今年の桜は近年になく良かったね!
写真上:撮影日:2014/4/1 撮影場所:奈良県御所市船宿寺(せんしゅくじ)
日本経済では長い間「デフレからの脱却」が懸案でした。アベノミクスの「金融緩和・インフレターゲット設定」などが現在効果を出しているのは、「売り上げが増えて、ものの値段も上がっている」ということなのでしょうね。ただ増税前の駆け込み需要に終らないことを期待します。
だけどネット・ショッピングをしていると、以前から報道されるほど日常生活品・食料品などの需要が低く、売れ行きが悪いとは思えませんでした。そして1円きざみの低価格競争があると、「モノの値段が上がりにくいのも当然かな~」というのがお茶の間経済家の感想なのです。
写真左:花の寺とも呼ばれる船宿寺
確かにモノの値段にも格差が生まれ、たとえば職人の匠の技の製品とか高級ブランド品といった高価格製品と、ネットの世界で繰り広げられている「低価格追求競争」の両極端になってきた実態はあります。
近年ネットショップ関係の人たちの羽振りの良さ?を見るにつけ、結局のところ「デパート・スーパーなどの売り上げが減った分、ネットショップの売り上げが伸びている」と思えてなりません。
にもかかわらずそれほど税収が増えないということは・・・? 実はネット世界のショーバイって、当たれば莫大な利益を獲得できるようなのに、反面まだまだ脱税(節税?) なんかが多いんじゃないの? もしかしてだけど・・・。
写真右:仏像さまもお花見を楽しんでいます。
写真:「願わくば花の下で眠りたい」想いが叶えられて幸せかな?
またネット・ショッピングでは、値上げ傾向の送料が(多くの商品において)無料に設定できるのは、あたりまえながら中間マージン省略と人件費の節約によるのでしょう。業種・業者の種類の入れ替えや衰退が激しくなるのも当然ですし、システムが未熟なので、IT技術やネット情報に長けた人たちが有利なのはいうまでもありません。
いずれにしても流通や販売の大きな潮流が変わりつつあるのは確かです。この流れにどう沿っていくのか、そのなかでうまく泳ぐことができるのか、という問題が、個人にも政府にも肝心なことになっているのです。
そのなかで政府・税務関係機関に期待するのは「取り易いところから取るだけしかできん」という安易な消費税増税だけではなく、「わかりにくいところ、見えにくいところ、巧妙な手口などに対応すること、しっかりとしたシステムをつくり、きっちりと収税能力を高めて欲しい」ということなのです。それこそが納税者を納得させることです。
***明日(たぶん)に続く***
写真:船宿寺にはつばきもたくさん。またつつじも有名だよ。