あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

見えない敵との戦い 勝つか、負けるか?  ⑨

2020-05-28 16:21:14 | 新型コロナウイルス 

写真は2020/1/14~18 ハワイ島

写真上:USAの南端、サウスポイント。カ・ラエ岬は「先端」の意味

    切り立った断崖からダイビングするのは「勇者」の証。

    ガイドさんの友人女性も挑戦したのだとか!でも今は禁止らしい。

 

 

  先日家族からの電話に出ると、声がしわがれて、かすれ、風邪ひきの声になってしまいました。家の中でしゃべることとて特になく、車中ではこれまで大声で歌を歌ったり、発声練習などしていたけれど、マスク! もちろん大好きなひとりカラオケ(みんなと一緒も好き)にも長い間行けないわけで、声も出して使わないと衰えるんだ~と実感しています。

 

  そこで新緑の季節、野山に行って歩きながら歌ったり、独り言を言ったり、所かまわず「やっほー!」と叫んでみよう!おっ、これはクマよけにもなってよいかも。または「変なおばさん」としてヒトよけになるかも?

 

                   

 

  そんなこんなで新型コロナウイルスの余波はまだまだ続く気配です。

  5/25 安倍首相は「緊急事態宣言が全国で解除された」とし、「第2次補正予算として、店舗の賃料負担を軽減するための最大600万円の新たな給付金の創設や、『地方創生臨時交付金』を2兆円増額する」など「事業規模が第1次補正予算と合わせて200兆円を超える。これはGDPの4割にのぼる空前絶後の規模、世界最大の対策」と胸を張りました。

 

  住民基本台帳登録者1人10万円の「特別定額給付金」あたりから、次第にどこか堰が切れたような「いくらでも刷りますよ~!」的状況になってきましたが、これって内閣支持率低下とちょっと関係するのか、あるいはかなり関係しているのかと勘ぐってしまいます。当然ながらこうした対策で多くの困っている人や企業が助かりますが、本当に国として大丈夫なの?と心配にもなるのです。

 

  メディア報道で目立つ「休業中も人件費、家賃、固定費…もうもたない」などの訴えを見聞きすると、こんな100年に一度の国難的事態で必要なのは、やはり現金、蓄え、保険…そういったものだと痛感します。

 

  あいよっこは「家計」の経験だけですが、金額とか金利などには相当敏感で「お得大好き」のため、借金金利はなるべく避けます。この低金利時代では「お金は借りないと損」という考え方もあるかと思いますが、「チリも積もれば…」の案外堅実派なんです。

 

  なのでビジネスの諸事情・都合は無視して極論しますが、事業などで利益があったとき、「さらなる投資・展開を目指す」のか「蓄えに回す、不動産を自己所有にする」のかは個人や事業主の、自由で責任を伴う選択です。つまりこの事態では「借金をしてでも拡大展開を目指す」というビジネスモデルのリスクが顕在化したと思えるのです。100年に一度とはいえ、天災や大事故は例年的に起きて、対策も必要となるでしょうし・・・。

 

  つまり家庭経営でも、個人事業者でも、大企業経営においても、さらに国の金融政策においても、基本は同じ「入るを量りて出ずるを制す(いるをはかりていずるをせいす)」ではと思ってしまいます。

 

  ところで、マネックスグループ・取締役会長の松本大(おおき)氏は、マネックス証券のメルマガに創業時から欠かさず「つぶやき」を掲載され、それ自体、継続は大変なのにすごいな~と思っています。

 

  5/13には「財源」をテーマに、「新型コロナウイルスに絡む補償。政府与党は初めのうちは『簡単には払えないんです』的な、悪く云えばケチな、良く云えば規律のある姿勢を見せていましたが、今となっては与党も野党もバンバンバンバン大盤振る舞い、いくらでも払うと云う感じです。しかし財源の話はほとんど聞こえてきません」と案じ「財源としては、私たちに対する増税か、将来の世代に借金をより多く背負わせる他には何もないのに、一切議論されない国会のこの姿勢は、あまりにも無責任」と指摘します。

 

  このことは「私たちも、マスコミも含めて、もっともっと追究すべき。新型コロナウイルス問題は幸いにも収束していく雰囲気ですが、そのあとに巨大な問題が残る気がして、暗い気持ちになる」と危惧されているのです。

 

  やはりまだ続きます。次回はさらに松本氏の提案。同社のHP「マネクリ」で見れるよ。

 

巨大なポットホールの底には海水が出入りしている

カイルア・ピア桟橋にはたくさんのクルーズ船や体験ツアーのボートが並ぶ

近くの海水浴場

ハレ・ハラワイ公園 かな? セグウェイの体験ツアー かな?

公園からこんなに近くに豪華クルーズ船。もちろんダイヤモンドプリンセスではないよ。

 

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見えない敵との戦い 勝つか、負けるか?  ⑧

2020-05-22 13:51:24 | 新型コロナウイルス 

写真は2020/1/14~18 ハワイ島

写真上:コナ・ファーマーズマーケット さすがにハワイらしいカラフルな花たち

 

 

  新型コロナウイルス禍もやっと日本では収束のきざしが感じられ、すでに「アフターコロナ・ポストコロナ」の議論も始まっています。もちろん首都圏と北海道が好転することも重要だし、次なる第2波への備えも必要でしょうが、今はこの「ホッとするひととき」がとてもありがたいです。

 

  と思っていると、それと引き換えのように春に続いて「夏の甲子園」もが中止となり、再び胸がざわざわしてきます。高校野球だけでなく、スポーツの祭典「インターハイ」はじめ各スポーツも中止になっているなか、なぜ野球だけ?とは思うのですが・・・。

 

  夫の兄がプロ野球選手だったこともあり、息子たちは自然の流れで少年野球チームに入っていました。結局高校野球に至らず残念でしたが、野球というスポーツはなぜか、プロや社会人野球の手前に「燦然と輝く甲子園」があると感じます。親も子もいろいろな体験をしてたくさんの学びもあったと実感しているだけに、選手のみなさまの残念で悔しい思いが伝わってくるのです。なんとか上手にリスクを抱えながらの試合って難しいのかな・・・。

 

                               

 

  さてアフターコロナといえば、4/26NHK ETV特集「緊急対談 パンデミックが変える世界 ユヴァル・ノア・ハラリとの60分」の放送を思い出します。実際のインタビューが行われた4/7はくしくも日本に「緊急事態宣言」が発動された日ですが、彼はすでに「このパンデミックは未だにピークに達していないが、人類は勝つことができる。しかしその後の世界は根底から大きく変わるだろう」「特に重要なのは緊急時の政治的監視体制はおさまった後にも継続されることで、それは民主主義の危機でもある」と予測し、警鐘を鳴らしています。

 

  その例えとして、「2016年にトランプが大統領選挙において行った選挙活動、フェイスブック上の情報を利用して、反支持層に大量メールを送付するなどの事件は、今ならもう石器時代の出来事!だ。(つまりそのくらい日進月歩で激変しているのでしょう)テクノロジーのレベルはあがり、今ではフェイスブックの情報を判別して、適切な活動を行うことで、各人を24時間監視し操作することも可能だ」と言います。

 

  「だれでも操作できる」は怖い話ですが、どういうことかというと「現在では誰がどこに行ってどんな本を読んだ、などのいわば皮膚の上からの情報だが、そこに体温、血圧、体調などの情報をプラスすることで、本を読んで怒っている・喜んでいる・恐怖心があるといった感情や生物的現象さえわかってくる。つまり皮膚の下まで監視できるようになる」そして、「そうしたテクノロジーはすでに存在する」と説明しています。

 

  これはコロナウイルス禍とは一見無関係に見えますが、日本では遅れがちだった「テレワーク」「オンライン授業・診察」「リモート出演」「キャッシュレス決済」…などが必要に迫られた形で急発展している現在、機器や情報を操作・利用できる管理側が有利になってくるのは当然です。監視するのは単に「国の政権側」とは限らないと思えます。

 

 

※数回の予定だったのに、思いのほか長くなっています。次回、おそらくウイルスの目的として大事な経済問題をもって終わりとしたいです。

写真上下:フリヘエ宮殿近くの海岸でくつろぐ「ハワイモンクアザラシ(たぶん)」

     

 

モクアイカウア教会は 1828年に建てられたハワイ島最初の石造り教会(修理中)

前で演奏する人たち

写真上下:ファーマーズマーケットは島民のスーパーマーケット

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見えない敵との戦い 勝つか、負けるか?  ⑦

2020-05-07 11:29:38 | 新型コロナウイルス 

写真:2020/4/10 奈良県と三重県の桜たち

宇陀川と周囲の湿原はかつて、明日香藤原時代の宮廷遊猟地

堰堤の桜は「猟路(かりじ)の桜」と呼ばれる

 

 

  4/28、国立感染症研究所は、国内の新型コロナウイルスの「タイプに関する研究結果」を発表しました。「…中国・武漢から持ち込まれた第1波の感染拡大はほぼ終息し、今は欧州で流行しているウイルス株を起源とする第2波が広がっている。…(中略)武漢株から変異し欧州で流行しているウイルス株が、3月中旬までに海外からの帰国者らが持ち込む形で国内に流入、拡散したとみられる」としています。

 

  確かに当初は「持病のある人や高齢者は重病化しやすいが、比較的症状は軽い人が多い」といった報道に「それほどの脅威ではない」とつい感じましたね~。しかしその後イタリア、スペイン、イギリス、フランス…各国のパンデミック映像は現実と思えない悲惨さで、まさに毒性が強くなった印象があり、てごわい性質も次第に明らかになりました。

 

  クルーズ船での感染拡大の後、日本国内での第一報は「奈良県在住の観光バス運転手が、武漢の客から感染」で、その後大阪在住のガイドへと続きました。この時点では武漢型だったのに、いつのまにか欧州型が大勢を占めるようになったということかな?

 

  そうすると「帰国者・入国者に対する検疫体制・方法に問題があった」ということですか? 知識のない素人が心配することですが、あまり問題視されていないようなので…。もちろんこの未知のウイルスは無症状なのに陽性だったり、他人に感染させるなど、とらえにくいですが、空港で韓国や台湾の人が「日本の空港はとても無防備だけど、大丈夫?」などとコメントしていたのも気がかりです。

 

  あることを思い出しました。もう30年ほども前、初めてオーストラリアに行った時です。到着寸前に「今から消毒用のガスを噴霧します」と放送があり、たちまち機内は白いガスで覆われました!「おお~い、これって安全なの~?」とびっくり。そして降りると靴底用の長い消毒用のマットが続きます。当時から種の保存や自国製品への検疫体制がとても厳しかったです。

 

  その後2回の訪豪時はオーストラリア系飛行機ではなかったためか(?)、ガス体験はなかったですが、わからない形で現在もあるかも…。というわけで今回のコロナ禍においてオーストラリア政府が取った対策「中国湖北省在住者をクリスマス島(孤島)で隔離」には、な~るほどと1人ガッテンしたのです。

 

  翻って日本国の検疫体制・意識は比較的(とっても)ゆるいと感じてしまいます。

 

  厚労省は2020/3/27、「成田空港における検疫強化未実施事案について」報道各社に通達しました。「26日、米シカゴからの成田空港到着便(全日空11便)について、検疫強化(14日間の待機・公共交通機関の利用禁止の要請)の対応をすべきところ、乗員16名、乗客76名(除く乗り継ぎ36名)を通常の検疫で通過させました」とし、言い訳とお詫びをしています。

 

  また西日本新聞は4/21に、入国時の検疫強化で「帰宅難民」になり苦悩した実例をとりあげています。なかでも「九州在住の40代男性は3月下旬、出張先のスペインから帰国した。成田空港の検疫場で列になって並んだが「(密閉、密集、密接を避ける)『社会的距離』を取る措置はなかった」という。その後、PCR検査を受け、応接室のような場所に集められた。換気が悪い上にスペースもあまりなく、トイレ以外は外に出ることができなかった」(文:郷達也)という体験が気になります。その他3月から始まった水際対策の問題点を、実例をあげて指摘しています。

 

  これに対して「厚生労働省検疫所業務管理室は『感染者が各地で多発し、そちらに手が回っている。(待機者への)対応ができていないとの指摘は真摯に受け止め、今後考えたい』と話した」そうですが、今となっては「いくら忙しくてもそこが一番大事でしょう」と言いたい気持ちです。

 

  国政府・各県の「出口戦略」が現在、最も注目を集めています。国内が終わった後、さらに重要なのは「対外的出口戦略」であるのは間違いなく、そこでは「わかりやすく簡潔なことばを用いて、判断に迷う表現は避け、誤解や勘違いのないように」と願うとともに、特に対外国においては「入口戦略を万全にして、自国防衛に徹して欲しい」と期待するのです。 

 

写真上:「宇陀川の桜」のほかに「又兵衛桜」「仏隆寺の千年桜」など、宇陀市には桜の名所が多い

何かな、イチゲの仲間?

初めて見ました「ミツマタの花」いいね~。和紙、特にお札の原料として有名。 美杉町に群生地がある。

朝霧の中、なにげない里の風景

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見えない敵との戦い 勝つか、負けるか?  ⑥

2020-05-01 12:53:22 | 新型コロナウイルス 

写真:2020/4/10 奈良県と三重県の桜たち

写真上:津市美杉町の「三多気(みたけ)の桜」

    深い山々を背景に棚田に映る素朴な山桜

 

 

  新型コロナウイルス感染拡大で米中の攻防が激しくなっています。

  4/28ワシントンAFPでは「トランプ大統領が中国に損害賠償請求の可能性を示唆」の記事で「中国に請求するために、同ウイルスが武漢のウイルス研究所から流出したものかどうかも本格的に調査している」とのこと。

 

  トランプ大統領はツイッターで何度も「中国ウイルス」と呼んでいるようですが、最近はコロコロと言うことが変わったり、「消毒液を注射!」などと信じられないことを口走ったりもしていますよね~。かつて私たちの年代には憧れであり、多様性に富み懐深い大国(だった?)アメリカの大統領とは思えないです。

 

  だからというわけではないでしょうが、米国内でも反論は多いようで、4/16ワシントン・ロイターは「トランプ 新型コロナウイルス、武漢の研究所から流出したものか調査中」の記事で「ミリー米統合参謀本部議長は14日、米国の情報活動によると新型ウイルスは自然発生した可能性が高いとして、中国が人為的に作り出したウイルスが事故によって流出したとの説に反する見方を示した。ただ、いずれの説にも確証はないと述べた」

 

  同じく「FOXニュースは15日、新型ウイルスは武漢の研究所で生物兵器として作られたのではなく、ウイルスを特定して戦う中国の能力が米国と同等かそれ以上であることを示す目的で作られたと報道」と伝え、「他のメディアも、安全基準の緩い同研究所から新型ウイルスが流出し、近くの市場で感染拡大が始まったとしている」としています。

 

  一方中国サイドに立つ報道として、4/22デジタル毎日は「中国はトランプ政権が新型コロナウイルスの発生源について、武漢市にあるウイルス研究所が関与した可能性を調査している、との報道に反発している」とし、中国外務省の耿爽(こうそう)副報道局長は21日の定例記者会見で「中国は一貫して公開、透明、責任ある態度で国際的な防疫協力を強めている。発生源は科学の問題であり、専門家の研究に任せるべきだ」と反論したと伝えます。また別のニュースで、同研究所には新型コロナウイルスを人工的に作る施設や能力はない」という分析もあります。

 

  発生当時の状況は未だ不明で、米国あるいは世界的な調査を待つしかないですが、中国政府は「新型コロナウイルスを研究所で作っていない」「流出していない」と言いながら、情報開示や調査の受け入れをしないのはなぜ?「明らかにするより、疑惑のままのほうがまし」というなんらか隠したいことや負い目があるのかと考えざるをえませんね~。

 

  さてこうした応酬をちょっと横に置いて、以下は違う視点から見た、もうひとつの考えかたです。あいよっこの妄想入りです。

 

  ウイルス拡散が自然ではないと仮定すると、「中国武漢研究所から事故などで流出した」が一般的ですが、それにしてはトランプ大統領自身も指摘しているように「中国政府の対応は遅すぎる」ように感じます。自国で研究し、ある程度ウイルスの性質や振る舞いがわかっていたら、もっと素早い対策をしたはず、できたはずと思えます。実際に韓国やシンガポール、台湾、ニュージーランドなどは適切な対策が賞賛されていますから。

 

  3/13に香港「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は「中国政府の未公開の記録によると、新型コロナウイルスの最初の感染例が2019/11/17となっている」と報じ、「しかしこの湖北省の55才住民は『0号患者』とは認めていないので、さらに早い時期に感染例があるかもしれない」としています。実際に武漢がロックダウンしたのは2020/1/23(※解除は4/8)なので、11/17からは少なくとも2か月以上経過しています。

 

  日本で最初のクルーズ船感染者の行動を知った時、なぜだか「拡散は人為的では?」と感じたのですが、仮に人為的だとすると、「中国の情報操作や隠ぺい体質を世界が承知しているからこそ最初のターゲットになった」かもしれないです。

 

  未知のウイルスによるパンデミックなど、どの国が望むでしょうか?もしあるとするなら、「国家という枠組み以外」の、それを超える組織・団体の可能性です。特に今回のように高度のバイオテクノロジーや拡散ネットワークが必要なケースでは、強いリーダーシップと相当の技術者や専門家が必要となるでしょう。

 

ふもとの茶畑とのコラボもグッド~!

ヤマザクラは赤い葉っぱと一緒に咲くのでピンクがかってくる

山のふもとから頂上に向かう道が桜のトンネルになるよ

寒さがかなり違ってくるので、桜開花時期も幅がある

 

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