慢性骨髄性白血病と分かった息子を思い、一人で悩み我慢してきた喜美子が「なんで武志なの、なんで、なんで、武志が何か悪いことしたの」と幼馴染の照子にぶつける場面は、涙が出ました。「なんでも言いや』と喜美子の我慢してきたことを吐かせ、受け止めるシーンは、脚本家として、よく考えたストーリーでした。NHK連続ドラマ『スカーレット』の本日の放送でした。頑張り屋の喜美子、好青年に育った武志、幼馴染の照子と信作、もうひとりハチさん、まだまだいるつや子さんや大久保さん、勿論、はちゃめちゃの父ちゃん、優しいおかーちゃん。こんなにドラマの人物に心が響き渡ったのはかつてなかったようです。老いが近づいてきたでしょうか。