カザフスタンの暴動の闇は深いようです。一体、何が真実なのかは分からないようです。
ここにも独裁の闇が潜んでいるようです。宮崎さんが詳しく取り上げてくれています。
中露が喧嘩別れになってChinaの消滅ついでにロシアも崩壊してくれれば世界は静になるのかも。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022)1月13日(木曜日)
通巻7185号
カザフスタンのカリム・マシモフ情報治安トップ(元首相)を逮捕
暴動の背後にあって「裏切り」、中国と強固な絆
164名の死者を出して5000名が拘束されたカザフスタン暴動。
ロシアから治安部隊が投入され、騒ぎは沈静化した。中国の習近平主席は、治安回復の強硬路線を支持するとした。
この暴動の背後に何があったのか?
1月12日、トカエフ大統領は治安と情報工作のトップであり「元首相のカリム・マシモフを拘束した。暴動は訓練された工作 員が仕掛けた。国家反逆罪の容疑だ」と発表した。逮捕から三日後だった。
このニュースは衝撃的である。あたかも暴動の背後に、治安の責任者がいて外国とグルになっていたと示唆しているからだ。
マシモフはソ連時代から貿易実務に長け、USSRとなった1991年に中国へ通商、貿易ミッションが派遣されたときの顧問 格。以後、通商・貿易・運輸交渉で主要な役割を果たし、北京外国語大学、武漢大学で中国語をマスターし、この時期に「ハリク 銀行」を立ち上げた。カザフスタンの運輸大臣時代には鉄道を中国から欧州へ繋ぐ路線強化で交渉の中心にいた。
カザフスタンの金融を担うハリク銀行は、カザフスタン最大の銀行で、ナゼルバエフ前大統領の娘と息子が経営している。国民 からは疑惑の目でみられていた。
また中国とのSCO(上海協力機構)に署名し、テロリズム対策の責任者となって情報治安部門を統括する一方で、中国主導の 一帯一路プロジェクト推進では中心人物だったとされる。
たびたびの訪中では李克強首相とも仲が深いと言われた。
マシモフは2001年から副首相、2007年─12年、2014年─16年と二回、首相を務め、ナゼルバエフ前大統領に次 ぐナンバーツーの地位にあった。カザフスタンの権力抗争がからみ、政治の主導権争いから邪魔者が除かれたのだろうと推察され る。
とはいえ、真相は薮の中、暴動直後の対応とみていると、ロシアと中国は何か別の情報を握っているのだろう。
Haranoさんも取り上げてくれています。オリンピックもどうなるのやら。
それにしても、こんな状況でもオリンピックに参加したいのでしょうか。もしかしたら、もう帰れないなんてことも有りそうです。
参加するのなら何があっても自分の責任でお願いしたいものです。