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京・三条通りの『みすや針』の17代目に聞く

2016-07-25 07:08:52 | 人物・人材
京都は着倒れと言われ、針は京都文化の象徴でもある。その造る技術を知れば知るほど、実用工芸品と思うほどである。針先の角度は、繊維を傷つけずに、繊維間をくぐり抜けやすいように、針は、糸が引っかからずに糸切れもしにくいように丸穴。針の先は硬め、穴部は柔らかめ、胴部分は弾力を持たせ、随分工夫が施されていることを知った。
『みすや針』(三条通り)は、東海道五十三次の始発点、江戸日本橋からは旅の終着点にあり、荷物にならない良質の京土産と喜ばれ、旅人によって全国に知れ渡ったという。『池ノ端針』の家号で店を今の場所においたのが江戸初期。現在十七代目の優しい穏やかな表情のご主人からいろいろお聞きしました。
・1651年より宮中の御用針司となり、『みすや』の家号は、後西院天皇より賜わる。
・御所で針を造っていたが、清めの意味とその技術が秘であったことから、御簾(みす)の中で作業する。天皇がそれをご覧になって名付ける。
・現在では、日常、ほとんど使われていない裁縫針。お土産品、特に外人に喜ばれている。
・日本針の生産の90%が、広島市内。




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