写真:2020/5/14 和歌山県田辺市「百閒山渓谷」
全長3kmにわたって奇岩、甌穴、滝、神秘的な淵が続く
前回書いた「マイナポイント事業」に見られるように、近年は「おカネのデジタル化」が進んでいますが、「たくさんありすぎてよ~わからん!」のも実感ですよね。
個人的体験を思い起こしてみると、最初にクレジットカードを作ったのは、たぶん1990年頃ANAカードでした。ほどなくしてJALカードも作り、ポイントやマイルが貯まるのが嬉しかったです。当時は「すぐにお金を払わないのに、マイルが貯まるとか、キャンペーンでポイントが貰えるなんてカード会社はどんな利益があるのかな?」と不思議でしたが、今思うと、「利用者の囲い込み」「情報入手」などの目的があったのですね。クレジットカードの発行はカード会社、決済機関は当然銀行でした。
次にクレジットカードに加える形でキャンペーンが始まった「QUICPayやIDなどの電子マネー」は、非接触型でタッチ(かざす)して決済します。その後鉄道会社やスーパーなどが独自の電子マネーを発行し、現在では種類も百花繚乱のごとく。
決済方法としてカード会社系はポストペイ(後払い)が多く、交通系・スーパー系は「プリペイド(前払い)」、さらに「銀行口座から自動引き落とし」のデビッド型があり、やや混乱しそう。でも気軽に使えるし、独自の音が出るのも楽しいですね。
電子マネーの決済機関は、カード会社系は当然従来の銀行ですが、次第にセブン銀行・イオン銀行といった無店舗型の(インター)ネット銀行が増え、電子マネーを使うためにネット銀行の口座を作った人も多いと思います。なにしろ定期預金の金利が約10倍など相対的に高く、反対に各種手数料は安いのも魅力です。
そして近年、PayPay、楽天Pay,LINEPayなどの「スマホ(モバイル)を使ったQRコード・バーコード決済」の拡販キャンペーンが話題になっています。同じ電子マネーでも「決済方法・機関が違うタイプ」で、決済機関は連携するカード会社(ソフトバンク、楽天銀行など)ですが、新興的ネット銀行・機関も多いのが特徴です。しかし重要なことは、ここまでは基本通貨として日本国が発行する「円」を使う、ということです。
さ~てやっと本題です。暗号資産(仮想通貨)が上記のマネーと全く違うのは、「円」を基本通貨としていないところです。つまり市中銀行やネット銀行といった決済機関を経由することなく、安い手数料で世界中どこでもその国の通貨に交換できるところです。
最初の暗号資産「ビットコイン」は、2008年に発表された論文「ビットコイン:ピア・トゥー・ピア電子キャッシュシステム」から始まりました。創始者サトシ・ナカモトは、日本人とも日本在住ともいわれますが、その後姿を隠したままで、謎に包まれています。※「ビットコイン」やそのシステムである「ブロックチェーン」に関する詳細は専門サイトをご覧ください。
もし新型コロナウイルスを人工的に作り、流行を広めたとすると、それは「国という枠組みを超える存在・組織かもしれない」と以前書きましたが、こうした暗号資産も「国を超える存在」と言う意味で良く似ています。どれも目に見えにくく、捉えにくく、わかりにくい存在です。
写真上下:まず最初に「梅太郎淵」 周囲を取り囲む巨岩から流れる滝
ぽっかりと開いた空間に青い空。太陽に向かう樹々。
写真上下:とにかく水と太陽光線がすばらしい!
右側の岩は女性の横顔に見えるよ~。
深い原生林のなかを清冽な水が流れる、コースはとてもスリリングで面白くてよく考えられている。幼稚園~小学校低学年ではやや危険かな?