆえに世界中に広がりましたが、皮肉なことに自国の重大機密さえ暴露される、さらに暴露される可能性も高くなってしまっています。

 

  スノーデン氏は数か国から亡命を断られた末に、現在はロシア政府が受け入れていると言われます。しかしこの関係も複雑ですよね~。スパイ教育で最大タブーであるだろう「裏切者」を預かるロシアですが、トップ自身も工作員としてどう考えているのでしょう?

 

  アメリカ新大統領のトランプ氏はロシアに友好的らしいですが、それでも交渉において「有利なカード」は持っておこう、ってカンジかな? 見たところではプーチン氏は最新のデジタル的というより、少し前のアナログ的要素が強そうなので、知らない世界を知っている、情報を持っているスノーデン氏はある意味貴重な存在なのかも。

 

  さて話は元に戻ります。プーチン大統領ひきいるロシアにおいて、彼の教育・考え方・手段・方法などが国民全体に強い影響を与えていると想像できますが、これは国外の外敵に対して強大なパワーとなるのは間違いないです。その意味では「国民皆兵制度の国」に近いかもしれませんね。

 

  そういえばやたら外に向かい、経済的・思考的では発達途上国で覇権を得ようとしたり、都合の良い理屈をつけて軍力で海洋を囲い込もうとする国もあります。また合議の上でお金を得ても「大統領や政府が変わればチャラだよ~」と自分勝手な解釈をして、「ネタ」を絶対に手放そうとしない国もあります。

 

  外に向かうほうがある意味楽なん?

  ***  続く  ***

     リバーラフティングで笑顔のこどもたち      

      決死のかくごでダイブ! 

      水が透き通っていてマスなどの養殖もさかん

    さんぽの小道にはたわわに実ったあんずが。フレッシュであま~い!

     「信州そば」で競うには独自の工夫も必要

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ロシア・プーチン大統領  柔道の精神は? ④

2017-01-18 21:23:19 | ロシア・プーチン大統...

           写真は2016/7/28~7/31「お花畑と流星群を探して 御嶽山~白馬山へ」

           御岳ロープウエイ 標高2150m  乗り場付近のお花畑が満開。

    シジミチョウの仲間? 小さくて銀色に光る

 

  今回はタイトルとはややずれますが、工作員の世界も激変の時代かな、と感じたことについてです。

 

  さ~てみなさまの中で工作員について詳しい方いらっしゃいますか? 普通の人はまず無関心だし、知っていても知識・情報系でしょう。実際に体験・訓練・従事した人は絶対に手を上げないでしょうし、「YES」の反応は難しいことになります。もちろんあいよっこも全くの無知ゆえ、以下の話はスパイシーな妄想入りと思ってくださいませ~。

 

  ところが顔も、名前も、経歴などもぜ~んぶ出して、堂々と手を挙げた人がいました!そうです、ご存知「エドワード・スノーデン」その人です。元CIA職員であったスノーデン氏は、米政府が「国際的監視網」を作って全世界のネット情報を監視し、市民の秘密を暴き出しているスパイ行為を「誰もやらないなら僕がやる」と告発しました。

 

  彼が主役となった映画「シチズンフォー・スノーデンの暴露」は、第87回アカデミー賞「長編ドキュメンタリー映画部門」で受賞しました。こういったところがアメリカ社会の面白さですね~。「英雄なのか?犯罪者なのか?」と問いかけていますが、現在はロシアに亡命している彼を「英雄」と認知したのでしょう。ね?

 

  映画は京都の小さめな映画館で最終日に見ました。予想外の満員でしたよ。この好評がその後、1月27日から公開される映画「スノーデン」(オリバー・ストーン監督)につながっていくのでしょう。予告編でびっくりしたのは主役の俳優さんが、スノーデン本人にそっくりなこと。こんなに似るもの?似てる人がいるもの?(また話がそれる・・・)

 

  興味津々で見た「シチズンフォー・スノーデンの暴露」だったのですが、いくらか疑問や違和感も覚えました。最初は顔などをすべて公開して告発、っていうのが信じられなかったです。正義感はわかるけど、自分の将来とか命はどうするのっ?これまでの努力や積み重ねは惜しくないのっ?告発することで果たして世界は変わるのっ?

 

  だけど相手がアメリカ諜報部となれば、1人隠れて暴露するほうがかえって危険ということもあるかも。また確かに全公開での告発のほうが衝撃的で訴える力や影響力も強いでしょうし、だからこそ映画にもなったわけだし・・・。

 

  それにしてもなお「最低限自分の身体・命は保障される」といった確信なしにできるとは思えないのです。

 

  次の疑問は、彼がスパイ活動に従事するには必ず教育・訓練があったはずですが、そこんとこ「洗脳が不十分だった」ってこと? 

 

  だけど現在のネット世界において、個人の情報やプライバシーなどが保証されているなんて、一般人でも思わないでしょう? 情報は盗まれ、蓄積され、分析され、さまざまに使われているのですし。特に無料アプリなどは、その代償として何かを与えていると考えるのが自然です。

 

  まあおそらくアメリカがどの程度、どんなレベルで監視していたのか、それをどう使っているのか、といったわからない、怖いことがあるのでしょうね。

   ***明日に続く***

     写真はすべて御岳ロープウエイの周辺です

 

       

 

      見えにくいけど、ちゃんと虫さんがいますよ。

      

           上の乗り場で御岳信仰の信者の方にあいました。 

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ロシア・プーチン大統領  柔道の精神は? ③

2017-01-05 13:04:13 | ロシア・プーチン大統...

   写真は2016/7/28~7/31「お花畑と流星群を探して 御嶽山~白馬山へ」

   写真上:御嶽山ロープウエイ乗り場にある献花台に花が絶えない

                             

***1回の日記にするつもりだったのに、長引いてややこしくなっているので、タイトルを「ロシア・プーチン大統領  柔道の精神は?」に変更します。写真は「お花畑と流星群を探して 御嶽山~白馬山へ」です。***

                         

  12月に来日したロシア・プーチン大統領は、政権のトップ(大統領ではない期間もあり)について約16年ですが、その支持率は現在でも高いようです。最も高いのはロシア世論センターが2015/10/23に行ったもので、なんと89.9%!

プーチン大統領の支持率が9割に 政府系世論調査

2015.10.23 Fri posted at 11:04 JST

  このときは「(アメリカが途中でや~~めた!と言った)シリア空爆」に賛成しての高支持率らしいです。テロリストの拠点を空爆、と言えば聞こえはいいですが、その後のシリア難民問題はどうなんよ! まあ、政府系の調査なので高めかもしれません。それにしてもこの数字って高すぎる、と思ってさらに検索していると、

なぜ、プーチン大統領は圧倒的な支持率を誇るのか?――ドキュメンタリー「プーチン大統領のすべて」を見て (孫崎 亨氏)

  この記事によると「・・・2016年3月実施のロシアの世論調査機関『レヴァダ・センター』は、プーチン大統領の支持率は82%と報じた・・・」としています。

 「クリミア併合」に対する賛同もあり、依然として高いです。だけどこれほど高いと、反対意見や違う考えなどは言いにくい状況なのでは?と思っていると、

「支持率89.9% プーチン人気3つの理由とロシア経済3つの不安」

MAG2NEWS 北野幸伯氏

  では「・・・ちなみに、『クリミア併合』に反対したモスクワ国際関係大学の教授は首になりました。さらに、『クリミア併合』に反対のミュージシャンたち、『マシーナ・ヴレメニ』『DDT』『グレベンシコフ』などが、『裏切り者』のレッテルを貼られました。・・・」とあります。

 

  さらに「国営放送RTRのニュースで、『こいつらはクリミア併合に反対する裏切り者だ!』と名指しでさらし者にされたのです。しかも、繰り返し、繰り返し・・・」となるとちょっと怖い状況ですね~。つまり日本で言えば、NHKのニュースで公開非難されている感じなのかな?

 

  通常の報道ではロシアの市民生活のニュースなどは少なく、実際にどんな状況だとか一般人の考えなどもわからないので、想像するしかないのですが、この支持率の高さとトップ立場の長さから、大統領の考え方や行動が国民全体に強く影響を与えている可能性は高いでしょう。

 

  ご存知のようにプーチン大統領は自国のみならず、世界中にその影響を及ぼしています。なにしろ4年連続で「世界で最も影響力のある人物ランキング(フォーブス)」の首位となっているのですから。

 

  つまりクリミア併合で見られたように、「欲しいものは軍力・兵力・作戦力で奪い取るもの」という方法論が世界中に広がっている、ということでしょう? あいよっこの肌感覚的にも、そんな実感が確かにあります。

  反対に言えば「国際的な和平?ルール・マナー?話し合い?そんなもん、なんの役にも立たん」ってカンジ? 

      ***続く***

    霊神(りょうじん・れいじん)碑群 の最高位である

    御嶽大神(御嶽山座王大権現)

    山腹には数万基の霊神碑が立っている。お墓ではなくご先祖の霊が神々と

    なったもの。御岳信仰は御嶽山を死後の魂の安住の場とする信仰。

    熱心にお掃除する母子。息子さんの名前は碑の中からつけた、そう。

     オオバセンキュウ 1.5mにもなり下から見上げるカンジ

     自然の形って不思議で美しい

     下:チングルマ(稚児車)どの花にも虫さんがいるよ

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ロシア・プーチン大統領  柔道の精神は? ②

2017-01-01 15:40:42 | ロシア・プーチン大統...

    写真上:木曽御嶽山のすそ野に広がる「油木美林(アブラギビリン)」は

        太古の森。樹齢300年の大樹や滝が楽しめる

 

  みなさま 新年おめでとうございます。

  今年こそ平穏で良い一年でありますように・・・

  とくに変哲のない毎日でも「今日から新しい」と思うと嬉しいものですね。

  区切りをつけて整理する事は、お部屋はもちろん、心にも大事なことかも~。

                       

  ***今日も日記、前回の続きです***

  前回「ロシアとの信頼関係なしで、共同経済活動はできますか?」と書きましたが、いったい「国と国の信頼関係」ってどんなもの?と考えていたら、NHKが12/26日午後7:30~ 「春日大社 よみがえる黄金の太刀~平安の名宝に秘められた技~」を放映していました。

 

  国宝「金地螺鈿毛抜形太刀(きんじらでんけぬきがたたち)」を神様にお返しするために複製をつくるドキュメンタリーです。初めてX線によるCTスキャンを行い、想定外の事実がわかりました。

 

  当時入手することが困難な高純度(純金に近い)の金が太刀全体の80%、約1㎏も使われていたのです!また螺鈿細工や彫金細工は細やかで美しく、描かれたネコたちは躍動感あふれるデザインだったのです。

 

  名宝を再現するために現代の名匠たち5名(人間国宝含む)が、それぞれの分野で最高の技と力を発揮して作り上げました。でも1㎜でもサイズが違ったり、そりの微妙なカーブが異なったりすると、絶対にうまくさやに納まりません。完成した「刀身」は全員の目前で「さや」に通されました。「カチッ」と音が鳴った時のなんともいえない安堵感と感動!

 

  日本の伝統文化って、細分化したそれぞれの分野の人たちが技を追求し、みんなが力を合わせることによって完成度の高い、素晴らしいもの・ことができるということですね。生活のなかでは普通と感じていました。

 

  そういえば先日も外国人ジャーナリストが見た「日本のスゴイ所ベスト50」という番組でとりあげていた「包丁」「きもの」などでも、分業による磨き上げた技術・センスを集めて製品・作品をつくりあげていました。外国人には特徴的と映るのでしょう。

 

  それぞれが力を込めて作り、責任をもって次の人にリレーするためには、お互いの信頼感が最も重要です。「自分はこの分野で責任持って仕事をする」「次の段階の人たちもきっとがんばってくれる」という思いがつながっているのです。

 

  この名宝の太刀をはじめ、多彩な工芸品、衣装、また歌いや舞い、さらには食物、お供えなどなど、もとは「神様への捧げもの」から始まっています。つまり「神様にお供えして祈る」ために多くの人々が力を結集することができる、あるいはできたということなのでしょう。

 

  日本人は宗教心が薄い、などと言われますが、神様への祈りや想いは独自の精神性、あるいは価値観となり、これは日本社会の根底にある信頼感へとつながっていると感じます。今後維持できるのか、どう変わっていくのか、は不明ではありますが・・・。  

 

 次回はプーチン・ロシア大統領の「工作員が国のトップになるってどうよ?」

 ***続く***

    オオムラサキより小さめなので「コムラサキ?」一瞬だけ紫色が光った!

    なぜかうれしい。

 

    こんなチョウも 道路の黒くなっている場所を無心に吸っている

 

    タカネビランジ ? 下は拡大 薄いピンクですっきりしている

       

       油木美林にある「こもれびの滝」水の色が独特で惹かれる

 

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