、これは本訓その二の「第八 名を惜しむ」に出てくる言葉です。
そこには、次のように書かれています。
「恥を知る者は強い。
常に、親兄弟や祖先の面目を思い、
ますます奮励して、その期待に答えなさい。
生きて虜囚の辱を受けず、
死して罪禍の汚名を残すことなかれ」
つまり、親兄弟に顔向けできないような恥ずかしい振る舞いはするな、ということです。
そしてこのことは、昨日ご紹介した「戦陣訓」の「4:軍人は信義を重んずべし」を受けています。
「戦陣訓」には次のようにありました。
「軍人は、
信義がなくては一日でも
兵士の仲間の中に入っていることは難しいものです。
信とは自分が言ったことを実行し、
義とは自分の務めを尽くすことをいいます。
信義を尽くそうと思うならば、
はじめよりそのことを出来るかどうか
細かいところまで考えなければなりません。
出来るか出来ないかはっきりしないことをうっかり承知して、
つまらない関係を結び、
後になって信義を立てようとすれば、
途方に暮れ、身の置きどころに苦しむことになります。
悔いても手遅れです。
はじめによくよく正しいか正しくないかをわきまえ、
善し悪しを考え、
その約束は結局無理だと分かり、
その義理はとても守れないと悟ったら、
速やかに約束を思いとどまるべきです。」
この文脈のもとに、
「恥を知り、親兄弟や祖先の面目を思い、
その期待に答えるよう努力し、
生きて虜囚の辱を受けず、
死して罪禍の汚名を残すことなかれ」
と説いているのです。
左翼は、これをまるで「とんでもないこと」のように宣伝しましたが、世界的に見ても、すくなくとも非常識な破壊活動ばかりに 精を出す左翼よりは、よほど立派な心構えだと思います。
「戦陣訓」は、人生という戦いを勝ち抜く知恵でもあろうかと思います。
ですから経営者の方や会社にお勤めの方であれば、「軍」を「我が社」に、「軍人」を「当社社員」と読み替えて読んでみてくだ さい。
学校関係者であれば、「軍」を「本校」、「軍人」を「本校生徒」と読み替えながら読んでみてください。
きっと何かを感じられることと思います
たとえば戦陣訓には、「戦場においては勇怯の差なんてのは、小さなものにすぎない」と書かれています。
勇気ある者、怯えがちな者の違いなんて、戦場では関係ないというのです。
それよりも大切なことは、「責任感」と説かれています。
「責任を重んずる者こそが、戦場ではもっとも勇気ある者となる」のです。
また「戦陣訓」には、知識や謀ごとなどよりも、実行力が大事と説かれています。
そして、その実行に際しては、道義を重んじることによつて、個人を美しくし全軍の戦力を至大ならしめる、と説いています。
わかりやすさを優先するために、先に現代語訳を掲載し、下に原文を掲載します。・・・以下略
やはり基本は教育です。その教育がここまで劣化しているのを放置している日本政府・自民党には日本を再生しようという意志が無いことは明かです。
やはり、日本人が目を覚まし、国の為に働く国会議員を選らぶしかない。