2020/8/18~8/22 新潟県&福島県奥会津
「夢幻峡の渡し」川向うの集落はすでに50年前に廃村になったけれど、
観光の手漕ぎ渡し船が復活した。川霧が多く発生し幻想的な風景となる
10/7、2020年のノーベル化学賞が「ドイツのマックス・プランク感染生物学研究所、エマニュエル・シャルパンティエ所長(仏国籍)と、カリフォルニア大学バークレー校のジェニファー・ダウドナ教授(米国籍)に決まりました。どちらも「CRISPR-Cas9(クリスパー・キャスナイン)」を使ったゲノム編集の画期的な方法が評価されました。
前回のブログでゲノム編集について書いたところでもあり、「おおーっ!」って感じです。ノーベル賞確実、と言われていたものの、シャルパンティエ所長が論文を発表したのが2012年なので、かなり早い受賞ではないでしょうか。
また男性共同研究者なしの女性だけによる化学賞受賞も初めて、とのことで新しい流れを感じます。そしてシャルパンティエ所長の「私たちに続いて科学の道を歩もうとする若い女性たちにとって、今回の受賞が前向きなメッセージになることを願っています」も嬉しいですね。※NHK《おうちで学ぼうfor School》の「2020年ノーベル化学賞に『ゲノム編集』の研究者2人」がわかりやすい。
しかしバイオテクノロジーは現実世界の生物が対象なので、胎児に使われる研究例などもあり、その有用性・メリットの裏側にある危険性・デメリットについて早急な国際的な規制も必要ではないかと痛感します。今回の新型コロナウイルスに関しても、もしゲノム編集によるウイルスであったら、別の議論が必要となるかもしれません。
たとえばこの種のウイルスに「ワクチンや治療薬の効果は期待できるだろうか?」という疑問です。誰かに聞くこともできないでいたら、あるTV番組でK大学の研究者がワクチンに関して「…私はアレルギー体質でもありこのワクチンは打ちません。もし完成しても日本が購入したあと、大量のごみになるかもしれない」と言われていました。
「やっぱり?それはゲノム編集ウイルスに、ワクチンは効果がないってことかな?専門家の方々はひそかにそう思っているの?」と想像し、もし「大量ごみリスク」が高い場合は、購入も実施もどの選択が正しいのか難しくなりそう。
あいよっこの勝手な解釈なので、(炎上しないように)匿名にするつもりでしたが、ABEMA Primeで「コロナ収束を早く迎えるための“逆転の発想” 京大准教授・宮沢孝幸氏の「ウイルスの本質を踏まえた戦略」を話されたようです。そうです上記研究者は京大准教授・宮沢孝幸氏です。ちなみに宮沢氏はこの新型コロナウイルスを作ることができるそうです。
内容の一部は「…ワクチンができるコロナとできないコロナがあり、今回の新型コロナウイルスがどうなのかは決着が付いていない。しかし私はできにくいウイルスなのではないかと考えている。直感的には50%の人に効いて、30%の人には効かず、残り20%の人はむしろ悪化してしまうようなワクチンができるような気がしている。それを打つかどうかということについては、かなり厳しい政治的決断になる」との見方を示し、「やはり集団免疫に今のところ賭けるしかない」と説明されたようす。
どちらかというとワクチン効果には否定的なのでしょう。そもそも従来、ウイルス感染症に対するワクチンや治療薬はあまり効果がない、と言われてはいますが…。
ところで最近、日本でのコロナ死亡者が落ち着いていること、また経済の活性化へと進んでいることもあり、ワクチン・治療薬の進捗状況やその効果性についての情報が少なくなっています。すると10/17に(世界保健機構)WHOは「新型コロナウイルスの治療薬『レムデシビル』を含む4薬について、国際的な治験では、入院中の患者への効果が『ほとんどないか、全くなかった』と暫定的(中間)な研究結果」を発表しました。
残念なニュースに気持ちは下がる一方ですが、治療薬もなかなか難しいのかな、という思いも…。
*** 続く ***
廃村となった村にただ一軒のこる青い屋根の別荘
写真上:「夢幻峡の渡し」
2020/9/20 六甲高山植物園には行ったことがないので、「フォトセミナー」に参加しました。コンパクトな園には多くの種類の高山植物が咲いていて楽しめます。「この夏の長雨や猛暑で、各地の高山植物は咲き方が良くない」そうです。
写真上:虫たちがいっぱい。アケボノソウ
写真下:キイジョウロホトトギス
写真下:サギソウ 真正面から見ると
かぶりものを着て踊っているおっさん?