あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

人生は「忍」

2009-03-03 00:42:32 | 女性のひとり旅
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 「それではあいよっこさん、あなたは本音で何を語ったの?」と聞きたい人もいらっしゃるでしょう。だけどこんなときはたいてい聞き手にまわります。

?? 語って面白い、ドラマティックで波乱万丈の人生ではないこともあります。カメラを持ち、あちらこちらを撮影していると「なぜひとり旅なのか」はすぐ納得してもらえるみたいで、簡単な紹介だけでOKなのです。?
??
?? どちらかというとあいよっこの関心は、今目の前にいる人の人生のほうに向くのです。「人間って自分を語ることで、相手に理解して欲しい、共感して欲しい、そしてその人に映る自分の姿を確認したいのだなあ」などと感じてしまうのです。社会的な存在としての自分は、相手・他者を通じてしか、なかなかわからないのかもしれません。?


?写真:壇上寺の西向観世音から東京タワーを見上げると不思議な景色。東京に行くと、東京タワーがみんなに愛されていることを感じます。「大好きで、良く行く」とBさんも。

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 ところで相田みつをさんをご存知のかたは多いでしょう。人生の真実のことばをのびのびとした筆致で表現する書家で、「相田みつを美術館」は東京駅近くの東京国際フォーラムB1にあります。



 若いほうのBさんは「4時のバス出発まで時間があったので、初めてその美術館に行った」と話しました。 単に近いから行ったのに、期せずして大変こころに響いてきたそうです。「60歳で『にんげんだもの』が大ヒットしたのに、66歳で亡くなってしまうなんて、かわいそう」とも言っていました。?

 真:遠くから「あっ、お面を売る露天があるのかな?」と近づくと意外や意外。カラフルでちょっとキューピーに似ているお地蔵さんがたくさん!


 多くの作品から感銘を受けたのですが、1番目に付いたのは「忍」という文字でした。?


 「がまんするんだよ、
  がまんするんだよ、?
  くやしいだろうがね、?
  がまんするんだよ ?   みつを」?


 「明日帰って、彼と仲直りしてみる」とBさんは明るく言いました。おしゃべりに夢中になった三人は、とうとうヨコハマ中華街を散策する時間がなくなってしまいました。
  

 ちなみに「ブルーライトヨコハマ」ツアーは¥8500とやや割高(と感じる)ですが、定期便なので1人でも催行されることは安心です。さらに+5500の、はとバス直営の銀座キャピタルホテル(朝食付き)宿泊プランが魅力で、Bさんとあいよっこはこちらを予約していました。次の日には歩行者天国の銀ブラを楽しむことができました。

             写真左:浅草の道路の真ん中に「白波五人男」!  

 
 
 夜景であること、おしゃべりに夢中になったこともあり、よこはまツアーではあまり写真の撮影ができていません。そうなのです、仲間と一緒だと景色や旅そのものに集中できない、というのがひとり旅の大きな理由でもあります。(といいわけを) そんなわけで、東京タワー・浅草周辺の写真を載せます。


 
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出会いはいつも「一期一会」を大切に

2009-02-22 13:04:30 | 女性のひとり旅
??写真:横浜港に並ぶキリンさんは、クレーン最大の「メガ・ガントリークレーン」で、お値段1基10億円!(たしか)
?
 人と接するときには「一期一会」という気持ちを大事にしています。私もあなたも命は有限なのだから、出会いとかご縁とかを大切にしたいのです。でもツアーでそれを強く意識することは、そうそうはありません。夜景を楽しむヨコハマツアーでなにがあったでしょう?  

 
 「ブルーライトヨコハマ」は定期便なので、たとえ1名でも催行されるのが嬉しい。「今日は2名です」という受け付けの人のことばに、「マイクロバスとかを使うのかな?」と想像しましたが、乗り込んだのは2階建ての豪華な大型バス! 2階の一番前、大きなガラス窓に向かって先客の若い女性が座っていました。  

 発車間際に「様子を見に来たけど、急遽乗車することにした」とか言いながらもう1人年配の小柄な女性が入ってきました。下にドライバーとガイドさん、上に世代の違う女性3人を乗せて、午後4時、バスはゆったりと発車したのです。  

 夕食は中華街の「重慶飯店」で辛めの四川料理
です。当然ながら3人で丸いテーブルを囲み、ビールを注文した頃から雰囲気が変わってきました。
 
 若い女性Aさんが年配女性Bさんに「女社長さんみたい」というと、そうではないと否定して「自分は70代で、これまで身を粉にして働いてきたこと。親が早く亡くなったので教育も満足に受けられなかったが、ピンチの時にはすべて本で独学・独習したこと」などの苦労話を語り始めました。


  写真:高速道路から眺める横浜ランドマークタワーなどのビル群。
 

? また夫とはあまり気性が会わないので、それぞれ別行動を取っていることや、弟が知的しょう害を持つので、自分が面倒を見ないといけないことなども・・・。今日もその弟を連れていくツアーを探しに来たそうです。そんな内輪話も一夜限りの関係だからこそ言いやすいのかもしれません。?
 
 そうは言いながらも、彼女の顔つやは良くいきいきと活発で、趣味のシャンソンを舞台で歌うのが楽しみ、とも話しました。苦難な人生を自分で切り開いてきた、自立精神旺盛な人に思えます。都会にはやはり個性的な女性が多いのでしょうか??


 写真:赤レンガ倉庫前ではエコタクシーが客待ち。奈良ではさしずめ「人力車」です。


 すると20代という、若さと立派な胸でピチピチのBさんも、本当のところを語り始めました。同棲している男性とケンカをして「小さな家出決行中」なのだそう。「都内に住んでいるのに今夜はホテルに宿泊?」と実はちょっと疑問を感じていたので「なーるほど」と納得です。?


 原因は若い二人にありがちな、というと叱られそうですが、相手がなかなか帰ってこない、ちゃんと返事をしない、脱いだ洋服を片付けない、といった可愛いもののようです。もちろん本人には我慢できないのでストライキ決行です。?

(続く)

 
  写真:横浜赤レンガ倉庫の中にはおしゃれなショップがいっぱい。
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「桜咲く」「桜散る」どちらも大好き!

2009-02-15 22:22:33 | 女性のひとり旅

?? ? ?写真:第2会場「愛の鐘」丘にある「ボトルツリー」はアフリカの木がモデル

 
 ところで桜といえば、「河津桜(かわづざくら)」ってご存知ですか?本州ではどこより真っ先に、2月上旬から3月上旬に桜だよりを届けてくれるのです。
 日本で一番早いのはもちろん沖縄地方の緋寒桜で、報道では1月中旬から咲き始めているようです。 沖縄の桜は数回見たことがありますが、「え~っ、この濃いピンクがさくら?」内心違うよ~、と始めは少しがっかり。すみません、個人的に「ソメイヨシノ」が大好きなもんで・・・。
 
 写真:夕暮れに一瞬見えた!シルエットだけなのに、なぜか嬉しい。ふ~じはニッポ~ンイチの山♪
  
 実は河津桜は知らなかったし、まだ見ていません。こちらは緋寒桜と大島桜の交配種とされ、ピンク色の少し大きい花ということなので、見ごたえがあるでしょうね。 この時期伊豆半島は大勢の花見客が押し寄せ、大変な渋滞だそう。

 しか~し、暖冬のためか7日に始まる桜祭りの前に「すでに5分咲きなので、急いで!」(2月5日現在)とガイドさんは言っていました。ニュース検索すると「15日すでに見ごろ」と静岡新聞は伝えています。?
 さらにガイドさんは話しました。「近隣地区はすべて合併したけれど、河津町だけは桜があるために独立独歩の道を行くことができた」ということです。

 写真:第二会場から全体を見ました。

 奈良では同じ例が明日香村にあります。合併の大波から身を守ったのは、古い歴史、史跡、文化といった財産でした。まさに「芸は身を助ける、名所旧跡・名物は地域を助ける」。古い歴史、旧いモノ、お年寄り?み~んな大切にしましょう。?

  
 さて昼食でお腹はいっぱいでも「いちご」はもちろん大丈夫。ビニールハウスの中では、名前も可愛い「べにほっぺ」の真っ赤な大粒のいちごが呼んでいます。呼んでいるのはあいよっこの方か? 
 そこでチョー大っきいものを選んで口にほおばると、ジュワーと広がる果肉と果汁、少しすっぱくてあま~い味、さわやかな香り。30分の制限時間をめいっぱい使って大満足!!「しっかり元を取ったね」と周囲の人々と相互確認。?

 写真:イルミネーションの光を浴びながら練習するサッカー少年たち。


  スケジュール通りに旅は進み、最後のイルミネーション会場である「時之栖」に到着したのは夕闇が迫ってくる時刻でした。「時之栖」は御殿場IC近くの別名「御殿場高原リゾート」のことで、大型施設の中には温泉・宿泊施設・飲食施設始め、ビール工場・グランド・テニスコートなども備えています。イルミネーションはこの民間会社が設営したものです。?
 メインの第一会場には、光の花びらで覆われた340mのトンネルが続きます。 少し小高い場所にある第二会場からは全体を見渡せるとともに、白く光る変わった証明など新しい試みがなされているようです。

 写真:鈴なりのいちごちゃんに思わずほっぺがゆるみます。

  クリスマスでも年末でもないのにこの電飾装置!こんな大掛かりのイルミネーションをたくさんのお金を使って作るって事は、それに見合うだけの人々が訪れるということでしょう。首都圏とそれ以外の地域における、絶対的な人口の違いというものを痛感しました。

 はとバス60周年記念コースは一律¥6660です。
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中伊豆のワイナリーと御殿場のイルミネーション

2009-02-09 23:13:08 | 女性のひとり旅

          ? ? ? ? ? ? ? 写真:ワイナリーのシャトーテラスからの眺めが気持ちよい。
              ? ? ? ? ?   ?富士山はお天気が良いと右手に見える。

 

 東京に行くときは用事があり、たいてい自己負担ではありません。そこでついでというかちゃっかりというか、「ブログのために」という大義名分で「はとバスツアー」を探してみました。

 なんとおよそ100コースもあり実に盛りだくさん。今回は「25日および6日に催行される日帰りツアー」で検索し、5日は「中伊豆ワイナリーシャトーTSと時之栖(ときのすみか)イルミネーション」、そして6日は「ブルーライトヨコハマ」に決めました。<o:p></o:p>

 写真:「まゆ玉の里」伊豆長岡では、旅館「小川家」でまゆ玉飾りを展示。

 5日のツアーは、はとバス60周年記念コース。今年1年間実施され、2週間毎にコースが変わるという多彩でお得感満載のコースらしいです。


写真右:拡大するとこんな感じ。小さな「ぬえの人形」「縁起物」などで華やかな雰 囲気です。

ガイドさんによると一番人気は、朝:お寿司、昼:てんぷら、夜:うなぎ・・・と満腹になる「くいだおれツアー」だそう。「ええっ!大阪までいくの~?」とつい思いましたが、東京近辺でのくいだおれなので~す。

 それではまず5日のツアーはどんなんかな~?<o:p></o:p>


??ブログのためだとか理屈をつけていますが、やはり旅に出ることが楽しいからです。知らないところに行き、初めての人々に出会い、さまざまな情報を得るのが面白く好奇心を刺激するからです。このツアー、ワインは一等好きなのでワイナリーは嬉しいし、まだまだ高価なイチゴ狩りも美味しそう、そして夜空に輝くイルミネーションは幻想的、なはず・・・。<o:p></o:p>

さあて満員の乗客を乗せてバスは9時半に浜松町を出発です。気温は温かいけれど曇りがちなので、せっかくの富士山はあまり期待できないかな??


首都高速も東名高速もうそのようにすいすいと流れています。この日のツアー全体でどこも込み合うことなく順調だったのは、あるいは不況の影なのでしょうか?ガイドさんも「これほど空いていると景気がちょっと心配」と意外みたいです。

写真:イルミネーションは東洋一と言われる約250万個の電球を使用。光のトンネルは長さ340mもあります。

昼食に立ち寄った「シャトーT.S」は、あのカラオケ・シダックスが経営するワイナリー。広大な敷地の大半がブドウ農場で、てっぺんに大きなベルがあるおしゃれなシャトーには4つのレストラン、結婚式場などがあります。<o:p></o:p>


そしてアルコール好きにとって、試飲は楽しみなもの。ここではオリジナルワインを常時1215種類揃えているほかに、有料で貴重・高価なワインの試飲も行っています。あいよっこはワインは好きだけど、アルコールにはかなり弱いので少しでOK<o:p></o:p>

ブドウ畑が広がるこの近辺は、また桜の季節もすばらしいとのこと。<o:p></o:p>

<o:p>?</o:p>

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北国の光景はどこを見ても美しくて珍しい

2009-02-02 01:21:24 | 女性のひとり旅

「ホテルきたふくろう」の温泉はたしかにぐぅ~でした。特に露天風呂に入ると、前に広がる雪をかぶった原生林、木立の間に見える満月、と最高のロケーション。露天風呂ってそんな開放感もさることながら、ちょっとぬるめというのが自分好みなのです。ぬるめのお湯で長湯、というのが美容にも最適だしね。<o:p></o:p>

写真:摩周湖は最高のお天気。3つのうち第一展望台からのながめです。

ツアーで一緒になったひとり旅の女性は「5回も入った」と朝食の時に話しました。ヒェ~! あいよっこも「最低2回は入るぞ」と思っていたものの、一回で身体中がポカポカしてもう充分、それ以上はのぼせてしまいそう。硫黄のお湯の効果を実感しました。<o:p></o:p>


次の日は硫黄山から摩周湖に向かいます。アイヌ語でアトサヌプリと呼ぶ硫黄山は、標高512mの活火山。全体に白っぽく、名前の通り硫黄分を含んだ白煙がモクモクと立ち上っています。かつては硫黄鉱山として採掘が行われていました。もちろん臭いは強烈ですぞ!

写真:摩周湖展望台から反対側にある白い山が硫黄山。


摩周湖への山道を登っていくとき、添乗員さんはこう説明しました。「ふもとがどんなに晴れていても、登ってみないと天候はわかりません。霧の摩周湖はそれほど気まぐれなのです」。 


そして「昭和天皇は3度ここにいらっしゃったけれど、いずれも天候が悪くて美しい湖を見ることができなかった」と有名なエピソードを紹介しました。<o:p></o:p>

写真:阿寒湖は人家も近くて親しみやすい表情です。

だから晴れの日、晴れた時間に見ることができたあなたは幸運ですよ、ということになるのでしょうが、他のブログによると「晴れの摩周湖を見ると出世できない、結婚できない」というジンクスもあるのだとか!う~む、いったいどっちなんだ! まっ、あいよっこにはあまり関係ないようだし、いずれにしてもくっきりとしたお天気でラッキーでした。


摩周湖は山頂の展望台から下方に、美しくひっそりとそこにありました。透明度の高い湖面は青い色に映えています。湖面のかすかな線状模様は薄く氷が張っているのでしょうか?周りの山から落ちる幾筋かの滝も凍っているようです。その後に行った阿寒湖などとは全く異なり、人里離れていて本当に神秘的なのですよ。<o:p></o:p>

         

写真:阿寒湖畔にある「弁慶の足湯」も後ろに白樺林が広がり、気持ち良さそう

札幌から道東までは長いバスの旅です。行きは旭川経由で、帰りは釧路の海岸線を回るので、走行距離は約850kmにも及びます。行きはなんといっても昼間なので車窓風景も楽しいですが、帰りは真っ暗闇のなか、かなりお尻の痛さもありで、ひたすら到着を願い始めます。<o:p></o:p>


ツアー参加者は50人を超え、バスのなかは満員でした。あいよっこ以外はみんな道内からの人たち。普通道外の人はこうしたツアーを利用することは少ないでしょうが、その土地の方々とご一緒するというのもまた楽しいものです。<o:p></o:p>

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