あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

2015年末 四国の清流と足摺岬 ④

2016-03-11 11:25:22 | 四国の清流と足摺岬

 

                      写真撮影美はすべて2016/12/28 

                      足摺岬はさすがに雄大です。午後の逆光でやや暗いです・・・

                          

     

   ああっ!前回肝心の「足摺岬」写真を「見落とし」てしまいました。

   今回は写真中心です。

 

                           

         反対側もいいですね。

      散歩道の標識「アコウ自生地」に向かいましたが、出会えず・・・

      巨木があるようです。

       今日も個性的な夕焼けです。足摺岬から大月への海岸で。

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2015年末 四国の清流と足摺岬 ③

2016-03-09 13:50:17 | 四国の清流と足摺岬

 

                      写真撮影日はすべて 2015/12/28

                      竜串海岸の「蜂の巣城」りっぱだね~!

 

   さらに足摺岬の不思議として、吉倉教授によると「…日本ではここだけにしかないラパキビ花崗岩がある」のです。土佐清水市HPでは、「ラパキビ」はフィンランド語で「ぼろぼろに崩れやすい石」という意味で、「ラパキビ花崗岩」は「マグマがゆっくり冷えてできた白っぽい岩石である花崗岩の中に、直径1cm程度のラパキビ長石(カリ長石)という鉱物が入っている」とのこと。

 

   そもそも「フィンランドなど北欧・ロシアなどで産出する15億年ほど前の古い岩石」なのに、「約1300万年前にできたこの地帯、白山洞門周辺でラパキビ花崗岩が産出する」ことが不思議なのです。「足摺岬のラパキビ花崗岩のように若い(?いいなあ、岩石の世界!)世代のものは世界的にも珍しい」と吉倉教授は説明しています。

 

    唐人駄馬遺跡といい、ラパキビ花崗岩といい、足摺岬地域は太古の歴史とミステリーがいっぱいです。さらに弘法大師・空海ゆかりの不思議な伝説が「足摺岬の七不思議」として残っています。今度はぜひ巡ってみたいもの。

 

    空海といえば、「竜串・見残し海岸」は「空海さんがこのあたりを行脚したとき、見落としてしまった」として有名ですよね。とっても個性的で見ごたえのある浸食海岸です。特に穴だらけの奇岩には「なんでこうなったの~~!」と叫んでしまいそう。

 

    また太くて長い棒状の岩を見ていると、クジラに似ているようで、「ああ、なるほどクジラも大海の大波に打たれているからこんな形になるのかも~?」なんて、またまた独断的想像をしてしまうのでした。

 

    実際には、「穴だらけ奇岩」は比較的浅い海岸で形成されたやわらかい砂岩が浸食されて「蜂の巣状」になり、「大竹小竹奇岩」は重なり合った砂岩と泥岩の2層が浸食されて形成されたらしいのです。自然の造形美ってすごいな~~!そして弘法大師が残念がったように、あいよっこも「見残し海岸」のほうが時間切れで「見残してしまい」残念無念だったのです。

                                                                              

 

            竜串を象徴する「大竹小竹」の奇岩

               白い波もようが面白い

 

           遠くに見える十字架?は「足摺海底館」

          丸い棒状の岩石が特徴的な竜串海岸

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2015年末 四国の清流と足摺岬 ②

2016-03-08 21:25:02 | 四国の清流と足摺岬

 

                  写真撮影日はすべて 2015/12/28

               「千畳敷き岩」せり出した大きな舞台の上からは遠くまで見渡せます

   奈良地域に住んでいるためか「ジオパーク」といえば、まず「山陰海岸ジオパーク」を連想します。どちらかというと日本海のほうが大陸から切り離されて、断崖絶壁のイメージが強いですよね~? あいよっこの独断的想像かな?

 

   しかし、しか~し、足摺岬をはじめとする周辺の海岸線や巨石文化も素晴らしいことを知りました。「石ほど雄弁なものはありません。ただ人間が石の言葉を知らないだけ」と説明するのは、長年地質を研究してこられた高知大学の吉倉教授です。高知県では地質学や石文化の研究も盛んなようす。

 

  まず驚いたのは足摺岬の手前の山中にある「唐人駄馬遺跡(とうじんだばいせき)」です。「黒潮に乗って来た唐人(異人)が駄馬(山頂の平らな場所)に巨石文化を築いた」と考えられています。

 

  亀に似た岩石、包丁のように鋭く尖った奇岩などさまざまな形の石がまとまって集まっているのです。「自然配置説」と「人工配置説」があるようですが、確かに「火山噴火流とか土石流もなさそうだし・・・。なぜここに、こんなにたくさん?」と思えます。

 

   遺跡からは縄文時代(紀元前5000年頃)から弥生時代にかけての石器、土器片が数多く出土していて、中心の巨石を取り巻くように円形状に配置された「ストーンサークル」もあるのです。一説には放射線量が通常地域の8倍あるといい、パワースポットとされています。 

                                  *** 明日に続く ***

 

                 「亀石」はどこの場所にもありますね~。お祀りには欠かせないのかな?

                   この石群にも2個あります。 

                それぞれの磐座(いわくら)には規則性や太陽のあたる場所などが

      あるようです

         写真上下:「千畳敷き岩」に行くには関所を通過する必要あり。

              なんとか通れて (´▽`) ホッ

          霧けむる四万十川もすてきです

四万十野鳥自然公園あたり

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2015年末 四国の清流と足摺岬 ①

2016-03-04 18:13:05 | 四国の清流と足摺岬

                    写真撮影日はすべて 2015/12/27

                    写真上:仁淀川本流にかかる6本の沈下橋のうち

           最も下流にある「名越屋沈下橋」(なごやちんかばし)

 

   2015/12/17に放映されたNHK「ダーウインが来た!生きもの新伝説」(大ファン!)では、高知県足摺岬近くにある小さな島「柏島(かしわじま)」を紹介していました。 

   付近の海は豊後水道と黒潮が交わっているので、1000種類もの魚たちが住み、まるで熱帯のようにカラフルなサンゴや魚たちに目を奪われました。沖縄じゃなくてもここ四国で見れるのね~。

 

  番組でとりあげた「ゴンズイ玉」というのは、敵から身を守るためにローラー式に回転しながら餌を食べるゴンズイ集団のことです。生後しばらくの間は約100匹が集まって、見事に統制された動きで回りながら食事をするのです。

 

   成長すると自分を守る「毒」を持つゴンズイも、小さいときはこうして力を合わせるって、ほんとうにいのちの不思議です。だけどこの100匹のうち生後1年で生き残るのは、たった10匹足らず! 厳しい生存競争の現実です。

 

  気候が寒い時に美しくて豊かな海を見ていると、急に行ってみたくなりました。そういえば高知市には何度も行ったけれど、まだ四万十川も仁淀川も足摺岬も見ていないな~、「師走・12月」世間的には忙しい時期だけど、そして時期的に海も山も「ちょっと見るだけ」になるけど、とりあえず行ってみよう!

 

              *** 旅のスケジュール 3泊4日 ***

2015/12/27: 奈良 ⇒ 淡路島 ⇒ 高知自動車道「伊野」で降りる ⇒ 仁淀川沿いにある 土佐和紙工芸村「くらうど」(宿泊施設・レストランあり) ⇒ 名越屋沈下橋 ⇒ 「佐賀公園」付近 ⇒ 四万十市中村 宿泊

2015/12/28: 四万十川下流の「野鳥公園」 ⇒ 「トンボ自然公園」 ⇒ 「唐人石巨石群」 ⇒ 足摺岬 ⇒ 竜串海中公園 ⇒ ⇒ 大月 宿泊

2015/12/29: 柏島 ⇒ 四万十川の沈下橋 ⇒ 横波県立自然公園 宿泊

2015/12/30: 龍河洞 ⇒ 帰路に

                              

     

      土佐和紙工芸村「くらうど」付近の仁淀川    

      

     田に水が張ってありサギやシギたちが魚を狙っている。

     これが「二期作」かな?

      「佐賀公園」付近の夕焼けに感動。

      太陽が何個も連なっているみたい。ちょっとすごくな~い!?

     

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