あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

「韓国の世界遺産第1号 石窟庵 ③

2015-08-31 21:07:13 | 韓国の世界遺産第1号 石窟庵

         写真は2015/8/16~19「上越「妙高高原・燕温泉」~信州「安曇野・木曽川下り」

         写真上:撮影日2015/8/17      燕温泉から妙高高原スカイケーブルへ

 

   「石窟庵・釈迦如来像」の写真が撮影できなかったのが残念で説明しにくいです。「釈迦如来像」の分類に関しても諸説あるし、ガイドブックなどの写真に関しても重要な事実を後述しますが、まずは概要から。なお引用文章の太字はあいよっこによります。

 

  「韓国観光公社サイト」によると「新羅第35代景徳王時代の宰相・金大城が両親のために751年に創建した石窟庵は、仏教美術史上の最高傑作と言われる釈迦如来座像が有名です。花崗岩を丸彫りにした高さ3.26mのお釈迦様を囲んで、四方の壁には十一面観音菩薩や金剛力士、四天王などのレリーフがあり、保存のためガラス越しにしか見られませんが、素晴しさと荘厳な雰囲気に満ちています。」とあります。 

 

  ですがWikiには「新羅景徳王恵恭王の時代の宰相だった金大城700年 - 774年)が自分の父母のために「石仏社」を建立した、と高麗時代の『三国遺事』に記されており、石仏社が仏国寺の位置に近いことから石窟庵のことであると考えられている」とかなりあいまいで確実な証拠はないように見えます。

 

  「『慶州で2000年を歩く 新羅から現代への旅』武井一 2003」では、「仏国寺は華厳宗 751年に完成 日本ではこの翌年、大仏開眼供養が行われた」そうで、「仏国寺と石窟庵は同じ人が同じ時代に発願したといわれる」と説明があります。また「最初は528年だといわれるが、事情は不明。八世紀に入り首相にあった金大城が現世の父母の供養のために、石窟寺を前世の父母の追悼のためにつくることにした」とあり、結局751年にできたのは仏国寺なのか石窟庵なのかもはっきりしません。

 

  その他の年代などもはっきりしないなか、「751年創建」は強調されていて、どうやら「奈良の大仏開眼供養より1年早いのだ」ということを主張したいみたいです。

  次に「発見当時のエピソード」です。

   Wikiでは「1909年、郵便配達員が配達のため吐含山の峠を越えようとしたところ、突然豪雨に見舞われ山中の洞窟に逃げ込んだ。その洞窟の中に偶然仏像を発見した。当時の石窟庵は崩壊寸前で、倒壊の恐れがあった。天井が抜け落ち、仏像に直接雨が当たり、周囲の仏像の配置もすでに不明で、全体の半分以上が土に埋もれていた」

 

  そういえばこのお話を友人から聞いたことがありました。彼女は数年前に観光したときガイドからこの説明を聞き「そんなことあると思う?」と不思議そうでした。ああ思い出した!あの話はこのことだったんだ!!

 

   あいよっこのガイドはこのエピソードを話さなかったです。でも実際にみた感じでは「あの山に郵便配達人が配達に?歩いてだろうか、自転車なのかな?当時は民家とかあったのね?でもいくら豪雨でも荒れ果てた洞窟で雨宿りするのかな?」とやっぱ疑問符だらけです。

 

  そもそも造られた時から(古墳みたいに)土に埋まっていたのか、あるいは長い年月の間に堆積?したのかを教えて欲しいです。いずれにしても全部埋まっているなら当然「雨宿りをしよう」とは思わないし、だいぶ崩れかかっていたら、土地の人たちって絶対に中を覗いて見るものでしょう。「なにかある」とわかっていたはずだろうに・・・?

 

  しかも「実は日本人が発見した」という説もあるのです。前述の『慶州で2000年を歩く 新羅から現代への旅』では「石窟庵:吐含山の頂上に 花崗岩を積み上げて石のドームを作り石窟寺院のように造った。20世紀はじめ、日本人により発見され大改修され、古墳の石室のような外観になった」と説明しています。

まさに「諸説紛々(しょせつふんぷん)」ですね~。

    ・・・・・・・・ 近日中に続く  ・・・・・

 

         写真:関山神社 

             石はライオンの顔、木の幹にも顔が連なっているみたい

      写真:関山神社の「石仏群」は平安時代のもので、胸から下は土中に

          埋まる「生(い)けこみ石仏」    ※ふつう古い石仏ってこんな感じに

          なるよね~。

           写真:奈良時代から修験道の道場として繁栄した「関山神社」

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韓国の世界遺産第1号 石窟庵 ②」

2015-08-28 13:27:08 | 韓国の世界遺産第1号 石窟庵

   写真は2015/8/16~19  「上越「妙高高原・燕温泉」~信州「安曇野・木曽川下り」                              

   写真上:撮影2015/8/16  妙高高原「いもり池」

                     快晴のときは池に映る逆さ妙高が美しい

 

  さて2013年の4月に行った「韓国桜ツアー」のお話です。慶州観光の当日は朝からとても寒く、なんと仏国寺・石窟庵のある吐含山(トハムサン)は激しく雪が降っていてバスの出発も遅れるほどでした。バスガイドさんも「この時期にこんな雪は初めて!」と驚いていましたが、雪景色はおそらく、雪なし景色よりだいぶ美しかったと思います。

 

  仏国寺から山道を10分ほど登ると「石窟庵」があります。ところが木造の建物に囲まれた内部は薄暗く、石仏までの距離は遠いうえに両側にある柱で視野が狭くなり、石室内はもちろん石仏もはっきりとは見えません。

 

  さらに目の前にはぶ厚い(たぶん)ガラスで遮られていて、当然ながら?ガラス越しでも「写真撮影厳禁!」です。監視の人も睨んでいて、行列の波に押されるように足速に外に出てしまいました。

 

  「ええっ、なんでちゃんと見られないの? もっと近くで感じたいよ~、世界遺産なんだからね」と怒り心頭です。「これではまるでしっかり見られるとまずいみたいじゃん」と思って、「ハッ!」としました。もしかして本当にそうなの?

 

  その後バスの車窓から見学した、世界遺産「慶州歴史遺産地区の大陵苑地区」(新羅王朝の古墳群)では「まるで公園の築山みたい。明日香~高取にある韓国系古墳といわれるものとはまったく違う雰囲気だなあ」と感じました。

 

  するとガイドさんは「これらの古墳はまだ発掘していない」と話すので、「なぜ古墳とわかったのですか?」と聞くと答えをあいまいにして「発掘は子孫へのプレゼントです」と説明しました。「えええっ!?なんでここだけ調べないの?」と疑問を持ったことも拍車をかけました。

 

  どうも気になる、ちょっと調べてみよう。日本に帰ってネット検索や本屋・図書館での文献調べをしてみました。まずはWikiです。誰が書いているか不明、正誤も未確認、などの問題はあるけれど、まあ言って見ればどんなネットサイトでもメディアでも文献でも、なにが正しいのかを決定するのは自分自身です。情報の入り口としてはとっても重宝しています。

 

  最も注目したのは「発見された当時の石窟庵」写真と現在の「如来像」写真の雰囲気が違うことです。ほぼ同じ大きさに印刷して重ね合わせてみると顔の長さ、腕のあたりや肩幅などが微妙に異なっています。

 

  発見された当時の写真の如来像の腕から下あたりは黒く消されている感じで違和感があり、光の加減などを考えると、どうも写真ではなく詳細イラストにも見えます。

※Wikiの写真をここにコピぺできないよ 

           ~~~明日に続く~~~

 

写真:いもり池周辺遊歩道には可憐な花がいっぱい

 

 

              写真:妙高を代表する「苗名滝」 その手前にも花の群生

           写真:落差55m、轟音から「地震滝」の異名も。

               水流で丸くえぐられた巨大岩壁に感嘆!   

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韓国の世界遺産第1号 石窟庵(ソックラム)

2015-08-15 14:43:52 | 韓国の世界遺産第1号 石窟庵(ソックラム

                         写真は前回の続き「山陰海岸ジオパークと丹後半島」

                         撮影日;2015/6/21~23

                        写真上:美しい丹後半島海岸線。小船に並ぶカモメたち

 

  今日は終戦記念日ですが、それにはふれないで自分自身のちょっと昔のお話をしたいと思います。それは今から10数年前、社会人入学した大学院で「メディアとジェンダー(バイアス)」に関するレポートを書いていたときのこと。

 

  内容的には、当時人気があった民放各社の「サスペンス系2時間ドラマ」、その予告編の調査をしました。ビデオを1コマ1コマ見て、「男女の表情・表現方法の違い」を分析し数値化するというものでした。ご想像できるように、統計的にも男女別の違いがくっきりと出る結果となりました。

 

  ところが動画をコマ毎に見ているときに突然、前後と脈絡なく「とても怖い形相をした男の顔」が出てきて、びっくり、ドキドキ!! あっ、もしかしてこれは例の「サブリミナル」じゃないの? 当然ながら現在ではNHK・民放とも放送基準法により「サブリミナル的表現方法を禁止」しています。

 

  ※サブリミナル効果というのは、たとえば視覚的にはっきりと認知できないような短時間の刺激(映像)でも、それが無意識下に残り行動や思考に影響を与える、というものです。 日本では1995年、TBSのオウム真理教関連番組において、教祖・麻原の顔等の画像が何度も挿入されていたことが問題となりました。

 

  考えてみれば、ジェンダーバイアスよりサブリミナル表現のほうがより問題かもしれないのに、「テーマが違う」と無視し、なかったことにしてしまいました。しかしこのことが後々「ノドにささったトゲのように」長く尾を引いています。ジャーナリストとしては最悪だ、サイテーだ~~。

 

  その時に抱いた疑問・問題点などをなぜそのときに処理、あるいは表現できなかったのかと反省すると、「(特に女は)余計なことを言うな」「トラブルに巻き込まれることは避けよ」「偉そうな態度は器量を下げる」などといった教育やしつけなのでしょうねえ・・・。これこそがまさにジェンダーバイアス(社会的性差)だわ。まあそのほうが無難で良いこともあるのですけどね。

 

  あれこれ言いましたが、つまりは「どうしても納得できない、この疑問をなんとかして欲しい」があるなら、きちんと表現するべきだと今は実感しているということです。たとえ確実な証拠がなくても「言おう♪今日はとことん言い明かそう~♪」、そして「あいよっこが黙ってない!」んだよ。TVを見すぎ?

 

  今日は長い前置きで終りそうですが、次回からは2013/4/6~9の「韓国桜ツアー」(以前のブログでは2013/5/8~2013/10/15「慰安婦問題を超えて」の最初に触れています)に行ったとき、楽しみにしていた観光場所のひとつ「石窟庵」で、とってもとってもがっかりしたことに関して書きます。

 

  実は同様のツアーは他にもあったのですが、韓国の大仏さま?と思える「石窟庵」は絶対に見たかったので、それが含まれているツアーを選んだのに・・・。

                                

 

        写真:浦嶋神社は浦嶋伝説の「浦嶋子(うらしまこ)」を祀る。

           「蓬山(とこよ)の庭」は竜宮城にある庭を再現した

          写真:これが伝説の亀?

              その他に室町時代から伝わる「玉手箱」もあるそう

                   写真:浦嶋神社の個性的な狛犬

          写真:浦嶋海岸にはおびただしいウミネコの軍団

              沖合いの聖地「冠島」にはオオミズナギドリの繁殖地があるので、

              「もしかして?」と期待したけど、どうやらウミネコみたい。

              海岸にいた男性に「それではあの沖に竜宮城があるのですね?」

              と聞いたけど「・・・・・・・さあ~?」             

 

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鳥にまつわるエトセトラ その2

2015-08-01 23:01:09 | 日記

                        写真撮影は2015/6/21~23

                        撮影場所は「山陰海岸ジオパーク・五色浜ほか」

                        写真上:なんだか外国の風景みたいでしょ?

  先日(2015/7/21)のTBS「ひるおび」で、気象予報士の森さんが「テルペンとブルーヘイズ(青いもや)」について解説されていました。

 

  どうやらテルペンという樹木の葉から出る物質が大気中の酸化物や紫外線などと反応して、多量の雨が降った後、山々が青く見える現象をブルーヘイズというそうです。そういえばコーヒー豆「ブルーマウンテン」は、このブルーヘイズによってジャマイカの山々が青く包まれることから名前がついたのです。

 

   え~~っもしかして?ととっさに思ってしまいました。前々回のブログで「キジバトが青く見える」と書いたけど、まさかその現象ではないよね?だって、「山々」ではないし、わずかな樹木だし・・・。

 

   そして前回の「つがいのキジバト」写真も青っぽいですが、これは実は近くにテラスの青い波板があり、その影響を受けている可能性があります。ですが「母子のキジバト」写真は方角も違うし距離もあるので影響はないと思うけど・・・。 

 

   ちなみにカメラの色調を調整するホワイトバランスはどちらも「太陽光」なので、自然に近いはず。実際にどうして青っぽいのか、はわからないですが、鳥類の羽根って複雑で多彩な色があるのは事実だから、青っぽく見える時もあるってことにしておこう・・・。

 

   さあてもう一度前回の「つがいのキジバト」写真にご注目! オスの胸から下は普段見ることのない「泡立つように白い羽毛」になっています。まさにこの瞬間って「総毛立つ瞬間!」いやいや「鳥肌立つ瞬間」なのかな~~?

 

   下にいるメスの羽根の色や形状との違いは歴然としています。これだけを見ても、オスはいつもと違う白っぽい感じに見えるでしょう。羽根の色の複雑さですね。

 

   話はちょっとそれますが、辞書で「総毛立つ」は「恐怖のために全身の毛が逆立つ」などの不快な状態で、「鳥肌が立つ」「身の毛がよだつ」などと同意義です。

 

   ところが近年若い年代中心に「鳥肌が立つ」を、ま逆の「強く感動する、快感を覚える」意味で使うことも増えてきました。「使い方が間違っている」という大人も居ますが、ことばは世につれ、世はことばに連れで、まさに「ことばは生きて」いますから・・・。

 

   まあしかし「恐怖と快感が紙一重、裏表」なのは「ジェットコースターやおばけ屋敷」などを例に出すまでもありません。つまり「総毛立つ」「鳥肌が立つ」にはあるいはもともと「強い快感」の意味があったかもしれません。あなたはどう思われます?

 

  今日もまたまた日記になりました。ところで今度は庭の反対側にまたキジバトさんが巣を造っているようす。近くの林・小山などもどんどん住宅地化しているから、キジバトさんも気の毒です。

                                                  

                 写真:「キャア~、でっかいヘビだ~!」すてきな流木。

                         写真:こちらはでっかいワニ!

               写真:荒波で磨かれた岩石がさまざまな色を放つ「五色浜」

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