Chinaでの日本人襲撃が問題になっていますが、台湾人はもっと悲惨な目にあっているようです。
日本異常に平和ボケなのでしょうか。
宮崎さんが取り上げてくれています。流石の平和ボケ日本企業も撤退が増えているようですが、まだまだ危機感は足りないようです。
それも、Chinaの下僕の国会議員がうようよしているからなのかも。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和六年(2024年)10月12日(土曜日)弐
通巻第8456号
高給で釣る闇バイトは日本だけではない
台湾の若者70名以上が中国対立で『蒸発』している
台湾で相当数の台湾人が中国で『蒸発』している。
鵬海精密工業の従業員4人が「背任」容疑で鄭州で拘束されている事実を10月10日、ロイターが報じた。
鄭州にはアップルのスマホ「iPhone」の大きな組立工場がある。鵬海精密(ファックスコム)は一時、中国で百万人を雇用していた。アップルが中国リスク軽減のため、ベトナム、インドへ分散し始めたため鵬海も工場分散の動きを見せていた。
この趨勢が従業員行方不明の背景にある。
台湾大陸委員会は「非常に奇妙な状況である。中国安全保障当局者が汚職や権力乱用に関連している可能性がある」賭している。
日本企業もアステラス製薬幹部が理由開示もないまま長期にわたって拘束されている。台湾企業の場合、とくに多いのが撤退寸前に幹部が拘束され、あるいは「出国停止」となる。
ところが別の動きがある。
台湾当局によれば、現在までに台湾人多数が中国へ行ったまま所在不明になっており、そのなかに台湾人旅行者が23年1月から24年9月までに累計で77人の行方不明となり、いまも40人以上と連絡が取れていない。
台湾の海峡交流基金によると30件以上のケースでは、連絡がついた台湾人の殆どが詐欺に関与していた。
同基金は「中国に渡航する若者の就職リスクについて、大陸内でも失業率は高くなっており、(いまさら)台湾人に高給の仕事があるとは考えられない」とした。
つまり高給で釣って闇バイト、詐欺の電話、メール要員として欺されて大陸へ渡るのだ。
日本人が欺されて詐欺加害者に巻き込まれる『被害者』が目立つように、言葉が通じる彼らのほうが便利に遣えるというわけだろう。
これら中国人詐欺集団はカンボジアからミャンマーへ拠点を移して詐欺の勧誘をしていたが、ミャンマーで大々的な手入れがあり、夏頃からインドネシアへ活動拠点を移動した。
台湾当局は「友人や知人、見知らぬ人などが中国で「非常に儲かる」仕事の機会を宣伝してきた場合、台湾人は警戒すべきだ。騙されて中国へ行く台湾の若者 は、違法行為を強いられる可能性が高い。中国は法治国家ではないため、詐欺などの罪で逮捕され起訴されると、公正な裁判を受けられないばかりか、いきなり 投獄される可能性がある。安全上のリスクを認識する必要があり、必要がない限り中国、香港、マカオへの訪問を避けるべきだ」と警告している。
やはり、Chinaは恐ろしい国です。未だに従業員を送り込んでいる経営者は殺人者でしょう。その自覚はないのでしょうか。
金に目が眩むと何も見えなくなるのでしょうか。哀れですね。