写真撮影は20165/10/27~28
ところで「富士五湖の西湖・精進湖・本栖湖の3湖は地下水を通じてつながっている」という話をみなさまは聞いたことがありますか? あいよっこはたぶん小学生のころ、本でこれを知りました。それから長い間なぜか忘れられず、心密かにロマンをかきたてられていたのです。
だから富士山をじっくり見ようと思ったのは、富士五湖も巡ってみたい気持ちがとっても大きかったです。あれから何十年!やっと実現した、ってことですね~。実際には車で周囲をぐるっと回った程度でしたが・・・。
ネットには「富士五湖の三湖連絡説(さんこれんらくせつ)」という山梨日日新聞社の記事があります。それによると山梨県は「・・・三湖の直接連絡を認めることはできない」という結論を出しながらも、「・・・富士山周辺の地下水を通じて他の湖に影響を与えている」と流水の可能性を示唆しています。
面白いことに三湖の水面の標高がほぼ同じ約900mで、かつては一つの湖(せの湖)だったという説もあるようです。いずれにしても周囲の青木ヶ原樹林の下には、ごつごつした溶岩に大小の穴や隙間がたくさんあるので、もしかしたら湖底でつながっていても不思議ではないですね。
樹林のネイチャーツアーに参加できなかったので、「西湖コウモリ穴」に行きました。総延長350mを超え、富士山麓の溶岩洞穴では最大規模です。かつて多数のコウモリが冬眠していましたが、一時は絶滅状態まで追い込まれました。その後保護により次第に数が増えているそうです。ここではキクガシラコウモリ、テングコウモリなど5種類のコウモリが確認されています。
精進湖からは全身が見えにくい、みたいです
西湖近くの「野鳥の森公園」では、溶岩に大きな亀裂が
「こうもり穴」入口
中は天井が低いので「腰」にご用心