Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング424. 小説:小樽の翆353. 小春の小学校の思い出

2021年04月06日 | Sensual novel

 

 小春との話は、まだ続く。

少し話題が途切れたので、ありきたりの質問で・・・

「小学校で一番の思い出は何?」

そしたら待ってましとばかりに・・・・

小春「そりゃぁ、ユウ君との初体験よ!!。それサイコウ。だって美希姉ちゃんが脚色してオジサンに話したでしょう、でも実は大変だったんだぁー」

ああ、余計な質問をしちまったか・・・

小春「だってねぇー、ユウ君たら金精様のお堂にきたらぁー、『なんか起たないよぉー、精子君がでるかなぁー、またにしようよ』なんて言い出すのよ。ここまで準備して、またはないからねぇー。またで妊娠したらどうすんのよって、いったの。早くパンツ脱げよ!って。そしたらユウ君は渋々とね・・・」

できなきゃ無理チャウのぉーーー。

小春「今日が一番の安全日だから、今日しかないって感じ。それで、パパの本にあったギリシャ神話のエロスの神様に目一杯お願いしたの。この子のおちんちんを立たせてあげてくださいって、小春を女にしてくださいって」

ほう、なんか生け贄をささげて願いする様はインカ帝国みたいだなぁ・・・

小春「そしたら奇跡よ!、起ってきたの、でも精子君がでるかどうかはわからないのよね。だから、またエロスの神様にお願いしたの。精子君を飛び出させてくださいって。そしたら揉んでいたら、ウルウルと濡れてきたの。こりゃいけそうだというので、ユウ君の上にのっかって、腰を落としたんだ。もちろん美希姉ちゃんから痛いから女性上位でやれよなっていわれてたから」

なんか生唾がでそうな話だなぁーー。

小春「少し入れると痛いの、でも萎んだら悲しいから、眼をつむってエロスの神様お願いって叫んで腰を下ろしたの。もうギャーーという痛さだったけど、奥まで入ったの。それからユウ君が頑張って精子君を出してくれたんだぁー」

小春が弾みがついたように一気にしゃべりまくった。

「そりゃ、目一杯の思い出になるよねぇー」

小春「でしょう、やっと精子君を出してユウ君をオトコにしたから、男の子って超大変なのよーーー。私って世話好きかなぁー」

「そういうお世話は、男にとってはサイコウだよね」

小春「私って、お節介な女なの(笑)」

「ハハハ・・・、さて、そろそろお腹が空いた。帰ろうか」

そんな長話ができるぐらいに陽が長くなってきた。

小春と手をつないで生協の階段を降りていった。

・・・

もう春が近い小樽だ。

 

コメント
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