7 日、第5971回の「ジャカルタ高速鉄道、工事“出発進行”できず」で、インドネシアが、計画が頓挫した場合、国家財政による救済はないことへの承諾も求めたということで、どうなるかなと思ってたら、早くも、中国側からとんでもない要求が来ているようです。
流石、恥知らずの中国だけのことはあります。インドネシアもいい加減懲りても良さそうなものですが、果たして、どうなることやら。
グローバルニュースアジア -Global News Asia-より 2016年2月5日(金)
中国がインドネシアの政府保証を求めるー高速鉄道計画
2016年2月4日、現地メディアによると、高速鉄道計画の中国案採用を積極的に勧めた国営企業大臣は「中国側がインドネシア政府の保証 を求めている」と明言し激震が走った。中国案を採用した理由は『中国は、インドネシア政府の債務保証を一切求めないこと』だったからだ。
しかし、大統領令(2016年第3号)には「政府保証を行う」と明記されていた。この問題について国営企業大臣は、法律面だけで事業資金の事ではないと苦しい言い訳をしているが、批判の的になっている。
インドネシアの高速鉄道計画は、政権内部で混乱の原因になっている。1月21日の高速鉄道の起工式に担当の国土交通大臣が欠席したことから、注目を集め露見した。
国土交通大臣は「私は高速鉄道の認可についての手続きをするだけで、この計画が正しいのか、必要なのか、採算性はあるのかについては国営企業大臣に聞いてほしいと」と話しを濁している。
以前から国土交通大臣は、日本案を高く評価しており、中国案の採用が決まった時に「国土交通省は、高速鉄道の認可についての手続きをするだけで、計画について責任は持てない」と不安を示していた。
国土交通大臣の不安は的中しており、許可申請の書類も中国語で提出するなど、中国側の対応は杜撰だ。従来、提出書類の言語はインドネシア語だけだったが最近は英語での提出が認められるようになった。【編集:高橋大地】
腐敗が蔓延しているのかと思っていたら、インドネシアにもまともな大臣もおられるのですね。これは、益々、もめそうですね。
何と、インドネシアは以前にも中国の騙されて大変な目に会っているそうです。それでも、中国を採用するとは、やはり、腐敗の根は深そうです。
グローバルニュースアジア -Global News Asia-より 2016年2月2日
中国に騙される! 欠陥旅客機の二の舞か、高速鉄道計画に不信感広がるーインドネシア
2016年2月2日、遅れている中国の高速鉄道計画について、インドネシア国民の間では、中国に対する不信感が広がっている。日本製ではなく、中国製の導入を決めたジョコ政権に対しての非難も多い。
以前、素晴らしい仕様書に騙されて、粗悪航空機を導入させられたことがあったからだ。それは、中国製プロペラ旅客機MA60(中国名は新舟-60)。墜落や多くのトラブルを起こす欠陥機だった。
インドネシア国内で2011年5月、墜落事故を起こし25名が死亡した。この他にも、車輪が出ず胴体着陸を行った時に胴体が2つに折れるなどの事故も 発生。先進国での導入実績はなく、中国の航空機専門家も設計や製造の稚拙さを指摘しており、中国国内でも危険な機体との認識が広まって、四川航空などは運 航を取止めたほど。インドネシアでは、購入禁止機種に指定した。高速鉄道についても、安全面について疑問の声や不信感が広がっている。【編集:高橋大地】
それにしても、中国の恐ろしさは限度が無いようですね。鉄道ばかりか、欠陥飛行機まで平気で売りつけるんですね。流石、人の命なんて何とも思って無い国だけのことはあります。
それでも、採用する国があるのも恐ろしい話です。
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