中山恭子さんが、18日の予算委員会で日韓合 意について、素晴らしい質問をしてくれたことを、 23 日(土)、第 203回の「【河野談話より悪質】外交的勝利?」で取り上げました。
何と、今度は19日に、18日、第 578回の「民 主議員『拉致を政治利用したのか』との質問」で取り上げた、あの民主党のバカ質問に対しても、素晴らしい反 論をしてくれています。
やはり、中山恭子さんの方が安倍さんより、余程、腹が座っていますね。安倍さんの代わりに総理をやって貰いたいもの ですが、こればっかりは、行き過ぎた民主主義の弊害でもあるのでしょうか、不可能ですね。
本当に、残念なことです。それでも、今度の選挙で「日本のこころを大切にする党」の大躍進を実現すれば、日本再生の 大きな力になることは間違いないですね。
安倍さんも、前回の衆議院選挙で、次世代の党の壊滅を齎した責任を取るためにも、今度の選挙は衆参同時選挙をやるべ きしょう。お願いします。
産経新聞が、この質問を詳しく書いてくれています。
産経ニュースより 2016.1.19
【参院予算委詳報】 安 倍首相と「日本のこころ」党の中山恭子氏、北朝鮮の工作活動を批判 「蓮池薫さん兄は、ある意味で拉致問題被害者」 「北の工作に乗ってはならない」
19日に行われた参院予算委で、日本のこころを大切にする党の中山恭子代表が安倍晋三首相に対して行った、北朝鮮に よる拉致問題などに関する質疑の主なやり取りは以下の通り。
【慰安婦問題】
中山氏「昨日、総理から慰安婦に関する日韓共同記者発表における当時の軍の関与の下にとは、軍が関与したのは慰安婦 狩りなど強制連行や性奴隷化などで はなく、慰安所の設置、健康管理、および衛生管理と移送についてのみであるとのご答弁頂きましたことは、いま特段の反応 があるわけではありませんが、もち ろん日本としてこの点をしっかりと明示していく必要がありますが、将来日本の子供たちを救う礎になるであろうと考え、改 めて感謝申し上げます」
【拉致問題】
中山「さて、北朝鮮による拉致問題でございますが、北朝鮮は先日の核実験に見られますように相当切羽詰まった状況に あると考えています。拉致被害者救 出にあたっては金正恩第1書記に直接接することのできるグループと交渉することが鍵を握ることになると考えています。外 交部とのルートが動いている限り、 北朝鮮側から新たな交渉のための動きは出てきません。官邸主導の下で拉致被害者救出に集中して交渉を進めていただきたい と思います。総理のご決意を伺いま す」
首相「拉致問題の解決は安倍政権の最重要課題でございます。すべての拉致被害者の生還をめざして全力を傾けていく決 意でございます。同時に先般北朝鮮 が核実験を強行いたしました。この核実験に対しましては、日本は安保理非常任理事国の一員として安保理においてしっかり と対応していきたい、決議を導いて いきたいと考えておりますし、同時にわが国独自の制裁について、さらに強化をしていく考えでございまず。しかし、拉致問 題の解決に向けてはですね、こうし た圧力をかけていくと同時にですね、われわれは対話も求めていきたいと、こう考えているところでございます」
中山氏「ぜひ今年、ある意味ではチャンスといえるかもしれませんので、被害者救出に集中した作業を進めていただきた いと思っております。拉致被害者の 救出は政府のみならず、国として国民を守れるかどうかの問題であります。国会でも超党派で政府を応援し、後押ししている 問題でございます。蓮池透さんの本 につきまして、これは私は国会で取り上げる問題ではないと考えておりましたが、先日衆議院予算委員会でこの本に関連し、 総理に対し、事実確認もしないまま 総理の名誉を傷つける発言がございました。この本については事実と異なることがたくさん書かれております。違っている箇 所を指摘し、抗議をしようか、との 意見もございました。抗議するかどうか、被害者家族の方々や救う会とも相談しましたが、この本は北朝鮮のある種の工作活 動の一環であるとの考えから、まと もに取り上げるものではないので、無視することと致しました。緒方(林太郎)議員が取り上げた安倍、中山両氏は弟たちを 一度たりとも止めようとはしなかっ たといった部分につきまして、当時の安倍官房副長官の部屋で関係省庁のメンバーで開かれていた会議を思い出しました。帰 してはならないとの主張に対し、中 山参与は5人の中に北朝鮮に帰りたいという人がいたら、ヒモで縛り付けてでも日本にとどめる、とどめよ、というのかと いった議論もございました。そのよう ななか、5人を国家の意志で日本にとどめると決断してくださったのが、当時の安倍官房副長官でした。どれほどにうれし かったことでしょう。このようなこ と、話し出せばきりがありません。今はその時期ではないと考えております。透さんはご自身では気付かれてはいないかもし れませんが、工作関係者に利用され ていると考えています。ある意味では透さんも拉致問題の被害者といえるかもしれません。当時も北朝鮮側から安倍、中山、 齋木が日本の3悪人と指名されてお りました。今回は安倍、中山、横田を3悪人としたいようでございます。思ったように利益が得られなくなると、このような 工作活動が動き出します。日本国内 に工作活動をする動きが日常的にあることを、日本の人々が知っていることが大切です。特に国会議員がそのような動きに乗 せられてしまうことはあってはなり ません。総理のご見解を伺います」
首相「当時の議論としてはですね、いわば5人の被害者については、再び北朝鮮に戻すべきだとの論調は強くマスコミ等 にもあったわけでございます。私と 中山参与とで、それぞれ拉致被害者ご本人との接触の中においてですね、最終的に日本にとどまる意志を確認したのでござい ますが、その際ですね、5人の意志 でとどまるということではなくて、国家の意志として残す、ということを外に出そうと。そうしなければ、5人の被害者の 方々のご家族に累が及ぶ懸念がある と、そう判断し、われわれは国家の意志として、表に出していく。これは政府でもずいぶん議論があったところでございます が、そう決定したところでございま す。それは中山参与の強いご意見でもあった。しかし当時はですね、個人の考え方を国家が超えていいのかという批判をわれ われずいぶん受けた。ここで大切な ことは、北朝鮮は国論を二分しようとさまざまな工作をするわけでございます。それに乗ってはならないだろうと、こう思う わけでございます。当該の本も拉致 被害者のご両親から、この本についてしっかりと批判をしたいという相談をうけたことがございましたが、しかし、被害者の 家族の方々の中で分裂しているかの 印象を与えるのはよくないと、それはやめといた方がよいのではないかと、申し上げたわけでございまして、そういうことを しっかりと認識した上で議論すべき ではないか。いずれに致しましても、声を1つにして北朝鮮に被害者を帰せと日本は強く要求していく必要があると、こう考 えております」
中山氏「明快なお答え頂きまして、ありがとうございます。私ども超党派で動いていく必要がございます。ことしぜひ被 害者全員が帰国できますように、私どもも一緒になって活動させていただきたいと思います。ありがとうございました」