団塊の世代のつぶやき

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熱を利用したい

2014年07月27日 | エネルギー 環境

  第 4123回の「一体型パネル」などで何度も書いてきたように太陽光発電と太陽風呂を組み合わせたものが未だ にできないのが不思議で仕方ありません。
  ところが、久しぶりに面白そうな記事がありました。太陽光発電システムの改善21プロジェクトというのの中にありま した。私が思ってたような簡単なも のではなく、コスト的にどうかなとも思いますが、それでも、熱と光の両方を利用するというシステムには興味があります。   

  スマートジャパ ンより  20140718

  太 陽光を改善する「21の 方法」、長寿命化や熱利用 (1/3)

  新エネル ギー・産業技術総合開発機構(NEDO20147月、 太陽光発電システムの改善に役立つ21のプロジェクトを開始すると発表した。システ ムの寿命を延ばす、太陽熱を電力と併せて利用する、リサイクルを効率化するなどの取り組みだ。太陽電池の変換効率向 上や製造コスト低減ではなく、システム全体の効率、コストに着眼した。  [畑 陽一郎,スマートジャパン]

   新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は20147月、 太陽光発電システムの改善に役立つ21のプロジェクトを開始すると発表した。固定価 格買取制度(FIT) の導入や世界的な部材コスト低減の流れを受けて、「太陽光発電の大量導入社会を支える」必要が次第に高まってきたこ とに対する取り組みだ。太陽光発電シス テムのうち、寿命が最も短いパワーコンディショナーの改善や太陽熱の同時利用の他、システムを廃棄せず、リサイクル するための技術開発などを進める。

  21のプロジェクトは大 きく3に分かれている。先ほど挙げた3つ の例、「寿命」「熱」「リサイクル」はそれぞれ、「太陽光発電システム効率向上・維持管理技術開発プロジェクト」 「太陽光発電多用途化実証プロジェクト」「太陽光発電リサイクル技術開発プロジェクト」に対応している*1)。 以下では21のプロジェクトの内容を紹介する。…中略

  熱 を利用したい

  太陽光発電高付加価値化技術開発事業は熱の利用を図るプロジェクト3つ とそれ以外の3つに分かれる。太陽熱だけを利用する製品は 「ソーラーシステム」として市場に出回っている。太陽エネルギーの利用方法として、太陽熱利用は優れている。なぜな ら、電力は汎用性があるエネルギー形態だが、熱の方が需要は大きいからだ(関連記事)。以下の3つ のプロジェクトは電気と熱の両方を得ることが目的だ。

  カネカの 「熱電ハイブリッド集光システム技術の開発」は太陽光で熱くなった太陽電池の熱を利用する。雨どいのような形をした 集光ミラー(図2)で光を集め、太陽熱で温水を作る(図3)。 ポイントは集光の倍率を低くとどめることだ。高倍率を狙うと太陽電池自体の開発が必要になってしまう。低倍率のま ま、太陽を1軸で追いかけて発電効率を高める。冷却水で太陽 電池を冷やすことでも発電効率が上がる。

 

  SolarFlameも 集光技術を使い、発電と温水製造を狙う。「集光型太陽光発電/太陽熱温度成層型貯湯槽コジェネレーションシステムの 開発」だ。集光システムを軽くし、太陽電池には高効率なものを使う。複数の温度の温水を1つ の貯湯層に自然に貯める太陽熱温度成層型貯湯槽を採用することが特徴。

  日 清紡メカトロニクスも電気と熱を得る。ただし、集光はしない。太陽電池モジュールの裏側をガラスで仕切 り、そこで温水を製造する「太陽熱・光ハイブリッド太陽電池モジュールの開発」を進める。

  
  カネカSolarFlameの は集光式ということはコストに問題がありそうです。日 清紡メカトロニクスは太陽電池モジュールの製造装置の会社だそうですから、何となく可能性がありそうなきが します。

  ところが、どの企業のHPを見ても余り情報は無いようで、詳細は分かりませんでした。まだまだ、私の期待する、安価 で性能の良い、光と熱の共用装置の出現は遠そうです。
  私が思いつくような単純な装置には企業として余り面白味がないのかもしれません。太陽風呂と発電のお世話になってい る身としては一番効率が良いとおもうのですが何かネックなのでしょう。

  シンプルイズベストだと思 うのですが!


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