第3210回で太陽電池メーカーは補助金が復活するまで業務用に力を入れて生き残りを計るが、住宅用の販売会社はそれまで生き残ることができるのだろうかと心配しました。
ところがその後も数量ベースで伸びても金額ベースは減るだろうとの予測をした記事がありました。
Tech-On!より 2008/07/03
市場調査を手掛ける富士経済は,エネルギー関連システムの国内市場に関する調査結果を発表した。これによれば,太陽電池システムの国内市場は今後,縮小する見通しという。2007年度(2007年4月~2008年3月)の太陽電池システム関連の国内売上高は1487億円,これに対して2016年度は1143億円になると予測した。
原料にシリコンを使わない,もしくは使用量を抑えた太陽電池の市場が拡大しており,システムの平均価格が下がる傾向にあること,住宅向け需要が伸びず価格競争が激化していることから,金額ベースでは市場が縮小すると富士経済はみている。なお,有機物系の太陽電池に限れば,2016年度の国内売上高は2008年度の約2.4倍となる55億円になる見込み。こうした非シリコン系の伸びが期待できることから,数量ベースでは横バイと予測する。
これは第3201回の補助金復活の話が出る前の予測なのじゃないでしょうか。この補助金が復活して本当に単価が半分になれば数量の伸びは2倍程度で収まるはずはないでしょう。
それともこの予測は経産省の補助金や単価なんか期待できないと見切っているのでしょうか。確かに、期待するのは甘いかもしれません。
果たして、どちらに動くでしょうか。
ある意味、楽しみです!