あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

犯罪の被害者や遺族にも理解や配慮を!

2009-11-29 13:27:08 | 日記

 メディアでは連日犯罪ニュースが報道されています。英国人女性・死体遺棄容疑で逮捕された市橋容疑者、東西で同時期に明らかになった2件の女性結婚詐欺事件、島根・広島両県で起きた猟奇性を呈している女子学生死体バラバラ事件・・・。視聴者の関心や好奇心に応えるかのような報道姿勢には、時に疑問を感じることもあります。<o:p></o:p>

 

 

写真:ウェルカムコンサートは奈良県警察音楽隊の演奏で。

 

 

そして市橋容疑者の事件と女子学生事件では、メディアで見る限り遺族の対応がかなり異なっている印象を受けます。社会の文化や民族性もあるのでしょうが、これまでの日本での被害者や遺族のありかた、というものを垣間見る気もします。<o:p></o:p>

 

 

いずれにしても犯罪事件が増えるたびに、被害者や遺族も当然ながら増えていき、それは決して他人事ではなく、私やあなたの身にもふりかかる可能性があることなのです。あいよっこは「なら犯罪被害者支援センター」ボランティアスタッフとして所属しているので、今回はそのニュースをお知らせします。<o:p></o:p>

 

 

写真:被害者への理解を訴える岡本さん

 

 

1125日(水)に<st1:MSNCTYST Address="大和郡山市" AddressList="29:奈良県大和郡山市;" w:st="on">大和郡山市</st1:MSNCTYST>のやまと郡山ホールで「平成21年度『犯罪被害者週間』国民のつどい・奈良大会」が開かれました。例年11/2512/1を「犯罪被害者週間」と定めて重点的に広報・啓発活動を行っているのです。<o:p></o:p>

 

 

 

今年は犯罪被害者であり、「全国犯罪被害者の会(あすの会)」会員でもある岡本真寿美さんが基調講演をされました。岡本さんは平成6年・22歳の時に、突然見知らぬ男からガソリンをかけられ火をつけられたため、全身の90%に及ぶ大やけどで生死をさまよいました。<o:p></o:p>

 

 

 

これは同僚女性の交際相手から誤解されたことだったのです。犯罪者からの身体的。精神的な辛さはもちろんのことですが、それと共に警察の対応や行政担当者からのしうち、また入院費をめぐる病院とのいざこざの中で、さらに辛い二次被害を受けた事を涙ながらに訴えました。<o:p></o:p>

 

 

写真:パネルディスカッションでは「途切れない支援のために」議論されました

 

「『あすの会』の存在を知り、話し合うなかで初めて自分の気持ちが楽になった」と岡本さんは最後に話しました。日本ではやっと犯罪被害者支援の必要性が認知されてきたところです。被害者にとって本当に必要な支援とはどんなものなのか、を考えました。<o:p></o:p>

 

 

 

みなさまにも「なら犯罪被害者支援センター」のことを知っていただき、会員になっていただければ嬉しいです。詳しいことは同センターのHP をご覧ください。そしてあいよっこがかかわっている同センターの会報「ハートニュース」も見てくださいね。

 

写真:会場ではパネル展なども。<o:p></o:p>

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出逢いを楽しみ、変わる人生

2009-11-22 13:21:28 | ボルネオ島とクアラルンプール

  いよいよマレーシア・ボルネオ島の旅も最終となりました。コタキナバルから日本に向かうマレーシア航空のコースは通常クアラルンプール経由なので、ついでにそこで「ちょっぴり観光」をしましょうというプランです。<o:p></o:p>

  

 

  クアラルンプール空港から市街地までは約50kmあるので、1時間以上バスで走ります。同じく中国系のとっても物知りな男性ガイドさんが、ひっきりなしに楽しいお話をしてくれます。おそらく優秀なガイドさんなのでしょう。<o:p></o:p>

 

 

 

写真:旧連邦事務局の軒下も単車と人でぎっしり!

 

 

   だけど車窓を打つ雨が次第に強くなってきました。スコールです。市内に入った頃はどしゃぶりで、とても下車して観光できる状態ではありません。窓からは、建物の軒先や高架橋の下などに、スキマもないくらいたくさんのオートバイ・バイク族が群れているのが見えます。「なんじゃこりゃ!」 ガイドさんから「雨宿りをしている」と説明されて、「な~んだ」と納得です。これほど多くの単車が走っているのね!<o:p></o:p>

 

 

 写真右:クアラルンプールで一番賑やかな交差点ではポリスの交通整理が。上を走るのはモノレール。

 

 

  夕食は街のシンボル「ペトロナスツインタワー」が間近に見えるレストランで中華料理です。大きくて活気があり、たしかにボルネオ島より美味しかったです。青白く輝くツインタワーは、日本と韓国企業が各1棟を競い合って建築したものです。双子タワーは高さ452mで88階建てで高くそびえていますが、残念ながら展望台などはないので下から見上げるのみ。<o:p></o:p>

 

 

   今回の旅でひとり参加だったのは、あいよっこと同年代(?)の女性、60代の男性の3人でした。女性のUさんとは乗り物などでご一緒したので、よくお話ししました。ダイビングが趣味のUさんは世界各国で潜っているのですが、ここボルネオ島の「世界でも有数のダイビングスポット・シパダン島」にはすでに数回も来ているとか。反面コタキナバルなどの観光ツアーはこれが初めてなのだそうです。<o:p></o:p>

 

 

 写真:レストランに入る頃。夕焼けを背にしたツインタワー。

 

 

  シパダン島がなぜ世界中のダイバーを魅了するのかというと、ここだけでしか見られない特殊な地形「豊かなサンゴ礁と急峻なドロップオフ(約600mの切り立った崖のようになっている)」があるからです。そのため潜る深さに従って、たくさんの種類の魚たちやさんご礁などの景観・生態系が変化するのです。 さらにウミガメの保護区でもあり、出会う機会も多いのです。だけど現在は数年前起きたフィリッピン海賊による誘拐事件や資源保護からも、シパダン島での宿泊は禁止されています。<o:p></o:p>

 

 

  「ダイビングに出かけるときはいつも、飛行機の重量制限を睨みながらの重装備だし、お金も日数もかなり必要です」と苦労もあるのですが、「荷物が重くても、楽しくてやめられない」と小柄なUさんはその魅力を語りました。<o:p></o:p>

 

 

 

 旅に、特に海外旅行に出ると、活動的に旅を楽しんでいる個性的な人々との出会いがあります。そうした人たちのお話は面白く、新鮮な驚きに満ちています。今回のボルネオ島の旅で強く感じたことは、これからも旅を通じてたくさんの出会いを求めていきたいということです。人との出逢いでいろいろな事が始まり、自分の人生も変わっていくのですから。

<o:p></o:p> 

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写真右:タワーを見ながらにぎわう中華レストラン

 

 

 

『ボルネオ島とクアラルンプールの旅』を終わります。おつきあいくださってありがとうございます。<o:p></o:p>

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マレーシアの女性トイレ事情

2009-11-12 21:07:06 | ボルネオ島とクアラルンプール

  日本ではニュースになるくらい珍しいのが、有料トイレです。有名な東京秋葉原にある「オアシス@akiba」をネットで調べると、広くて清潔な上に、PCやパンフレットなどが揃った「情報コーナー」などもあり、ゆっくりと過ごすことができるようです。ここの料金100円が現在のところ最高なのでしょう。<o:p></o:p>

   

 

  今では公園や街外れの小さな公共トイレでもきれいに掃除されていて、あらためて「日本人の清潔好き」を感じますが、予備知識なしで入った外国のトイレにびっくりすることもあるのです。<o:p></o:p>

 

 

  写真:ホテルの朝食。シェフが焼いてくれるオムレツがベスト。

 

 

  マレーシアのトイレは、一般的に料金20㌣(0.2RM5円)が必要です。もちろん空港はじめ、観光業者と提携しているレストラン・おみやげ物店などは無料ですよ。そして「日本では無料でもトイレはきれい」だけど、マレーシアでは「有料でもきれいではなく、使いにくい」のが実情です。<o:p></o:p>

 

 

写真:2日目の夕食は民族舞踊を見ながらスチームポートを。

 

 

  「女性トイレ事情」を書くこと、報告することには、実はかなり躊躇しています。でも「ええっ?どうしたのだろう?」「へえ、ところ変われば事情変わるものだなあ」と思ったことは伝えたくてたまらないあいよっこ。少々尾籠(びろう:わいせつであったり不潔であったりして、人前で口にするのが失礼なこと)なお話になってしまうことをお許しください。その上写真がな~んと「お食事写真」になってしまいました。<o:p></o:p>

 

 

写真:KKからクアラルンプールまでの機内食は断食の人が持ち帰れるように紙パックに詰めてあります。

 

  

 さて、トイレに入ってまず気になるのは、床がビショビショに濡れていることです。最初は「お掃除したばかりなんだろう」と気に留めないのですが、どこに入っても濡れ濡れ状態で、場所によっては靴のかかとで歩くありさま。どうやら備え付けてあるシャワー口付きの水道ホースが原因のようです。ホースがないところではバケツに水とひしゃくが入っています。<o:p></o:p>

 

 

  ガイドさんの説明で納得しました。「ムスリム(イスラム教徒)は紙を使ってはいけないので、水で流す」のだそうです。そして女性の長い洋服(ブルカやチャードリー)の下着、つまりパンティはつけないのが原則だそう。現代ではパンツスタイルの人も多く、変化しているのでしょうが・・・。

 

 

 写真:リバークルーズでは夕焼けが美しかった。

 

 

足元まであるヒラヒラの長い洋服に、紙を使わない・・・!「いったいどんな風に処理を?服は濡れないの?」想像も混乱気味ですが、ホースの水勢は強く、あちこち濡れるのは避けようがないとも思えます。

 

 

さらにびっくりしたのが「オナラの音」。あちらでもこちらでも、なにはばかることもなく思いっきり!という音なのです。一度などは隣にタッタッタッ、バタン!と入って来て、いきなりなにかを吐き出している大声(?)も。これは「気分が悪くなった様子」では決してなく、断食月だったことを考えると、つい食べてしまったので吐き出したのかもしれません。(と妄想)トイレの内と外で、大声で長話をしている場面もありました。<o:p></o:p>

 

 

 写真:一番大きくて新しいデパート「センターポイント」前にある日本企業。

 

 

  日本の公共トイレでは、たとえ個室であっても「音を出す時は、なにげに遠慮しながら」というカンジです。これって日本の文化だったのね。あるいはマレーシアでは、生理的なことに対しては「なにも遠慮する必要はない」という意識なのかもしれません。ともかくも、ふだん布で全身を覆い、静かな雰囲気があるだけに、トイレの中でのギャップが大きかったです。<o:p></o:p>

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一夫多妻はエッチ?

2009-11-01 22:20:09 | ボルネオ島とクアラルンプール

「今日のドライバーはちょっとエッチなんですよ~」とガイドのコニーさんがオプショナルツアーの最初に言いました。これまで2日間の運転手さんは、たしかに無口、無愛想、無反応という感じだったのですが、3日目はエネルギッシュな雰囲気が漂っています。<o:p></o:p>

 

 

写真:KKで一番大きくて新しい「センターポイント」。多くの若者が集う。

 

 

前に書いたように今は断食月。日中は水はもちろん、つばを飲むことも許されないので、しゃべると喉が渇きます。無愛想というより生理的な要因もあるかと思いますが・・・。<o:p></o:p>

 

 

 

コニーさんの話しは続きます。「現在ではイスラム世界でも一夫多妻は珍しくなり、ほとんど妻は1人です。最初のドライバーも真面目なので(?)1人です。でも今日の○○さんはなんと3人ですよ!エッチでしょう」<o:p></o:p>

 

 

写真:断食だから?昼間から玉突き。

 

 

そして「今日のドライバーは、断食もしていない」(あるいは部分的に断食だったかな?)と言います。「え~っ、断食なしで妻は3人、そんないいとこどりができるのお?」とあいよっこの独り言。どんな法典でどんな理屈でそうできるのかはわかりませんが、たしかに妻3人とこどもたちを養っていくためには、断食をしていては身が持たないでしょう。<o:p></o:p>

 

 

イスラム世界では妻を娶(めと)るには多額のお金(昔は水牛)が必要なうえに、結婚後はそれぞれの妻を平等に扱う義務があります。多妻生活には資力・経済力、精神力、(もちろん精力も)が必要なのです。現在では新しく結婚するときには、すべての妻の同意のもと許可されるので、関係性が良好なことも大切です。<o:p></o:p>

 

 

写真:ホテル近くの有名屋台「セドコ」も昼間はガラガラ。6時過ぎると戦争に。

 

 

世の男性たちは「一夫多妻」に憧れ・羨望をもつようです。でもこれって、もし男女同数だったら、「あぶれる男性が多くなる制度」ですよね? 「強いオスがたくさんの子孫を残す」のは、遺伝的には理に適っているのでしょう。<o:p></o:p>

 

 

 

 コニーさんはイスラム教を簡単に言うと次の5つです、と説明しました。<o:p></o:p>

1、15回メッカに向かってお祈りをする<o:p></o:p>

2、断食月(ラマダン)がある。ただし12歳以下、高齢者、妊娠中、病気の人は除外。<o:p></o:p>

3、寄付をする<o:p></o:p>

4、神さまはアッラーだけの一神教<o:p></o:p>

5、ラマダンが明けた921日のお正月には、まずお墓参りをする<o:p></o:p>

 

 

写真右:セドコを取り囲んでいる水槽。大きなイセエビ(みたい)20RM、あわび10RM・・・。うそお!

 

 

 

さらに「ホテルに帰ったら必ず天井を見て、1回でもいいからお祈りしてね」と言いました。

 

<o:p></o:p> 

ホテルに帰って早速点検。ありました、天井の隅に矢印!

(写真左)これが「キブラ」というメッカのカーバ神殿の方角です。15回、この方角にひざまずくのです。実際たいへんだなあ。<o:p></o:p>

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