この時期になると、気になるのがべテルギウスの超新星爆発のこと。いつ起こってもよい時期から今後数百年後かもしれないとは、人間社会では、極超アバウトすぎる見解だが、宇宙が誕生した138億年の歴史においては、ほんのちょっとのことだ。現在、南の空を見上げれば、冬の大三角のシリウス、プロキシオンと頂点をなすベテルギウスの変光ぶりがここ数年、注目されている。もし、今大爆発するば、昼間でも十分見える光を放つ異常な状態が見れるのである。それでも、ベテルギウスが、大爆発したのは、室町時代のことであることをつけ足していかねばならない、そんなスケールが宇宙の世界である。人間の日々の小さな出来事なんかケセラセラでいきたいものである。