あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

さいはての根室地域、もう一度触れたい大自然

2014-01-30 17:13:29 | 秋の道東・鉄道の旅

  

          写真:野付半島でのんびりするハクチョウたち。

          すべての撮影日:2013/10/28<o:p></o:p>

 

  道東の旅4日目(2013/10/28)です。前日の夕方に知床斜里駅から釧路行きに乗り釧路市内で宿泊、今朝は朝一番の815発で根室方面に向かいます。釧路駅前にはビジネス系ホテルが建ち並び、シングルでもコスパが良く泊りやすいのです。  

 

 

 

<o:p>写真:一両の根室線、古い車両を利用した無人駅も多い。</o:p>

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列車旅行では到着先でどうしてもレンタカーが必要となるのが面倒ですが、反対に良いところは夜遅くまで移動できることかな?車の運転は基本的に日暮れまでとしているのです。(だって老眼がっ!) それにしてもレンタカー料金が以前より安くなって利用しやすくなりました。

 

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 根室に到着すると、「納沙布岬」or「風連湖・野付半島」?と迷いつつ、「納沙布岬は帰りにしよう」とパスしたら、なにしろ日暮れが早くて時間が足りず、結局行けなかったのが残念でした。

 

 

 

写真:まず風連湖でオオハクチョウ3羽発見!<o:p></o:p>

 

 

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 それにしても北海道のドライブは最高だ~~~! 道路は快適、周囲の景観は広々と大きくて、空も川も海も澄んで美しく、車も人もめったにお目にかからないよ~。おおっ、風連湖の深い青色の水面に浮かぶ真っ白な白鳥3羽発見!

 

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なんだか心臓がドキドキしてくる。撮影できるのは嬉しいけれど、特に鳥などはもっと近くで見たくて、「欲しいよ~、大きな望遠レンズ」です。こうして次第に荷物も機材も重くなっていくのだろうなあ。

 

 

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<o:p>写真:後ろのなだらかな山が国後島</o:p>

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 ここ道東の風連湖と温根沼(おんねとう)では、オオハクチョウの飛来が11月頃にピークとなります。多いときには合わせて5000羽以上にも及び、12月になると徐々に南方へ渡っていくそうです。

 

 

写真:コースを周遊するドサンコ馬。ずんぐりむっくりだけど馬力・生命力が強く優しい。<o:p></o:p>

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 途中にある「道の駅おだいとう」の、2階・3階には「別海北方展望塔」があるらしいので登ってみました。展望室から望む国後島は、野付半島からわずか16kmの距離です。そして国後島だけでも沖縄本島より広いのだとか。ほんと、返還して欲しいよね。

 

 

写真:メガネみたい

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野付半島に行くとさらにたくさんのオオハクチョウがいた~! まだ3時過ぎなのにすでに水面は夕暮れのオレンジ色となり、ときに真っ白、ときに薄暗いシルエットを見せる姿に思わずためいきが出ます。なぜこんなにしなやかで優雅なの!

 

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 夕焼けに染まるオオハクチョウを見たい、撮りたいのはやまやまだけど、すぐに真っ暗になるので本日の民宿に向かうことにしました。民宿のオーナーは周囲の鳥にはとても詳しい方で、また同じ日に宿泊した東京からの女性ふたりも鳥やこの地域が大好きということでした。

 

 

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風連湖の湿地地帯「春国岱(しゅんくにたい)」には、キタキツネ、エゾシカ、エゾリスなどの動物や、特に「シマフクロウ」はじめとした多種類の野鳥がすんでいます。明日の早朝にする散歩が楽しみ。

 

 

 

写真左右;帰りの途中で夕焼けを撮っている時出会った散歩のこどもたち。<o:p></o:p>

スイス原産のワンちゃんもここでは快適でしょう。<o:p></o:p>

 

 

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*シマフクロウ:世界最大のフクロウで全長70cm、翼を広げると180cmを超える。アイヌの人々は「コタンクルカムイ(村の守り神)」と呼び、最も尊い神と敬っている*

 

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<o:p>***続く***</o:p>

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「送り人」と「湯灌(ゆかん)・納棺の儀式」

2014-01-14 21:39:38 | 秋の道東・鉄道の旅

         写真撮影日:2013/10/27<o:p></o:p>

         写真上:幾品川(いくしながわ)の紅葉

 

  昨年末と年始にかけて身内に不幸が続きました。TVの報道でも有名人の訃報が多いようで、この厳しい寒さや寒暖差などが、ことに抵抗力が落ちた方の体調には良くないのでしょう。

 

 

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 お葬式ではプロの納棺師による「湯灌(ゆかん)・納棺の儀式」というものを初めて実体験しました。アカデミー賞を受賞した映画「送り人」でも取上げられた「納棺師」の仕事ですが、その後一般に知られるようになり、納棺儀式も広まったようです。

 

写真上&右:小雨の知床五湖の「四湖」

 

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 まるでそのまま起き上がるような遺体を丁寧にシャンプーや髭剃りをしたり、マッサージをしてクリームを塗り込んだり、自然なお化粧をほどこしてもらい本当に「生きているときより美しい」ほどになりました。

 

 

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 死後硬直などを防ぐ技術、ラストメイクの技術や旅立ちの服装はもとより、その丁寧な作法や扱い方を見ていると、改めて死者のなきがらに対するこの国の文化や考え方を感じます。他国ではおそらく見られない文化・伝統なのでは? 遺族にとってもお別れを受け入れるためにとても大切な儀式になっていると思いました。

 

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お葬式の儀式はいろいろと面倒だしお金もかかるし、という感覚が一般に言われますし、自分にもありましたが、ひとつひとつのやり方や儀式や仏事などにもそれぞれの意味があるのだと改めて実感しました。

 

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写真;知床横断道路は風の強さハンパなかったよ。

 

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さてさて旅の続きがどうも間延びしてしまってごめんなさい。

 

 

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道東の旅3日目は、ウトロから知床五湖に行き、知床横断道路を通って羅臼方面に向かう予定です。でも外は風が強くてかなり寒~~い!そうだ、知床自然センターに寄って情報収集と着替えをしよう! もちろんこのくらいの風と寒さは当地ではフツウなのでしょうが・・・。

 

 

写真:羅臼港近くでまったりするカモメの群集!どうよ!<o:p></o:p>

 

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 この日1027日は知床観光の1番の目玉である「観光船オーロラ号」が25日で終了していて残念でした。民間クルーズ船は運航しているようですが、ひとり旅の場合は人数的にやや面倒なのです。

 

 

写真:群れの端ではカラスとのいさかいが<o:p></o:p>

 

 

 また知床五湖では、クマの休眠期となる10/21からはガイドも講習(いすれも有料)も不必要なのですが、「五湖からのコース」に向かおうとすると、講習DVDの視聴を勧められました。

 

 

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 五湖めぐりの最後は風も相当強くなってきました。知床横断道路に入るとまだ残っている紅葉と白い木の幹だけのシルエットの対照が面白いです。しかし風はますます強くなり、峠には雪も集まっています。

 

 

 

写真:羅臼港に台風を避けて停泊するカラフルなハデハデ船団。<o:p></o:p>

   急に虹が出て嬉しい!<o:p></o:p>

 

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 写真撮影のために軽四を停車して、ドアを開けると、うううわあああ~~~、反対側に押されてドアが千切れそうな勢いです!! かろうじて押さえました。そういえば以前、礼文島でレンタカーを借りたとき「ドアの開閉にはくれぐれも気をつけてください。隣の車に当たったり、飛ばされたりしますから」と注意されたのを思い出しました。

 

 

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 羅臼側の出口ではパトカーと警察官数人がなにかしています。「えっ?どうしたの?」と嫌な予感で尋ねると、「強風のために封鎖します」「今すぐ引き返してもいいですか?」「ダメです。もうあちら側も封鎖しています。羅臼側から回ってください」とつれない返事。

 

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 羅臼でのドライブもなぜか気が急く感じでゆっくりできず、予定変更して「標津サーモン科学館」に行きました。なぜって川を覗いても濁った水ばかりで魚の姿はまったく見えないので、泳ぐサケを見たかったのです。でも結果的に標津回りで知床斜里駅に向かう道は走りやすく、景色も美しくてなかなか良かったです。<o:p></o:p>

***続く***<o:p></o:p>

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<o:p>写真:斜里国道と呼ばれる道路沿いもきれいな紅葉が</o:p>

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