◇RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語(2010年 日本)
鉄道好きな人はたくさんいても、
鉄道嫌いな人はそんなに多くはないだろう。
とかっておもっちゃうのは、ぼくが鉄道好きだからだろうか?
といっても、
ぼくは単に好きってだけで、
この映画に出てくる車輛がデハニ52・53とかってことは知らなかった。
そりゃあ、
機関車や電車のフィギュアを見るのは好きだし、
そういうものが展示してあるBARとかにも何度か行ったし、
これから先も、鉄道関連のところには出かけてみたい気もする。
でも、それくらいなものだ。
だからとはいえ、
会社を辞めて鉄道の運転手に生きがいを見出す、
っていう気持ちがわからないわけじゃない。
もちろん、郷土愛めいた感情もわかる。
わかるけど、
故郷に戻って再就職するかって聞かれると、
そりゃ勘弁してちょうだいなと答えちゃう。
都会に出てきた連中の内、
少なくない人達がそんなふうに答えるんじゃないだろか。
作品中、美術セットは一所懸命に作られてるし、ことに車輛はたいしたものだ。
往年のデハニ52・53を改修したそうだけど、いやまじ、よくやってる。
そういうことからすると、
絵づくりは丁寧な気がしたよ。