◇私がクマにキレた理由(2007年 アメリカ 106分)
原題 The Nanny Diaries
staff 監督・脚本/シャリ・スプリンガー・バーマン、ロバート・プルチーニ
撮影/テリー・ステイシー 美術/マーク・リッカー
衣裳デザイン/マイケル・ウィルキンソン 音楽/マーク・スオッゾ
cast スカーレット・ヨハンソン クリス・エヴァンス アリシア・キーズ ドナ・マーフィ
◇子守のねえや
昔、それなりの家には、ねえやがいた。
子守をする若い女性のことで、
ねえやの多くは住み込みで、
童謡にも歌われてる。
ところが、このシステムはいつの間にやら日本から無くなった。
ぼくが知らないだけなのかもしれないんだけど、
ぼくの知るかぎり、どこの家にもねえやはいない。
ベビー・シッターすら少なくなってるし、
事件をひきおこしたりしたベビー・シッターまで出る始末だ。
ところが、欧米はそうじゃなくて、
大人が夜出かけるときには、かならず、ベビー・シッターを置く。
置かないと罰せられる国もあるようで、
まあ、ぼくとして当たり前だとおもうんだけど、
ベビー・シッターを頼んで夫婦でお出かけするなんてことは、
まずもってこの国では聞いたことがない。
家政婦さんがいる家はあるし、子供の世話もすこしだけ見てくれるけど、
かといって、この映画のようなナニーがいるかといえば、おもいあたらない。
ただまあ、このところ、
洋の東西を問わず、ベビー・シッターの質は低下しているのか、
あるいは、頼む方も疑り深くなってるのか、
監視カメラを仕込んでいる家庭も少なくなくなってるらしい。
だからといって、
クマに隠しカメラとか仕込まれてたら、そりゃキレるわね~。
以下、関係ないながら、
スカーレット・ヨハンソンは、ほんと、ハリウッドで可愛がられてる。
いったいどこがいいのか、いまひとつよくわからないんだけど、
子役の時代からすくすくと育っている気がするんだよね~。