感染症実効再生算数値の推移をみなから、この時期に北海道庁がだしている緊急事態宣言も終わるとする予測は的中した。
京都も緊急事態宣言が解除された2月28日、私は小樽へ出かけた。感染が納まる頃では雪がなくなってしまう。
天気予報は強い寒気団の予報。雪景色を見たければ、今年最後の訪問チャンスか!。
瀬野尾明夫さんの写真集「冬の岬」を思い出す。
この写真集にある寒気団下の吹雪いているランドスケープが見たい。
だがいつもの旅気分ではない。
感染症で招かれざる者が街を訪れ、こちらは少し後悔で心が萎えそうな気分。
でも緊急事態宣言は、関西も北海道も終わったので国民の義務は果たした。
それにダイエットで8kg減量を達成し身体が動くようになったばかりだ。
旅の準備が煩わしい。
当日シニア割引でJALやANAを使う方法もあるが便数が少なく、そして混んでいるから、午前の便で乗れないと夕方便に回される可能性もある。それで乗れなければ、旅を諦めざるをえないのでリスキーだ。
Jatstarは運行していない。
予約してコンスタンスに飛んでいるのはpeachぐらいだ。
また、これか・・・、peachの持込手荷物7kg以下が悩ましい。
荷物預け入れチケットでは帰路最終リムジンバスへの接続時間が少なくリスキーだから、持込手荷物だけのチケットにした。
撮影機材が3.3kg、ノースフェイスのリュック1kg弱、残り2.7kgで重たい防寒用のインナーを詰めると、それだけで7kg。
これでゆくか・・・。
常宿のリトルバレルは営業していない。
といって運河沿いのホテルは、強い吹雪の中をホテルにゆく気分は最悪だし、夕食で繁華街へ出かけるのも難儀だ。
だから海沿いのホテルは、冬の小樽で避けたい場所だ。
幸い繁華街の近くにオーセントホテルがある。
駅から商店街のアーケードの下を歩くとホテルの裏玄関があり、ベーカリーがあり、銭湯が付いている。
これだな、あとはリトルバレルでもらった宿泊案内裏にあった周辺飲食地図を握りしめて・・・。
・・・
小樽駅前発6時50分の路線バスで積丹半島へ通った。
余市の街を通過する。
雪かきをしている人々の姿が目にとまる。
ガバッと足を広げて踏ん張り背の高さぐらいの雪をかき分けているオバハンの股間に眼がゆく・・・。
一句浮かぶ。
俳人に送ったら手直ししてくれた。
"雪かきのオカンの股間にエロスかな"
「田舎のおばさんが図らずしも醸し出すエロチシズムはなかなか乙なモノだと思います」、と解説してくれた。
・・・
寒気団を真ん中に挟んだ旅程は正解だった。
寒気団が来た日、北海道はJR特急が運休し、飛ばない空の便もあった。
もう少し滞在したいほど撮影のしがいがある冬のランドスケープだった。
だから帰路のエア・チケットが邪魔だ。
帰路は予約しなければよかった、これが唯一の後悔。
小樽は、舞鶴まで予約不要のカーフェリーがあった。苫小牧に出れば敦賀行きのフェリーもある。
昔の北前船というわけではないが、小樽と関西は海の航路でつながっている。
それを思えばチケットは片道だけ予約すれば十分だった。
(3月4日記)
2021年3月2日 北海道中央バス積丹線
NikonDf,Distagon25mm/F2.8
1)ISO6400,露出補正0,f/8,1/3200
2)ISO5600,露出補正0,f/8,1/4000
3)ISO6400,露出補正0,f/8,1/2500
4)ISO6400,露出補正0,f/8,1/4000
5)ISO6400,露出補正0,f/8,1/200
6)iphon7,ISO32,3.99mm,露出補正0,f/1.8,1/25