さて少しフィルム画像を続けようか。
美国訪問初日は、フィルム機材に25mm、デジタル機材に50mmのレンズをつけていた。
デジタルとフィルムで撮る、これが今回の目的の一つだった。
これ以外の機材を持参しなかったのが正解だった。
そもそも零下の気温で手袋をはめてボタンなんか突っつけないよ。
バスの前面座席に座り、海岸線と道路をワイドで撮そうという魂胆は、瀬野尾明夫さんの写真が記憶にあったからだ。
時代が違うし、滞在日数だって根性だって違うので、迫力ある写真は撮れそうもないが、それでも一応真似してみないとね・・・。
美国の集落は、大概の所は歩いてゆける規模だ。
道の両側に私の背の高さ以上の雪が積み上げられている。
そんな道を漁港に向かって歩くと茶津トンネルがある。
これを抜けると民宿の脇から海へ降りて行く道がある。
夏の日の近郊の人達のレジャーの場なのだろう。
そんな道は絵のモチーフだ。今度描いてみよう。
・・・
帰りしな余市のバス停から乗ってくる女の子のストッキングにみとれていた。
多分雪国仕様のストッキングは暖かいのかもしれない。
若い女の子の美脚に感動する・・・。
2021年3月1日 積丹町美国
NikonF3HD+MD4、Carl Zeiss Distagon25mm/F2.8T*、Tri-X
フィルム現像:写真弘社