Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング422. 小説:小樽の翆351. 小春の制服 

2021年04月04日 | Sensual novel

 

 生協で買い物をしていた。翆の書き出しリストを持って買い出しが終わり、窓側のテラスでアイスクリームを食べていた。

あら制服姿の小春がやってくる。

「今年から中学生なんだ。小春も夕飯の買い物なの」

小春「うん。制服の試着、これ明菜姉ちゃんのお下がり。明菜姉ちゃんがスカートは短い方が格好いいというのでミニにしちゃったの。それでぇースタイルがいいから喜んで着ていたわけ。でも小春は、なんかパンツが見えそうで・・・、これへんくないーー」

「プハッ!(笑)頭デッカち、いやいや、そんなもんだろう。パンツなんかみえたっていいじゃん」

小春「そんな事いうのはオジサンだけよ!!。絵具がついているしなんかボロだよね。やっぱり変だよねぇーーー!」

裏に織り込んであるから長く延ばせるんじゃない

小春「少し伸ばせるかなぁー。これアタシがすんの?」

「だってぇー、アチキじゃできないよ!!!」

小春「脱いでオジサンにやってもらおうと思ったけどなぁー」

「はあ、その間小春はパンツ姿でいるわけ?」

小春「あたしのパンツ姿をチラチラとみたいでしょ?。見たくないのーーー

「いや、そういうことじゃなくてさぁー・・・」

小春「フゥーーん、アタシのパンツ姿を見たくないんだぁ・・・。女の子に対して失礼よ!」

「ハアーーっ!!!、なんか珍奇な展開だな!?・・・」

話題を変えたろ!。

「どこの中学校?」

小春「せいえん中学校」

「公園の側だ。どんな字書くの?」

そういって曇った窓に小春が指で書いてくれた。

小春「菁園」

「それで"せい"と読ませるのかぁー!」

小春「公園の側、まだオジサンと会えるね」

「会えるどころか学校の窓からみえるけどぉー」

小春「やっぱ、ママに裾直ししてもらおうっと・・・・」

小春もユウ君とセックスしたぐらいだから顔だけは立派に女だし、小学校の頃は格好が良かったのに、何故か中学校の制服を着ると突然ダサくなるなぁー。

頭が歩いて行くみたいだな。そのうち眼もなれるんだろうけど。

外は陽が沈みつつ、夕焼けが綺麗だ。

・・・・

もう雪が融けてしまった小樽の街である。

コメント
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